茶の湯から学べること|壺中庵 宗長 堀内議司男『男子の茶の湯ことはじめ』

勉強

背筋ピンで集中できる・謙虚さが生まれる

こんにちは、一生と言います。

今回ご紹介する章は、

壺中庵 宗長 堀内議司男さんの

「男子の茶の湯ことはじめ」

第二章:男子茶道教室

です。

茶道や花道をなさっている人って、みんな常に落ち着いているイメージありませんか?

一生
一生

私はそう思っていました。

そして、自分は落ち着きがありません。

  • 機嫌が悪いと小さなことでもイライラしてしまう
  • 集中しないといけないときでも他ごとを考えてしまうことがある

など学んだのに実行できていないことが多いです。

一生
一生

まさに正反対ですね。

そのため、私は前から「茶道」や「花道」に興味があったのです。

自分と正反対のような人の考え方や所作を学べば、

知らないこと・得られること

がたくさんあると思ったからです。

この章では、

茶の湯から学べること

について書かれています。

一生
一生

「茶道」をなさっている方々がどうして落ち着いて見えるのか

を一緒に学びましょう。

それではよろしくお願いします。

こんな人にオススメ!!

  • 「茶道」に興味がある人
  • 落ち着きを手に入れたい人

正座で「集中できる」・「相手に謙虚に向き合える」

「茶道」= 常に正座

というイメージありませんか?

一生
一生

茶室に入ってから出るまで、

常に正座していると、私は思っていました。

正座って長くなるときついですよね。

その時間が長くなればなるほど、足が痺れてきます。

その結果、動こうとすると立てません。

しかし、その正座にも良いことがあります。

正座をすると背筋がピンと伸び、ほどよい緊張感が生まれ、心が研ぎ澄まされる

また、身を正せば、相手に対して謙虚に向き合う気持ちも生まれてくる

出典:「男子の茶の湯ことはじめ」より

のです。

相手に謙虚に向き合える

つまり、落ち着きが持てると言うことですね。

  • ちょっとイライラしているなぁ
  • ちょっと集中できていないなぁ

と思ったら、正座を意識してみましょう。

また本書では、

相手に対して礼を尽くすときは正座をするというのが原則

出典:「男子の茶の湯ことはじめ」より

と書かれています。

つまり、

足を崩して良いときもある

のです。

一生
一生

この時の相手というのは、「人」「モノ」いろいろあります。

そのため、まずは「挨拶をするとき」「お茶・お菓子をいただくとき」「礼を言う時」などのみ正座をしましょう。

少しづつ慣れていき、いつしかずっと正座していてもなんともなくなっていくのです。

自分から直すことで「身に着く」

茶道と聞くと、

いろいろな決まりがあってその通りに動かないといけない

というイメージがありませんか?

徳

「常に正座」「道具はここに置く」など

やることがはっきりしているイメージでした。

そのため、初心者には敷居が高く感じます。

一生
一生

間違えたら嫌だから一回目ができないですよね。

しかし本書では、

自分らしさと臨機応変が堀内式稽古の要

出典:「男子の茶の湯ことはじめ」より

と書かれています。

一生
一生

実は、茶社の堀内先生は

「基本以外は細かいことは言わない」ようにしているそうです。

最初は、「自分らしく」やるのが良いのです。

その「自分らしさ」になれてくると、自分のやり方と他の人のやり方の違いに気づいていきます。

一生
一生

「自分らしさ」が皆同じなんてことはないですよね。

その結果、

何が違うのかを自分で考え、他の人のやり方がいいとわかれば自分で変える

のです。

大事なのは、

自分で違いを見つけ・自分で考え・自分で変える

ということです。

言われて直すよりも、自分で意識して直すと身につきようが違います

出典:「男子の茶の湯ことはじめ」より

仕事などでもそうですよね。

いきなり、後輩に「こう通りにして」と言っても難しいです。

1番大事なことは「結果が変わらないこと」です。

そのため、最初はそこまでの流れは基本を教えて、自分の思いついたようにやってもらいましょう。

その「自分らしい」やり方を続けていくうちに他の人との違いに気づくのです。

そして、「どちらが良いか」を自分で考えて軌道修正していく方が、自分の身に着きます。

一生
一生

これは教える側も同様ですよね。

もしかしたら後輩のやり方の方が「良い」かもしれません。

その時は、教える側が「やり方」を変えましょう。

奥付

題名:「男子の茶の湯ことはじめ」

発行日:2004年07月25日第1刷

著者:壺中庵 宗長 堀内議司男

出典「男子の茶の湯ことはじめ」より

まとめ

今回は、

茶道から学べること

についての本を紹介させていただきました。

私がこの章で学んだ一番のことは、

正座をすることで、緊張感が生まれ、集中でき、

相手に対して謙虚に向き合う気持ちが生まれる

と言うことです。

私はこの正座にこそ、茶道をなさっている方々の「落ち着き」があると感じました。

私は、正座が苦手です。

しかし、その体勢を続けることで相手に謙虚になれるのです。

ちょっとイラッと感じたら正座・集中できてないなぁと感じたら正座

を繰り返すことで落ち着くことができるのです。

そのうち、ただ背筋をピンと伸ばすだけで落ち着けるようになるだろうと思います。

一生
一生

自分から「落ち着き」を作れるのは、良いことですよね。

私は、今でも小さなことでイラッとしてしまうことがあります。

そんなときは、一度正座して落ち着くようにしてみようと思います。

この本では、他に

「世界のお茶」や「茶の湯の知恵」

についてなどが書かれています。

この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。


本は、人の知識の宝庫です。

一冊の本を全て取り入れるのは大変です。

そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。

それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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