「沈黙」も受け止めよう
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
後藤功太さんの
「ダメリーダーでもできた! できるチームを動かす5つのステップ」
STEP3:部下の本音を「認めて」あげよう
です。
なんで自分がリーダーをやらなきゃいけないんだろう
そう思ったことありませんか?
世の中にはたくさんのリーダーがいます。
そのうちの大体の人は、
上司や部下からの信頼が厚いから
などの、いわゆる「できるリーダー」ですよね。
しかし中には、
- その仕事の経験が一番長いから
- 他に人がいないから
- 一番頼みやすいから
などの理由でリーダーになってしまった人もたくさんいます。
私は後者の方が「少ない」と思っていたのですが、
私の周りに聞いてみても結構いました。
頼まれたことで、「よしやるぞ!」と思える人は良いですが、
自分に「リーダーシップ」なんて取れないよ
と考えてしまう人もいますよね。
みんなが困ったら的確な指示を出してくれる
それがリーダーのあるべき姿と思っていませんか?
それだけがリーダーのあり方ではありません!
みんなの知恵や力を借りるのも、立派なリーダーのあり方
出典:「ダメリーダーでもできた! できるチームを動かす5つのステップ」より
なのです。
私は本書を読んでからは、
こちらこそみんなが目指すべきリーダー像のように思いました。
本書は、
そんなみんなの力を借りるリーダーに必要なこと
が書かれています。
その中でもこの章では、
みんなの「本音」を聞けるようになるには
について書かれています。
本音で話し合える間柄って、なかなか難しいですよね。
どうすれば「本音」を言ってもらえるのか一緒に学びましょう。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- 自分に自信がない人
- リーダーになりたくないと思っている人
- リーダーに「なってしまった」と思っている人
まずは「受け止めよう」
仕事をしていれば、自分と周りの意見が異なるときはあります。
そんな時、自分がリーダーだからと言って自分の意見を押し付けていませんか?
一人一人、本音って違うものです。
それを、
自分の意見:正しい・周りの意見:間違い
と決めつけては、いつまで経っても本音を話してはくれません。
そのような人に本音を話そうと思う人はいませんよね。
話したところで、「何も変わらない」からです。
自分の意見と異なった周りの意見
それは、
「間違っている」のではなく、単に「違っている」だけ
出典:「ダメリーダーでもできた! できるチームを動かす5つのステップ」より
なのです。
「間違い」と「違い」
文字が一つはいるだけで、意味は全然違いますよね。
まずは、その違う意見を受け止めましょう。
受け止めてくれた、だから、ちゃんと話し合おう
となるのです。
向こうが受け止めてくれたのだなれたら、
自分も受け止めようと考えますよね。
これこそが、
お互いの違いを認め合い、尊重し合える関係
出典:「ダメリーダーでもできた! できるチームを動かす5つのステップ」より
です。
「沈黙」も受け止めよう
リーダーとして、周りと話をしているとき、黙ってしまう人もいますよね。
そんな人に対して、
- 沈黙はよくないから自分から話してしまう
- 「何も言わない」ということは意見がないと思ってしまう
などをしていませんか?
会議中の沈黙はあまり良いものではないですよね。
何も言わないのなら他の人に振ろうと思ってしまいます。
「何も言わない」=「賛成」
ととってしまいますよね。
そうしないと次に進めないからです。
「サイレントマジョリティ」というものですね。
しかしそれで「本音」は聞けるでしょうか?
「沈黙」すると言うことは、
賛成ではなく「本音」は他にある
かもしれません。
もし本当に賛成ならそう言えますよね。
本書では「沈黙」には、
①自分の考えをまとめている
②どのように伝えるとよいか考えている
③大事なことを言う決心をしている
出典:「ダメリーダーでもできた! できるチームを動かす5つのステップ」より
などがあると書かれています。
つまり、考えているから「沈黙」しているのかもしれません。
なので、「沈黙」=次と考えず、
相手の表情をちゃんと観察し、考えているのならその「沈黙」も受け止める
ようにしましょう。
そうすれば、ちょっと待った後に相手の「本音」が聞けるかもしれません。
沈黙を受け止めることのもリーダーの務め
出典:「ダメリーダーでもできた! できるチームを動かす5つのステップ」より
なのです。
悪い報告ほど褒めよう
後輩や部下がミスをする
そんなことよくありますよね。
リーダーであれば、そのミスを報告してもらう必要があります。
そのとき、すぐに指導していませんか?
しかし、
指導 = 「怒られた」と後輩は思ってしまう
ものです。
「ミスをしたから怒られる」と思いますよね。
そのため、
- 伝えるのを躊躇する
- なんとか隠せないか考える
ことがよくあります。
ミスしたらすぐに「誤魔化せないか」を考えませんか?
誰でもミスをバレたくはないものです。
しかし、報告してもらう必要はあります。
一人の人に起きたミスは他の人にも起こりうることですからね。
対策を打つ必要があります。
そのため、
悪いことでもきちんと報告してきたことを褒める
出典:「ダメリーダーでもできた! できるチームを動かす5つのステップ」より
ようにしましょう。
指導する前に、ちゃんと報告したことを褒めてあげよう
ということですね。
怒られると思っていたのが褒められたため、
相手もまず落ち着くことができる
のです。
指導するにしても、まずは落ち着かせてからですね。
それがあれば、次何かあっても隠そうとは思わなくなります。
大事なのは、
次からは何かあったらすぐに報告しようと思ってもらう
ことです。
「ミスしたこと」「躊躇したこと」はもう変えられません。
なので、次はそうならないようにするための行動をしましょう。
奥付
題名:「ダメリーダーでもできた! できるチームを動かす5つのステップ」
発行日:2014年07月08日 第1版第1刷
著者:後藤功太
出典「ダメリーダーでもできた! できるチームを動かす5つのステップ」より
まとめ
今回は、
みんなの「本音」を聞けるようになるには
についての本を紹介させていただきました。
私がこの章で学んだ一番のことは、
「沈黙」も受け止める
と言うことです。
私も会議を回す役割をしたことがあります。
そのとき、複数人の人の意見を出してもらうため、何人かに話を振ります。
そのとき、「沈黙」してしまったら、
ちょっと答えづらい質問だったかな
と考えすぐに他の人に振るか自分で話を進めていました。
普段、すぐに答えてくれる人のため、
「沈黙」=「答えが見つかっていない」と決めつけていし待っていました。
しかし、今にして思えば、今まとめていたのかもしれません。
会議をする以上いろんな人の話を聞かないと意味がありません。
次からは、
「沈黙」していたらちゃんと顔を見て判断してみよう
と思います。
この本では、他に
「「信頼関係」の構築」や「「相談しやすい雰囲気」の作り方」
についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
本は、人の知識の宝庫です。
一冊の本を全て取り入れるのは大変です。
そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。
それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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