「一言」で説明できるように考えながら読もう
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
西岡壱誠さんの
「「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく東大読書」
第3章:整理読みで難しいことも「一言」で説明できる
です。
よく、
彼は地頭がいいよね。
などと聞いたことありませんか?
地頭とは、勉強して得た知識でなく、
「素の頭の良さ」「自分で考える力」
出典:「「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく東大読書」より
です。
ちょっと聞いただけで
その人の言いたいことが大体わかってしまう人いますよね。
こう聞くと、
持って生まれたもの・身につけようがないもの
に感じませんか?
答えはNoです。
実は、「地頭」は、本の読み方を変えるだけで鍛えられるもの
出典:「「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく東大読書」より
です。
つまり、ただ読むだけではダメということですね。
この本では、
「地頭力」を鍛えるために必要な「5つの力」
が書かれています。
その中でもこの章では、
要約力を身につける整理読み
について書かれています。
要約力
それは、読んだ長い文を短くまとめる力です。
一緒にまとめられる読み方を学びましょう。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- 学んだ知識を人に伝えるのが苦手な人
- 「要するに〇〇」と言えない人
地頭に必要な「要約力」
地頭がいいとされている人ができることの一つに、
一言で説明できる
出典:「「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく東大読書」より
と言うことがあります。
つまり、
要約力
です。
1冊の本を読んだ後に、
本の内容を友人に伝える
ことがあると思います。
この本はどんな本か・ここがこうよかった
などを話すことありますよね?
自分の好きな本なら、一言で説明できることもあるでしょう。
しかし、読んだ本でそれができますか?
私はできません。
好きな本でも難しかったです。
本書では、
一言で言い表せなけば、わかっていないのと同じ
出典:「「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく東大読書」より
と書かれています。
厳しいですね。
自分でわかっていても人に教えられないのではいけない
と言うことですね。
そのため、本を読むとき・何かを学ぶときは、
要するに何なのか
出典:「「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく東大読書」より
を考えながら読むようにしましょう。
なぜ、要約できないのか
読んだこと人に説明するのは難しいです。
なぜなら、
わかった気になってしまう
出典:「「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく東大読書」より
からです。
私は本を読むとき、
ただ文字を読んでいる
ことがあります。
日本語の本なので、
読むだけで身につくことは少ないですよね。
私と同じような経験ありませんか?
読んだページ数は増えています。
しかし、今読んだことが思い出せない。
それでは、結局もう一度読むことになりますよね。
では、
なぜ読んだ気になってしまう
のでしょうか?
単純に本が長いから
出典:「「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく東大読書」より
です。
人から話を聞く時、話が長い人と短い人なら、短い人の方がいいですよね。
なぜなら、
集中力は時間と共に落ちていくもの
だからです。
しかし、結論だけの本では読む側は理解できないこともあります。
説明や例が載っている方が理解しやすいですよね。
そのため、本は長いのです。
その結果、
段々と他のことを考えてしまいわかった気になってしまう
のです。
考えながら読まないと、
ついただ読んでしまうと言うことですね。
説明や例などの情報を整理する「整理読み」
長い本から、情報を整理して「一言」で説明できるようになるための読み方
それが、
整理読み
出典:「「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく東大読書」より
です。
この整理をするの重要なことが、
要約読みと推測読み
です。
整理するには、
著者が伝えたいこと
それを補足するためのこと
を分ける必要があります。
一言でまとめる時に必要なのは前者ですね。
これをうまく分けられるようになる読み方をしましょう。
要約読み
要約読みとは、
読んだ章などの中から「要約的な一文」を探してまとめる
ことです。
よく、
- 最初と最後の近くの文
- 「しかし」の後の文
に著者の主張が多いですよね。
そのような箇所を注意しながら読んでみましょう。
推測読み
推測読みとは、
次にどんな文章が来るかを考えなが読む
出典:「「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく東大読書」より
読み方です。
小説を読んでいる人は自然とやっている人が多いのではないでしょうか。
小説を読みながら、
この後どうなるんだろう
と自然と次の展開を予測しています。
これと同じように、推測してみましょう。
慣れてくれば、
「話の流れ」を掴むことができる
出典:「「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく東大読書」より
ようになってきます。
流れを掴むことができれば、要約するための一文を見つけるのも得意になっていきます。
まとめ
今回は、
読んだ本を一言で説明できるようになる読み方
についての本を紹介させていただきました。
今は本を読む人が減っていると聞きます。
月に1冊読まない人の方が多いようです。
だからと言って、
本を読んでいる自分はすごい!
と思ってはいけません。
大事なのは、
読む量ではなく身についた量
です。
この身についた量が増えるほど、地頭力が鍛えられるのです。
つまり、地頭をつけるとは、
「知識を増やす」勉強ではなく、「考える力」を身につける
出典:「「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく東大読書」より
ことなのです。
そのためにも、
整理読み
を意識しましょう。
「つまりどう言うことか」を考えながら読む
ということですね。
ポイントは、
著者が伝えたいこと
それを補足するためのこと
を分けることです。
著者が言いたかったことをきちんと理解できてはじめて、
「自分で考える」ことができるのです。
出典:「「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく東大読書」より
この本では、他に
「読み込む力の上げ方」や「論理の流れの見方」
についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
本は、人の知識の宝庫です。
一冊の本を全て取り入れるのは大変です。
そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。
それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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