大事なのは「内容」よりも「状況」
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
苫米地英人さんの
「人を動かす「超」話し方トレーニング」
第2章:人の心を動かす <情動的話し方編>
です。
友人や家族に共感や感動してもらいたい
と思ったことありませんか?
最近、本屋などでよく「話し方」「伝え方」の本が並んでいますよね。
そのほとんどが「仕事」での「話し方」「伝え方」の本です。
しかし、話し方には
「他人」への話し方と、「家族」への話し方の、二つがある
出典:「人を動かす「超」話し方トレーニング」より
と書かれています。
確かに、仕事とプライベートでは話し方が変わってきますよね。
本書ではこの二つを、
「他人」への話し方
論理的話し方
「家族」への話し方
情動的話し方
と書かれています。
そして、情動的話し方が、
共感、感動、好意、あるいは逆に反感、怒り、敵意といった
感情の部分を引っ張り出して、それを利用する
出典:「人を動かす「超」話し方トレーニング」より
話し方です。
つまり、共感してもらいたいなら「論理的話し方」ではない
ということですね。
この章では、
周りに共感をしてもらえる情動的話し方
について書かれています。
先ほど書いたように、情動的話し方は共感だけでなく反感も引っ張ってきます。
そのため、
使う場所を考えて使う
ようにしましょう。
頭の硬い目上の人へのプレゼンに使用したら、
大批判を喰らうかもしれませんw
気をつけましょう。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- 家族友人に共感してもらいたいことがある人
- 近い人の感情を動かせる話し方を学びたい人
ポイントは「話す状況」
「情動的話し方」の場合、
「話す状況」さえできあがっていれば、
「話す内容」は実はあまり重要ではない
出典:「人を動かす「超」話し方トレーニング」より
と書かれています。
「内容に意味がない」というわけではありませんよ。
内容は普通でも良いということです。
例えば、友人からの
見てすぐの
「この映画、面白かった」
数日経った後の
「この映画、面白かった」
では自分への入ってくる感じが違いますよね。
見てすぐの方が「とにかく伝えたい」という感情も入ってきます。
どちらも、言葉は「この映画面白かった」です。
「見てすぐ」なのか「数日経った後」なのかで聞こえっかたが結構変わりますよね。
つまり、
「話す状況」さえできていれば、極端におかしなことでない限り、
何をしゃべっても聞き手の「情動」のほうが
勝手に「いい話」として解釈してくれる
出典:「人を動かす「超」話し方トレーニング」より
ということです。
結局のところ、「話し方」とは相手への「聞こえ方」ということです。
自分と相手の共通のゴールを作る
先ほど、
状況ができていれば内容は普通でも感情は動いてくれる
と書きました。
つまり、問題は状況ですよね。
- 応援しているチームが優勝した時のインタビュー
- 家族の結婚式
など最初から状況ができている時の方が珍しいです。
このように、
人と話をする時、最初から自分にとって良い状況の時は少ない
ですよね。
そのため、
話す前に自分にとって良い状況を作る必要がある
のです。
では、どうすればその状況が作れるでしょうか?
相手の目的=ゴールを知り、
自分の話がそのゴールに合致するものだと思わせて、
相手の情動を引っ張り出す
出典:「人を動かす「超」話し方トレーニング」より
のです。
「ただ相手に合わせているだけ」
に最初は聞こえましたw
つまり、
相手が興味のあることと自分の興味のなることの共通点を見つける
ということです。
自分にとって相手との共通点は、
話しているうちに相手にとっても自分との共通点に思える
ようになりますよね。
お互いに共通点のある話こそが、「良い状況」ということですね。
あなたを相手にとって重要にする
相手の心を動かすには、
相手にとってあなたの重要度が高くなければならない
出典:「人を動かす「超」話し方トレーニング」より
です。
例えば、
友人が言う「面白い映画」
評論家が言う「面白い映画」
映画自体が同じだったとしてどちらがあなたに響きますか?
私は絶対に「友人のいう面白い映画」です。
あなたも「友人」と思いませんでしたか?
これは何が違うかというと、あなたにとっての重要度です。
自分の中で、友人と評論家では重要度は全然違いますよね。
これは、相手にとっても同様です。
その人にとって、
「友人」と「初めて会ったあなた」の場合、感情を動かしやすいのは友人
です。
そのため、
感情を動かしたい相手にとっての重要度を上げる必要がある
のです。
これは初対面では難しいですよね。
何度も話すことで重要度は上がっていくのです。
奥付
題名:「人を動かす「超」話し方トレーニング」
発行日:2010年06月02日初版発行
著者:苫米地英人
出典「人を動かす「超」話し方トレーニング」より
まとめ
今回は、
人に共感・感動してもらう話し方
についての本を紹介させていただきました。
私がこの本で学んだ一番のことは、
感動は内容より状況が大事
と言うことです。
友人に共感してもらいたい話がある時、私はいつも
- どう伝えればこの良さが伝わるか
- どうすれば共感してもらえるか
などを気にしていました。
自分の熱量を伝えるのが一番と思っていました。
そのせいか、なかなか共感してもらったことがありません。
引かれますw
しかし、大事なのは状況を作ることです。
- 自分の伝えたいことは何なのか
- それに対する相手との共通点は何なのか
などを考えて、相手に合わせて話しましょう。
例えば、
結婚式のスピーチで周りを感動させなければいけない
と考えていませんか?
本書でも書かれていますが、
人の感情を動かすのに大事なのは「内容」よりも「状況」
です。
結婚式というみんなが感動できる状況ができています。
そのため、内容は普通のことでも良いのです。
考えに考えすぎて、おかしなことを言ってしまわないようにしましょう。
私は結婚式でスピーチをしたことはないですけどねw
また、この章の情動的な話し方は、「家族への話し方」にたとえられています。
つまり、
仕事先や目上の人に対してはあまり良い印象を与えないこともある
と言うことです。
使うときを考えて使いましょう。
目上の人を説得するときは、
納得できる内容が大事ですよね。
この本では、他に
「仕事と人を動かす話し方」や「二つを結合する話し方」
についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
本は、人の知識の宝庫です。
一冊の本を全て取り入れるのは大変です。
そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。
それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント