器の大きい人になるには|田口佳史『超訳 論語 「人生巧者」はみな孔子に学ぶ』

ビジネス

寛大な中にちょっと厳しさも必要

こんにちは、一生と言います。

今回ご紹介する章は、

田口佳史さんの

「超訳 論語 「人生巧者」はみな孔子に学ぶ」

第3章:もっと「器の大きな人」になる

です。

論語

ってどんな本だと思っていますか?

  • 昔の人が書いた歴史本
  • 難しくて読むことのない本

と思っていませんか?

確かにいきなりそのまま読むと、

難しくて全然読めない

というようになることのある本です。

一生
一生

私は一度断念しました。

しかし、

論語はビジネスマンなら一度は読むべき本

と言われるくらいたくさんの経営者が読んだ本です。

つまり、

仕事で悩んだ時などのヒントを与えてくれる本

なのです。

この章では、

「器の大きな人」になるための考え方

について書かれています。

一生
一生

常に焦らず対処できる人ってチームにいたら心強いですよね。

自分がそうなれるように、論語から考え方を学びましょう。

それではよろしくお願いします。

こんな人にオススメ!!

  • 常に冷静な判断ができるようになりたい人
  • 小さいことにも「イライラ」してしまう人
  • 会社で一つのチームのリーダーを任された人

上に行くほど”分をわきまえる”

八佾はちいつていわしむ。

これをばしのくんば、いずれをかしのからざらんや。

出典:「超訳 論語 「人生巧者」はみな孔子に学ぶ」より
意味

立場をわきまえず、トップにしか許されないことを平気っですることは僭越だ。

これが許されたら、いずれいつでも偉そうに振る舞うようになるだろう。

立場が上がれば自分が偉くなったと勘違いしてしまう人もいます。

だからと言って、トップの人と同じように偉ぶって言いわけがありませんよね。

一生
一生

実際にトップになったからといって

偉ぶって良いとは思いませんよね。

どんなに偉くなっても、

「器の大きい人」は偉ぶることない

のです。

それなのに、今偉ぶってしまったら誰も注意もしてくれなくなります。

一生
一生

注意されなければ、なかなか直せませんよね。

つまり、

実際上に行けたとしても「器の大きい人」ではない

ということです。

「器の大きい人」とは、

偉くなっても”分をわきまえる”

出典:「超訳 論語 「人生巧者」はみな孔子に学ぶ」より

ものです。

常に、分をわきまえて自分の振る舞いに気をつけましょう。

上下関係は「立場」でなく「感謝」が築く

きみしん使つかうにれいもってし、しんきみつかうるにちゅうもってす

出典:「超訳 論語 「人生巧者」はみな孔子に学ぶ」より
意味

目上の人は部下に対して礼儀をわきまえて接し、

部下は目上の人に対して嘘偽りない心で接する

自分が上の者だとして、俺は偉いんだというような態度をとっていたら部下は信頼してくれると思いますか?

また逆なら、あなたは上司を信頼できますか?

一生
一生

私は無理です。

何よりそんな人を「上の者」と思いません。

このように、立場だけでは信頼関係は築けません

そのため、

立場で上下関係を気づこうとする人は「器の大きい人」にはなれない

のです。

大事なのは、

れいちゅう

です。

あなたが上の者なら、周りに感謝をする

あなたが下の者なら、上の者に嘘をつかない

一生
一生

れい」とは「礼」ですね。

このように、

上司と部下の間に、感謝の気持ちが流れているのが理想的な上下関係

出典:「超訳 論語 「人生巧者」はみな孔子に学ぶ」より

です。

理想的な上下関係を作れる人が、上からも下からも信頼される人です。

つまり、

それが器の大きな人

ということです。

ミスには寛大に、手柄にはちょっと厳しく

かみかんならず、れいしてけいせず

出典:「超訳 論語 「人生巧者」はみな孔子に学ぶ」より
意味

目上の者は目下の者に厳しくするだけではいけない

寛大な心で許すことも必要である

後輩がミスをしたとき、あなたならどうしていますか?

一生
一生

私はほぼ許しています。

というより、年下の子たちを怒ることが私はできません。

ミスをしたらここぞとばかりに怒鳴っていませんか?

それではいけません。

ミスは誰にでもある者です。

一生
一生

上でも開きましたが、

立場を利用していては器は大きくなりません。

「ミス = してはいけないこと」ではなく、

同じミス = してはいけないこと

なのです。

たった一度のミスを怒っていては、器の大きな人にはなれません。

また、本書では、

手柄にはちょっと厳しく

出典:「超訳 論語 「人生巧者」はみな孔子に学ぶ」より

と書かれています。

どんなミスも許し、手柄を立てたらたくさん褒めてくれる

そうすれば、良い信頼関係は築けると思いますよね。

しかしそれでは、なんだって許されるチームになりかねません。

一生
一生

そのようなチームを上司は100%信頼できるでしょうか?

ここでいう「器の大きい人」は、

上司にも部下にも信頼される人

です。

つまり、「器の大きい人」とは、

基本的には寛大、でもちょっとの厳しさもある人

なのです。

一生
一生

寛大の中に「ちょっと」の厳しさが必要ということです。

奥付

題名:「超訳 論語 「人生巧者」はみな孔子に学ぶ」

発行日:2018年04月10日 第1刷発行

著者:田口佳史

出典「超訳 論語 「人生巧者」はみな講師に学ぶ」より

まとめ

今回は、

「器の大きい人」になるための考え方

についての本を紹介させていただきました。

私がこの章で学んだ一番のことは、

寛大な中にちょっとの厳しさも必要

ということです。

私の中で、

「器の大きい人」 = どんな時も怒らない人

という考えがありました。

そのため、

  • 小さなことでイライラしない
  • 急なことが起きても困らないように自分を向上させる

これが「器の大きい人」になるために大事と考えていました。

一生
一生

自分でなんとかできるのだから、

「厳しさ」なんていらないと思っていました。

しかし、ちょっとの厳しさも必要なのです。

褒めることは必要ですが、褒めすぎてはいけない

ということですね。

また本書では、論語とは

いつ読んでも、どこから読んでも、生きる道標となる言葉にぶつかる

出典:「超訳 論語 「人生巧者」はみな孔子に学ぶ」より

本と書かれています。

つまり、

仕事以外でも悩みを抱えている人にもおすすめの本

ということです。

一気に解決するのは難しいかもしれませんが、

一つの考え方として学ぶことができ、頭がすっきりする

こともありますよ。

この「一生の一章blog」でも、論語についての他の本も紹介したことがあります。

この本では、他に

「道理にかなっているのか」や「自己向上」

についてなどが書かれています。

この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。


本は、人の知識の宝庫です。

一冊の本を全て取り入れるのは大変です。

そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。

それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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