世の中で使われている色の工夫|葛西紀巳子『売れるお店の色彩学』

ビジネス

色や明るさで味覚を変えられます

こんにちは、一生と言います。

今回ご紹介する章は、

です。

はじめに

まず最初にあなたに質問です。

この二つならあなたはどちらを買いたいですか?

一生
一生

私なら右を選びます。

右の方が美味しそうに見えます。

実際に色から得る印象は人によって異なります。

一生
一生

人それぞれ好きな色は違います。

しかし確実に言えることは、

同じものでも色の見え方でイメージが大きく変わる

ということです。

つまり、

色は商品を売るための重要なファクターの一つ

なのです。

でも、どんな色がいいかなんてわからない人も多いですよね。

この章では、

実際にお店などが使っている色の工夫

について書かれています。

Aくん
Aくん

色を変えても実際のものは変わらないから別に良いじゃん

Bさん
Bさん

もっと性能とかに時間を使おうよ

と思うかもしれません。

でも、色を変えてみるのは、

  • 商品の形を変える
  • 味を変える
  • 性能を変える

などよりもコストも安く済みます。

そのため、商品開発の時に色もちゃんと考えてみましょう。

それではよろしくお願いします。

こんな人にオススメ!!

  • マーケティングの勉強をしている人
  • 商品開発の仕事をしている人
  • 色彩学を学ぼうとしている人

当てる光の色でより魅力的に

実際に使われている色の工夫の一つ目は、

商品に当てる光の色

です。

今の電球は、

電球色

昼白色

など色がいくつかあります。

一生
一生

一つの電球で変えられるものもあります。

どの色の光を当てるかでその商品のイメージがグッと変わることがあるのです。

例えば、食材やお弁当などの料理です。

電球色

昼白色

の方がよりよく見せることができます。

なぜなら、

温かみを与える

フレッシュさを与える

からです。

電球色のように温かみのある色を当てることでより食材にも温かみが際立つからです。

逆に、昼光色の照明では冷たさが強くなります。

スーパーマーケットを思い出してみてください。

  • 揚げ物:電球色
  • 飲み物;昼白色

であるお店が多いです。

一生
一生

温かいものは温かい色・冷たいものは冷たい色を当てているということです。

このように光を利用して、商品をよりよく見せることができるのです。

周りの色で味覚を刺激する

実際に使われている色の工夫の二つ目は、

ケーキなどの周りの色

です。

この二つならどちらの方が甘いを思いますか?

一生
一生

私はピンクの方が甘いように見えます。

このように、

商品の周りにある色でイメージする味覚を変えることができる

のです。

一生
一生

これは洋菓子店などでよく使われています。

薄いピンク

より甘く

淡いグリーン

甘さ控えめ

に見せることができます。

一生
一生

淡いグリーンはミントっぽく感じて甘さを抑えてくれそうです。

そしてこれを、食べ物本来の色を変えるのではなく、周りのものを使って色から味を連想してもらうようにするのです。

そのため、

  • 紙ナプキン
  • 周りの壁

の色を相手の求めている味覚に合わせた色にしてみましょう。

一生
一生

甘さ控えめのケーキを食べたい人に売りたいなら淡い緑などを近くに置いてみましょう。

色や明るさでも”バリアフリー”

実際に使われている色の工夫の三つ目は、

階段など段差のある場所での色

です。

点字ブロック

階段

などは周りと違う色になっていることが多いです。

なぜなら、

自然と目が捉えやすくして注意喚起をするため

です。

一生
一生

点字ブロックはどこも黄色ですね。

もし、階段などの段差があるのに周りと同じような色ではどうなると思いますか?

Aくん
Aくん

段差に気づかなくて転びそうになった

なんてことになりかねません。

一生
一生

気づけないなら起こり得ます。

そうならないように、段差の箇所に色に違いをつくることで、できる限り気づきやすくしているのです。

また今では、階段の段差の部分に電気をつけてあることもあります。

一生
一生

こんな感じの階段です。

これも、

色と明るさで段差があることを教えてくれている

のです。

一生
一生

もちろんオシャレ目的でもあると思いますが。

このように、

色や明るさの違いを作ることがバリアフリーへの配慮になっている

こともあるのです。

終わりに

今回は、

実際にお店などが使っている色の工夫

についての本を紹介させていただきました。

この記事では、

  • 当てる光の色でより魅力的に
  • 周りの色で味覚を刺激する
  • 色や明るさでも”バリアフリー”

の三つを紹介しました。

色や明るさを変えることでも、相手に与える印象を変えることができます。

せっかくみんなに買ってもらう商品であるならより良く見えるように工夫してみましょう。

一生
一生

特に食べ物への印象は正反対になることもあります。

この本では、他に

「実際に売れた色・気になる色」

「店舗の特徴を作る色」

についてなどが書かれています。

この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。

奥付


本は、人の知識の宝庫です。

一冊の本を全て取り入れるのは大変です。

そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。

それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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