人を批評しない人になるには|藤本一司『「論語」と「西洋哲学」』

勉強

人を知り自分に足りないことを見つけましょう

こんにちは、一生と言います。

今回ご紹介する章は、

藤本一司さんの

「「論語」と「西洋哲学」」

第2章:「身体」と「安らかさ」

です。

つい人を批評してしまうと言うことありませんか?

一生
一生

私はあります。

いけないと理解しているつもりですが、

頭の中でなんでこれくらい考えられないんだろう

と考えてしまっていることがあります。

誰でも一度や二度はあると思います。

というよりも、一度や二度しかない人がすごいと思います。

しかし、

人のことを悪く言うのはいけない

と言うことも理解していますよね。

では、なぜつい人のことを批評してしまうのでしょうか?

この章では、

人を批評しないようにするには

について書かれています。

それではよろしくお願いします。

こんな人にオススメ!!

  • すぐに人を批評してしまう人
  • いけないとわかっているけれども、気づいたら悪口を言ってしまっている人

なぜ人を批評してしまうか

なぜ、批評してしまうのでしょうか?

それは、

人を批評すると不安から目を逸らすことができる

出典:「「論語」と「西洋哲学」」より

からです。

誰でも不安に思うことあります。

その不安を取り除く方法の一つとして、

他人の話題に熱中する

出典:「「論語」と「西洋哲学」」より

ことがあります。

一生
一生

確かに、他人の話をしているときは

自分を切り離して考えることができるため、

不安を忘れることができますよね。

つまり、人を批評してしまう原因の一つは、

自分の不安を忘れたいから

と考えられます。

人を批評している暇などない

子貢しこう人をたくらぶ。
のたまわく、けんなるかな。
われすなわいとまあらず。

訳としては、

子貢が人を比較し批評していた。

先生が言われた、『賜は賢いんだね。まあ私などにはそんな暇はない』

出典:「「論語」と「西洋哲学」」より

です。

孔子の弟子に対する皮肉ですね。

つまり、

周りの人を批評する暇があるのなら、自分のことを考えなさい

と言うことです。

先ほど、

人を批評してしまうのは、自分の不安を忘れるため

と書きました。

あくまで、忘れるだけなのです。

不安がなくなるわけではありません。

一生
一生

不安を思い出すたびに人を批評する

わけにもいきませんよね。

なので、人を批評するのではなく、自分の不安を取り除く方法を考えましょう。

自分に足りないことを見つけよう

ひとおのれをらざるをうれえず、ひとらざるをうれうるなり。

意味としては、

人が自分を知ってくれないことに気にかけないで、

人を知らないことを気にかけることだ

出典:「「論語」と「西洋哲学」」より

です。

誰でも、人より上にいたいと考えることがあります。

なぜなら、

自分より下に誰かいれば不安を忘れられるから

です。

だから、人を批評します。

それでは、自分は成長できません。

大事なことは、

人を知ること

です。

人を知ることで、自分に足りないことが見えてきます。

足りないことが見つかったら、

足りるように努力する

のです。

努力は

自分に自信をつけるため・不安をなくすため

にあるものです。

間違った方向に努力をしないためにも、

人を知り、自分に何が足りないのか

を見つけましょう。

まとめ

今回は、

人を批評しない人になるには

についての本を紹介させていただきました。

誰でも、

人を下げたり批評したりしてしまう

ことあります。

しかしそれは、

自分の不安から一時的に逃げている

だけです。

一生
一生

自分より下の人を作る

それだけで不安は忘れられます。

しかしそれでは、また不安を思い出すだけです。

不安から逃げるよりも、不安を消すことを考えましょう。

そのために大事なのは、

自分が人を知ること

です。

人にあって自分にないものを知ることで、

不安の原因がわかる

のです。

原因がわかれば、あとはそれをなくすように努力をしましょう。

努力することで自信がつけば、

人を下げる必要もなくなる

のです。

つまり、

人を批評することがなくなる

と言うことですね。

間違っても、

人を批評することからは自分に足りないことを見つけることはできない

のです。

この本では、他に

「知ると言うこと」や「人を敬うこと」

についてなどが書かれています。

この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。


本は、人の知識の宝庫です。

一冊の本を全て取り入れるのは大変です。

そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。

それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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