ロジカルシンキングにはどんな考え方があるの?|大石哲之『3分でわかるロジカルシンキングの基本』

ロジカルシンキング

演繹法・帰納法

こんにちは、一生と言います。

今回ご紹介する章は、

大石哲之さんの

「3分でわかるロジカルシンキングの基本 第1章:論理的に「考える」コツ」

です。

前回、ロジカルシンキングの伝え方の本を紹介させていただきました。

一生
一生

こちらです。

この章では、

ロジカルシンキングの考え方

について書かれています。

ロジカルシンキングには、

演繹法・帰納法・弁証法

出典:「3分でわかるロジカルシンキングの基本」より

この3パターンに集約されています。

一つ一つ、特徴と欠点があり読んでみて、特に”演繹法と””帰納法”は繰り返し練習すれば、仕事でも使えると思える内容でした。

それではよろしくお願いします。

こんな人にオススメ!!

  • なかなか自分の伝えたいことが相手に伝わらない人
  • ロジカルシンキングの「考え方」を知りたい人

暗黙のルールを飛ばしてはいけない”演繹法”

ロジカルシンキングの考え方の一つ、演繹法は、

“〇〇だから××”を細かくして結論を出す思考法

です。

誰かと話すとき、「〇〇だから××になるんだよ」と伝えて相手に”?”と思われたことありませんか?

これは、〇〇と××の間に何か相手の知らないことがあるからです。

知らないことがあれば、理解できないのは当然です。

そのため、上手く伝えられないときなどは、何か間に説明を忘れていることはないか探してみましょう。

すなわち演繹法とは、

相手がすでに知っている情報を組み合わせて結論を出す方法

ということです。

一生
一生

自分が知っているからと言って、相手が知らないことを飛ばしては理解してもらえません。

自分の知っている「暗黙のルール」を相手も知っていると思って話して、もし知らなかったらどうなると思いますか?

Aくん
Aくん

なんでそうなるの?

Bさん
Bさん

ここが繋がらない・・・

このように当然伝わりません。

なぜなら、その「暗黙のルール」を聞き手が知らないからです。

一生
一生

知らなければわかってもらうのは当然難しいです。

会社や業界の常識を他者などに置き換えて考えてみる

このように”応用”して仕事に活かしたり、アイディアを出すために考えるのは大切です。

しかし、そのアイディアを相手に伝えるときに自分の業界の説明を飛ばしてしまっては伝わりません。

なので、まずその「暗黙のルール」となっている部分を見つけ、それはなぜルールとなっているのかを考えるのが大切です。

ジュースばかり飲んじゃダメ

子供の時に言われたことあるのではないでしょうか?

これでは、なんでダメなのか納得できない子もいるかもしれません。

これを演繹法で考えると、

  1. ジュースばかり飲む
  2. 糖分をたくさん摂る
  3. 糖尿病になるかも
  4. だからたくさん飲むのはダメ

実際にはこのように細かくすることで納得できるのです。

一生
一生

ジュースに糖分が含まれているのを知らないとただダメと言われていると思います。

納得性が重要な”帰納法”

ロジカルシンキングの考え方の二つ目、帰納法は、

いくつかのことから類似点をまとめて結論を導き出す

思考法です。

例えば

ある一軒のスーパーがあるとします

その店は、

  • 駐車場が混んでいる
  • 従業員が増えてきている
  • 近くのライバル店が潰れた

このことより、

そのスーパーは経営が良いのだろう

と考える。

一生
一生

このようにいくつかの状態から一つの答えを導き出します。

本で著者は、

帰納法は『理科の実験』のように

個々の実験を積み上げて、

全体を明らかにするというイメージ

出典:「3分でわかるロジカルシンキングの基本」より

と言っています。

つまり、確率であり統計的な考え方になります。

すなわち、観察事項が多ければ多いほど正確性は増しますが、その観察事項の取り方が偏ってしまったり曖昧であった場合、間違いにたどり着いてします恐れがあります

そのため、帰納法で結論を導き出したら、

もう一度納得できるか考えてみる

ようにしましょう。

一生
一生

よくよく考えたら無理があるような結論になっているかもしれません。

対立から本質を生み出す”弁証法”

ロジカルシンキングの考え方の三つ目、弁証法は、

二つのことの対立からより高いことを導き出す思考法

です。

本書では、

哲学的な真理などを導き出すときに使う思考法

出典:「3分でわかるロジカルシンキングの基本」より

とも書かれています。

一生
一生

別名「アウフヘーベン」とも言います。

2つの対立する事柄を、どちらにも否定することのない一つの新しい事柄にできないか?を考える思考法です。

こちらは、ビジネスの問題に応用するのは難しいそうです。

終わりに

今回は、

ロジカルシンキングの3つの論理パターン

についての章を紹介させていただきました。

3つとは、

  • 演繹法
  • 帰納法
  • 弁証法

です。

仕事では、特に”演繹法”と”帰納法”を組み合わせて結論を出したほうが伝わりやすいということがわかりました。

この本では他に、

「論理的に伝えるコツ」

「実践するコツ」

についてなどが書かれています。

この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。

奥付


本は、人の知識の宝庫です。

一冊の本を全て取り入れるのは大変です。

そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。

それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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