成長したいなら捨てることも考えよう
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
有馬賴底さんの
「人生は引き算で豊かになる」
第1章:こだわらない、とらわれない -“執着心”を捨てる練習
です。
もっと成長したい・もっと上に行きたい
たくさんの人が思うことですよね。
向上心とは良いものとよく言われます。
自分を成長させていくと、人に勝つことも経験できるようになります。
しかしそのうち、
自分の成長よりも人に勝つことが目的になってしまう
人もいます。
そうなると、今持っているものが手放せなくなります。
それが、執着心です。
その執着心が時には成長の邪魔になってしまうことがあります。
この章では、
「成長したい」時の禅語
について書かれています。
時として、自分の成長にこの「執着心」が邪魔になることあります。
そのため、「捨てる勇気」を学びましょう。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- もっと成長したいと思っている人
- 一つのことにこだわりすぎている人
- つい人と比べてしまう人
過去の成功を捨てよう
好事不如無
出典:「人生は引き算で豊かになる」より
好事も無きに如ず
どんなに良いことでも、ないに越したことはない
こちらを読んで「?」になりませんか?
良いことはずっと覚えていたいですよね。
しかし本書では、
良いことが起こったとしても、それに囚われ、執着してしまえば、
それはすでに「良いこと」ではなくなる
出典:「人生は引き算で豊かになる」より
と書かれています。
大事なのは、
どんなに良いことがあってもそれに執着せず次に進むこと
です。
本当に成長できる人とは、
過去の栄光にすがらず今成長することを考えている人
ということです。
良いことがあったらその時は大喜びしましょう。
しかし、次の日にはいつも通り成長することを考えましょう。
過去の努力を捨てよう
応無所住而生其心
出典:「人生は引き算で豊かになる」より
応に住する所無くして、而も其の心を生ずべし
執着心から離れた人は、とどまることなく、
さまざまな対象物に心を向ける
何か一つのことにこだわり、そこで一番を目指す
すごく良いことですよね。
一つのゴールに向かってずっと努力することは、誰にでもできることではありません。
問題は、
そのモチベーションでずっとい続けられるか
です。
あの時は、こうなりたいと思っていたけれども
今は、「こっちになりたい」と思うことありますよね?
その時、
「今までやってきたことが無駄になる」と考えてしまい次にいけない
なんてこともあります。
しかしその場合は、
捨てて次に行くのも良いこと
です。
そもそも、心というのは移ろっていくもの
出典:「人生は引き算で豊かになる」より
一つのことにしがみつく方が自然ではないのです。
一つのことを頑張ることはいいことです。
しかし、いろいろなことに手を出すこともいいことです。
執着せず「あらゆる物事に心を寄せる」ようにしましょう。
その先に本当の価値がある
百尺竿頭進一歩
出典:「人生は引き算で豊かになる」より
百尺竿頭に一歩を進む
すでに到達した極点より、さらに向上の歩を進める
過去の成功や努力に執着せず、常に一歩進むことをしてきた人は、目的地に到達できたかもしれません。
そこには並外れた努力があるでしょう。
そのため、目的地に着いた時満足してしまう人もいます。
ずっと目指していた場所につけたら、
満足するのもわかりますよね。
しかし、
本当の価値は、その先にあるとすら言える
出典:「人生は引き算で豊かになる」より
のです。
ずって目指していた場所に着けた
常に成長できる人には、これも次の日には「過去の成功」になるのです。
つまり、執着せず次の目標へ進むということですね。
奥付
題名:「人生は引き算で豊かになる」
発行日:2017年04月04日第1刷発行
著者:有馬賴底
出典「人生は引き算で豊かになる」より
まとめ
今回は、
「成長したい」ときの禅語
についての本を紹介させていただきました。
私がこの章で学んだ一番のことは、
目的地に着いたことも次の日には過去の成功になる
ということです。
私も一度学生の時に、一つ大きな目標を立てたことがあります。
その目標に向けて3年間努力した結果、達成できました。
その時は、一人ですごい喜びました。
その後、1ヶ月ほど満足し続けていたと思います。
「もう当分努力したくない」なんて思っていました。
今にして思えば、その時間はもったいなかったです。
しかし、本当に成長したい人は、それすら過去の成功にし、執着しないのです。
例え、
- 目的地が変わっても
- 目的地に着いても
今までに執着せず、先に進む人が成長できる人と学びました。
頂と思われる地平にも、まだ先はあります。
そして、その先へ進もうとする姿勢こそが、本当に大事なことなのです。
出典:「人生は引き算で豊かになる」より
この本では、他に
「どんな日も最高の1日にする」や「悩みから自由になる」
についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
本は、人の知識の宝庫です。
一冊の本を全て取り入れるのは大変です。
そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。
それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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