風格を得よう|枡野俊明『リーダーの禅語』

ビジネス

失敗しても全てを失うわけではない

こんにちは、一生と言います。

今回ご紹介する章は、

枡野俊明さんの

「リーダーの禅語」

第1章:「風格」-世の中に、部下に、恥じない生き方ができるか-

です。

あなたは、リーダーには何が必要だと考えますか?

一生
一生

私は、リーダーには

部下を守れるだけの知識と信頼

が必要と考えます。

人によって、理想のリーダー像というものがあると思います。

本書では、

「風格」「育成力」「平常心」「行動力」「信頼力」がなければいけない

出典:「リーダーの禅語」より

と書かれています。

この5つの中で私が一番気になったのは、

風格

です。

なぜなら、

一生
一生

風格ってどうやって身につくん?

と思ったからです。

  • 育成力:伝える力を鍛える
  • 平常心・行動力:自信をつける
  • 信頼力:行動と結果を出していけば自ずとついてくる

と私は考えました。

しかし私は、風格を得る方法を思い浮かべることができませんでした。

この章では、

禅語から風格を得る考え方

について書かれています。

一生
一生

一緒に風格を得る方法を学びましょう。

それではよろしくお願いします。

こんな人にオススメ!!

  • リーダーになりたい人
  • 風格をつけたいと思っている人

失うものは何もない

本来無一物ほんらいむいちもつ

出典:「リーダーの禅語」より
意味

人は生まれながらにして持っているものは何もない。

我が身一つでこの世に生まれてきた

リーダーになった時、あなたは何を得た思いますか?

一生
一生

私はあまり上の立場になったことはありません。

しかし、年下の子たちが入ってきたときは

守るべき部下を得た

と思いました。

他にも、

地位・収入・成果など

いろいろなものを得ることがあるでしょう。

そして、誰でも

得たものを失いたくない

と考えます。

一生
一生

一度経験してしまったら戻りたくはないですよね。

つまり、失敗を恐れて何もできなくなってしまいます。

それがリーダーと言えるでしょうか?

誰だって失敗は嫌です。

できることならしたくありません。

しかしそれでは、

失敗もなければ成功もない

のです。

失敗しても、全てを失うわけではありません。

失ったものはまた得られるように頑張ればいいのです。

大事なのは、

失敗しないことではなく、失敗を次に活かすこと

です。

失敗は、最後に成功すれば全て過程に変わる

のです。

一生
一生

「あの失敗があったから成功した」

と聞くことがありますよね。

リーダーは自分を信じて

「何があっても、裸一貫ではじめりゃいいさ」と覚悟を決めてください

出典:「リーダーの禅語」より

その時、風格がついてくるのです。

部下に任せきりになってはいけない

どう横経よこみちもの弧危こきなり

出典:「リーダーの禅語」より
意味

広い道を行くのが安心と思うが、それほど危険なことはない

人は、

選択が迫られたらみんなが通った広い道を選ぶ

ことが多いです。

理由は、

広いからみんなが選んでいるから

でしょう。

そこに、自分がありません。

全く経験のない人なら、それもしょうがないかもしれません。

しかし、リーダーはそれではいけません。

その広い道は本当に成功した人が通った道ですか?

よく探せば、もっと広い道はないですか?

それを考えてみましょう。

つまり、

自分の行く道は、人任せにしてはいけない

出典:「リーダーの禅語」より

ということです。

リーダーは選択を迫られたら、

こういう理由があるからこっちを選ぶ

と自分を主体で決めましょう。

自分で判断していれば、それが成功経験となります。

その結果、ぶれることなく自信もついてくるのです。

知識と経験を得よう

形直影端

(形直かたちなおければ影端かげただし)

出典:「リーダーの禅語」より
意味

美しい姿をしている人は、影まで美しい

美しい姿とは、

体・心の内奥に満ちている自信が外にまであふれ出ているもの

出典:「リーダーの禅語」より

です。

一生
一生

外に溢れ出るくらいの自信を持つ

ということですね。

自信を持つには、知識と経験が必要です。

この知識と経験は、一朝一夕で得られる者ではありません。

日々積み重ねることで得ることができるのです。

豊富な知識や経験が体中に満ち満ちていて、それらを縦横無尽に、

柔軟に駆使することができると、どんなことにも前向きに取り組んていける

出典:「リーダーの禅語」より

まとめ

今回は、

禅語から風格を得る考え方

についての本を紹介させていただきました。

私がこの章で学んだ一番のことは、

失敗しても全てを失うわけではない

ということです。

私の場合は、立場が大きく上がったことがないため、

収入が大きく増えたわけではない・地位が大きく上がったわけではない

です。

しかし、自分についてきてくれる後輩ができた時は、

この子たちを失いたくない

とすごく感じました。

そのため、自分より後輩を優先したこともあります。

しかし、

それこそがいい先輩ではない

と気づきました。

リーダーの風格とは、

存在そのものが威厳に満ち、しかし傲慢ではなく、

振る舞いは常に謙虚であること

出典:「リーダーの禅語」より

と書かれています。

全て失いたくない人に合わせるのではなく、

自分が決めた道にその人たちが自然とついてきてくれる

それがいいリーダーなのです。

この本では、他に

「禅語から得る育成力・平常心」

についてなどが書かれています。

この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。


本は、人の知識の宝庫です。

一冊の本を全て取り入れるのは大変です。

そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。

それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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