行動してもらう伝え方|渡辺啓太『データを武器にする』

勉強

相手が理解してこそ行動してもらえる

こんにちは、一生と言います。

今回ご紹介する章は、

渡辺啓太さんの

「データを武器にする」

第1章:データは伝え方がすべて

です。

あなたは、統計学を学んだことがありますか?

一生
一生

私は今学んでいます。

今、ビッグデータという言葉をよく聞きます。

これは、パソコンによりたくさんのデータから統計学を用いて

分析や予測ができるようになった

からです。

一生
一生

よりたくさんのデータがあるほど

信頼できる分析ができるからですね。

しかし、統計学を学んだだけでは、うまく使いこなせません。

なぜなら、

分析をする人とそのデータをもとに実際に作業する人が異なることが多い

からです。

分散・標準偏差・決定係数

一生
一生

統計学を学んでいなければ、

この値の意味がわからないですよね。

わからない言葉で伝えても使うことはできない

のです。

そこから行動に繋がらない分析や予測は、ただの数字です。

大事なのは、

行動につながるように伝えられること

です。

この章では、

行動に繋がる伝え方

について書かれています。

一生
一生

行動して初めてデータに意味が生まれるのです。

そのためにも、どう伝えれば行動できるのかを一緒に学びましょう。

それではよろしくお願いします。

こんな人にオススメ!!

  • 分析は得意なのにうまく伝えられない人
  • お店などの経営分析を担当している人

文字より画像やグラフ

データはとにかく視覚に訴える

出典:「データを武器にする」より

データから分析予測するということは、主に計算です。

計算するということは、結果も数字や文字で求めることになります。

その結果をそのまま伝えていませんか?

それでは、相手はその時その時で頭に文字や数字を思い浮かべることになります

なので、その結果を

文字ではなく画像やグラフ

にしましょう。

はっきりとしたイメージを持ってもらうためには、文字情報より画像です

出典:「データを武器にする」より

文字より画像の方がたくさんの情報を持っています。

それに、数字ばかりでは眠くなってしまう人もいます。

なので、

視覚でイメージできるように伝える

ことを心がけましょう。

目標と比較することもある

数字を見せる場合は、逆に他人と比べることもあります

出典:「データを武器にする」より

目標が高ければ高い分、

その差が大きく表されてネガティブになってしまう

と思いますか?

ただ差を見せるだけでは暗くなってしまうこともあります。

一生
一生

それは良いことではありませんよね。

しかし、その比較に

どうすればそこへ近づけるか

を加えたらどうでしょうか。

今はすごく遠いけれども、これを続ければ目標に近づける

と一歩が踏み込めるのです。

するべき行動も伝えることで、目標値が

差を見て暗くなるのではなく、将来の自分に置き換えることができる

ようになるのです。

一生
一生

「これを続ければ、自分もこうなれるんだ」

と一歩が踏み出せますよね。

大事なのは、その分析から何をすべきかを伝えることです。

これにより、

目標は遠いものではなく近い存在に感じることができる

ようになるのです。

どんなに遠くても、道を間違えなければ近づいていけるのです。

その道を教えることが分析する人の仕事です。

情報の入れ過ぎに注意

情報は「腹八分」が適量

出典:「データを武器にする」より

分析した情報をすべて伝えれば良いというものではありません。

分析とは、データが多いほど正確になりやすいです。

一生
一生

3日間より300日間から平均を出した方が

正確な平均だと思いますよね。

しかし、持っているからと全てのデータを入れて分析する必要があるでしょうか?

100年続いている飲食店の分析

100年全てから求めた平均

ここ15年ほどから求めた平均

どちらも重要な分析結果です。

しかし、同じお店の同じ平均でも役割は変わってきます。

来年再来年の予測をしたい時には、

ここ15年ほどから求めた平均の方がより近い分析になる

と考えられます。

なぜなら、

100年前では人も時代も全然違うから

です。

このように、持っている情報全てを伝える必要はありません。

伝えたいことは何か、必要なデータは何か、

データの取捨選択、供給量はこちらでコントロールする必要がある

出典:「データを武器にする」より

のです。

まとめ

今回は、

行動に繋がる伝え方

についての本を紹介させていただきました。

今では、たくさんの会社がデータから分析予測をしています。

しかし、分析をしている人と実際に行動する人が異なることもよくあります。

その時に、分析結果を伝えるだけでは、

一生
一生

分析からこういう傾向にあります。

Aくん
Aくん

でどうすればいいの?

となってしまいます。

そうではなく、どうすればいいかも伝えることで、

一生
一生

こういう傾向にあるから、〇〇して××をしましょう。

なるほど、わかりました。

と思ってもらえることが大事なのです。

私がこの章で学んだ一番のことは、

分析することはその人に一歩を踏み出してもらうことだ

ということです。

一生
一生

よく考えればとても当たり前のことですね。

一歩を踏み出せない分析では価値がなかなか見つけられません。

踏み出してもらうには、

  • どう伝えればいいか?
  • どの情報を伝えればいいか?

などの取捨選択をして伝えましょう。

どんなときでも伝えるには、相手になるほどと思ってもらうことが大事なのです。

この本では、他に

「数字より大切なもの」や「情報戦を制するには」

についてなどが書かれています。

この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。


本は、人の知識の宝庫です。

一冊の本を全て取り入れるのは大変です。

そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。

それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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