「読んだ内容は忘れる」が大前提
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
山口周さんの
「読書を仕事につなげる技術」
第5章:情報の「イケス」をつくれ
です。
何か新しいことを学ぶときに、〇〇学の入門書から読むことありますよね。
- 入門書から読んで難しいことを学ぼう
- 入門書を読んで仕事に活かそう
私もまずは入門書を3冊読んでから
次に行くようにしています。
しかし、いざ難しい箇所へ行ったり、仕事で使おうとしても、なかなかできません。
なぜなら、忘れてしまう箇所があるからです。
ところどころ忘れていては、
人に教えることもできないですよね。
しかし、世の中には、すごいたくさんのことを知識として使えている人がたくさんいますよね。
この章では、
仕事で使える知識を得るための教養書の読み方
について書かれています。
まずは、どのように読むかから学びましょう。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- 学んでも仕事などでなかなか活かせない人
- 教養書の中身を全部覚えようとしている人
「読んだ内容は忘れる」が前提
読んだ本の内容を忘れないようにするにはどうしたらいいだろう?
と考えたことありませんか?
私はあります。
せっかく読んだのだから、
頭には入れておきたいと思っていました。
しかし、その考えは早めに変えたほうが良いです。
なぜなら、
読んだ内容は、遅かれ早かれ、すべて忘れる
出典:「読書を仕事につなげる技術」より
からです。
読んだこと、習ったことを全て覚えておける人はとても稀です。
自分がその稀に入っていたら、
「忘れないようにするにはどうすればいいか」
と悩むこともないですよね。
そのため、忘れないようにすればどうすればいいかではなく、
どうやったら読んだ本の内容を忘れても大丈夫な仕組みを作れるか?
出典:「読書を仕事につなげる技術」より
を考える必要があるのです。
最初から忘れてしまうものと諦めましょう。
インプットとアウトプットをつなげる抽象化
リベラルアーツの読書を仕事につなげるために、やらなければいけないこと。
それは、「抽象化」です。
出典:「読書を仕事につなげる技術」より
読んだものは、いつか忘れてしまいます。
それはどうしようもありません。
忘れてしまっては、仕事につなげられません。
ではどうすればいいでしょうか?
それが、
抽象化
です。
抽象化とは、
- 要するに〇〇ということ?
- つまり、〇〇ということ?
と説明ができることです。
抽象化ができることにより、
内容を簡潔にできる
他でも応用ができる
ことにつながります。
数学の公式のようなものですね。
数学では、解答をそのまま覚える人はいません。
公式を覚えますよね。
読んだことを丸々覚えるのではなく、
自分なりの公式にして理解しやすくする
ということです。
そして抽象化のポイントは、
最後の「?」がつくこと
です。
なぜなら、抽象化は自分で行うものであり、
仮説
だからです。
真実ではなく仮説
つまり、
違っていてもいい
のです。
大事なのは、
自分で抽象化しようとすること
です。
間違ってもいいから自分で「要するに」でまとめてみることで、自分の知識になっていくのです。
本を汚く読む
あなたが今まで読んだ本は、そのままブックオフなどで売れる状態ですか?
本を読むのが好きな人には、
その本を汚したくない・折れるのも嫌
とすごく大切にする人が多いです。
私も以前はそうでした。
理由もなく汚したくないと思っていました。
しかし、本から学んだ知識を仕事に活かしたいなら、
本を「ノート」だと思ってどんどん書き込む
出典:「読書を仕事につなげる技術」より
ようにしましょう。
学生時代に、教科書にアンダーラインや書き込みをしませんでしたか?
リベラルアーツとなるような教養書も教科書を同じです。
学んで未来に生かすために読むもの
です。
教科書の場合は、それがテストのためということです。
本とは、
さまざまな書き込みがなされることで作品として完成するもの
出典:「読書を仕事につなげる技術」より
なのです。
まとめ
今回は、
仕事に繋げる教養書の読み方
についての本を紹介させていただきました。
私がこの章を読んで学んだ一番のことは、
どうすれば忘れないかは考えない
ということです。
ほとんどの人がいつか忘れてしまいます。
どうすれば忘れないかで悩んだ時点で、自分もそのほとんどの人です。
なので、
学んだ知識を他のことに使えるようにするにはどうすすればいいか
を考えるようにします。
これが
抽象化
です。
学んだことを他のことでも使えるようにする。
これが、
仕事でも使うことができる知識になる
ということです。
この本では、他に
「仕事に繋げる読書の大原則」や「ビジネス書の読み方」
についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
本は、人の知識の宝庫です。
一冊の本を全て取り入れるのは大変です。
そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。
それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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