コスト削減だけでなく、付加価値の向上を考えよう
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
伊賀泰代さんの
「生産性 マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの 第3章:量から質の評価へ」
です。
あなたは、”生産性”とは何だと思いますか?
私は、生産性 = 効率化 = コスト削減と考えていました。
つまり、物やヒトの無駄をなくして必要最低限にすることです。
しかし、”生産性”=コスト削減と考えてしまっていては、一定のところまでしか価値が見つけられません。
なぜならコストは、
一定のところで限界に達する (ゼロ以下にはできない)
出典:「生産性 マッキンゼーが組織と人災に求め続けるもの」より
からです。
当然、人を雇うには最低限のお金はかかります。
それに、光熱費などの固定費はゼロ以下にすることはできませんね。
つまり、「生産性 = コスト削減」と考えては、
下げられるところまで下げたら、それ以上の見込みはない
ということです。
なので、増やして作る生産性にも目を向けましょう。
この章では、
増やす生産性 (付加価値の向上)
について書かれています。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- 生産性を上げたいと考えている人
- コスト削減以外にできることはないか探している人
生産性とは、”付加価値の向上”
生産性を上げる方法はコスト削減以外に、
付加価値の向上
出典:「生産性 マッキンゼーが組織と人災に求め続けるもの」より
があります。
コスト削減は、”減らす”考え方であり、
付加価値の向上は、”増やす”考え方ですね。
コスト削減以上に、こちらは大切です。
なぜなら、
付加価値を上げていく方向での生産性向上には、理論上の上限がない
出典:「生産性 マッキンゼーが組織と人災に求め続けるもの」より
からです。
先ほども書きましたが、コストはどんなに頑張ってもゼロ以下にはできません。
対する付加価値というものは、増やす考え方のためどれだけでもつけることができます。
その分、その価値を見つけることが難しいですけどね。
なので、生産性を考えるときは、常にコスト削減ばかりを考えるのではなく、
何か新しい価値を付け加えられないか
も考えましょう。
成長とは生産性を上げること
「成長する」とは「生産性が上がる」ということに他なりません
出典:「生産性 マッキンゼーが組織と人災に求め続けるもの」より
仕事は決まったことを常にちゃんとし、空いた時間は他のことを勉強する。
これってあなたはどう思いますか?
空いた時間まで勉強するなんて、すごく向上心のある人だ。
と思う人もいるでしょう。
しかし、
成長するとは、新しい知識を習得することではなく、それを駆使して生産性を上げること
なのです。
当然、知らないより知っている方が良いでしょう。
しかし、知識を頭に入れて終わりにしていませんか?
恥ずかしながら、私はずっと頭に入れているだけでした。
会社のためではなく自分のためだけに勉強していました。
それでは、会社にとっては何も成長していないのと同じですね。
その知識を仕事に活かしてこそ、成長できるのです。
時間の増減は生産性に直結しない
仕事に付加価値をつけるために、残業してがんばるぞ!
と考えていませんか?
それでは、あなたが保ちません。
確かに、
生産性を上げるには”付加価値の向上”が大事
といいました。
しかし、それは無理して仕事して価値を作るということではありません。
「仕事の生産性を上げること」=質のコントロール(向上) です。
出典:「生産性 マッキンゼーが組織と人災に求め続けるもの」より
そのため、
長い時間をかければ良いものができる
という考えはなくしましょう。
時間 (量) をコントロールするのではなく、生産性 (質) をコントロールするのです。
つまり、
時間を「増やせば良い」「減らせば良い」ということは、生産性に直結しない
ということです。
時間の増減で満足してはいけないということですね。
あくまで必要なのは結果 (生産性の向上)です。
まとめ
今回は、「生産性の考え方」についての本を紹介させていただきました。
最近よく生産性という言葉を聞きます。
しかし私のように、
生産性 = 効率化 = コスト削減
のみと考えていませんか?
生産性には、
付加価値の向上
という考えこそが重要です。
コストの削減には限界があるためですね。
もちろん、コスト削減の方が考えるのは簡単なため、誰でもそちらに目を向けがちです。
しかし、本当に生産性を上げたいのなら、
限界のない”付加価値の向上”
にも目を向けましょう。
この本では、他に「生産性向上のための4つのアプローチ」や「チームの生産性向上」についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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