質以外にもちゃんと拘ろう
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
です。
はじめに
新しい商品やサービスを考えるとき、
質さえ良ければ大丈夫
って思っていませんか?
私はそう思っていました。
そうとは限りません。
商品を考える時、質だけを考えていてはうまくいかないこともあります。
では、質以外にどんなことを考えれば良いでしょうか?
この章では、
マーケティングでの”商品”の話
について書かれています。
とにかく良いものを作ろう
初めてビジネスを立ち上げようとしている人はつい考えがちです。
でも、質以外にも考えることはあります。
一緒に”商品”について考えましょう。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- 独立しようと考えている人
- 新しい商品やサービスを考えている人
- マーケティングを勉強をしている人
そもそも”商品”って何?
そもそも”商品”って何でしょうか?
これから売るもの
利益をもたらしてくれるもの
という感じでしょうか。
しかしそれでは、売れないものや利益をもたらさないものは商品ではないということになります。
では、無料のアプリはどうでしょうか?
インスタやXなども基本は無料です。
無料のため、
- 売っているわけではない
- それだけでは利益をもたらさない
です。
かといって、無料でもアプリはその会社の商品と言えます。
では、商品って何でしょうか?
本書では、
問題解決のための
いろいろな便利機能がセットになったもの
出典:「ウサギくんと少年ルッコラのマーケティングの物語」より
と書かれています。
そしてこの”もの”とは、サービスや経験・人に場所などいろいろなものが当てはまります。
モノだけが商品ではありません。
つまり、
誰かの問題や悩みを解決してくれるモノやコトが商品
なのです。
そのため、商品を考えるときは、誰かが抱えている問題も探す必要があります。
問題や悩みと繋がることで商品になります。
質以外の価値
「はじめに」でも書きましたが、商品は質さえ良ければ良いというわけではありません。
つまり、問題解決さえできればOKというわけではありません。
なぜなら、
商品の価値はそれ以外にもあるから
です。
例えば、すごく吸引力が強い掃除機があったとします。
その掃除機は、どんなゴミでも吸い取ってくれます。
質が良い掃除機といえます。
しかし、
- 1分しか持たない
- 強すぎてゴミ以外も吸ってしまう
- 見た目が気持ち悪い
- 電気代がすごくかかる
などがあったらどうでしょうか?
どれか一つでもあると買いたくなくなる理由ができてしまいます。
このように、
商品には質以外にも重要な価値がある
のです。
商品の価値
商品の価値は、
- 基本価値
- 便宜価値
- 感覚価値
- 観念価値
の4つがあります。
一つ一つ見ていきましょう。
基本価値
商品の価値の一つ目は、
基本価値
です。
基本価値とは、
それがないと、商品として成り立たなくなってしまう
最低限の価値
出典:「ウサギくんと少年ルッコラのマーケティングの物語」より
です。
掃除機なら掃除をする
などのことです。
こちらの価値を上げていうことが、よく言う”質を良くする”ということにつながります。
掃除ができないと掃除機ではないですね。
便宜価値
商品の価値の二つ目は、
便宜価値
です。
便宜価値とは、
買う人がその商品を便利に、
簡単に使えると言う価値
出典:「ウサギくんと少年ルッコラのマーケティングの物語」より
です。
掃除機で言うと、
吸引力が強い・軽い・持ちが良い
などです。
この価値がその商品の特徴になることが多いです。
感覚価値
商品の価値の三つ目は、
感覚価値
です。
感覚価値とは、
感覚に訴え、商品をより楽しく使える価値
出典:「ウサギくんと少年ルッコラのマーケティングの物語」より
です。
つまり、
視覚・味覚・聴覚・嗅覚・触覚にいい影響を及ぼす価値
のことです。
掃除機で言うと、
おしゃれな形・カラフル
などです。
逆に、見た目が良くないものの場合、感覚価値が下がってしまうこともあります。
見た目が気持ち悪いものでは、どんなに性能が良くても使いたくない人もいますね。
観念価値
商品の価値の四つ目は、
観念価値
です。
観念価値とは、
その商品を持つことや使うことに
なんらかの意味や物語を感じさせる価値
出典:「ウサギくんと少年ルッコラのマーケティングの物語」より
のことです。
有名人が使っているものと同じものなだけで、
欲しいなぁ
と思う人もいます。
また、何百年前に作られたものというだけで、
貴重なものなんだろうなぁ
と思います。
このように商品にストーリーをつけるものを観念価値と言います。
終わりに
今回は、
マーケティングでの”商品”の話
についての本を紹介させていただきました。
商品を考えるとき、
質を重視しよう
ものが良ければ絶対大丈夫
と他を何も考えない人もいます。
基本価値だけを見てしまっています。
でも、質以外にもちゃんと考える必要があります。
それが、
- 便宜価値
- 感覚価値
- 観念価値
です。
性能だけを見るのではなく、
ライバル商品との差を作ろう
見た目にもこだわろう
と基本価値以外の価値も考えましょう。
この本では、他に
「コンセプトのマーケティング」
「広告のマーケティング」
についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
奥付
本は、人の知識の宝庫です。
一冊の本を全て取り入れるのは大変です。
そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。
それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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