どうすれば「よかった」以外の文章が書けるのか|前田安正『3行しか書けない人のための文章教室』

文章力

他の「よかった」との違いを加えましょう

こんにちは、一生と言います。

今回ご紹介する章は、

前田安正さんの

「3行しか書けない人のための文章教室」

第2章:具体的に書くためのコツ

です。

文章を書くとき、

よかった・嬉しかった

などが多くならないですか?

一生
一生

私は多いです。

そのつもりは全くないのですが、

気づいたら「嬉しい」で終わってます。

どんなに相手に伝えたい文章でも、毎回良い・嬉しいなどの同じ感想では相手に伝わりづらいです。

しかし、気づいたら「よかった」「嬉しかった」に不時着してしまっている。

そういう時、どうすれば良いでしょうか?

この章では、

「よかった」「嬉しかった」などを減らす文章の書き方

について書かれています。

今回も世界陸上楽しかったなぁ

今から来年・3年後が楽しみだ

先日行われた、世界陸上オレゴンが終わったしまった時に、私がTwitterの書こうとした一文です。

見事に伝わらないですよね。

でも、書いているときは気づかないんですよ。

一生
一生

私と同じような人いませんか?

一緒に文章の書き方を学びましょう。

それではよろしくお願いします。

こんな人にオススメ!!

  • うまく文章が書けない人
  • 自分の熱量を文章で書けない人
  • 全て「よかった」で終わってしまう人

「なぜか」 や「何が」を考える

文章の最後が毎回「よかった」などになってしまう人は、

なぜよかったと感じたのか、

どうよかったと思ったのか

出典:「3行しか書けない人のための文章教室」より

をまず書きましょう。

一生
一生

よかったと思った理由などですね。

文章で相手に自分の熱量を伝えるには、

自分の頭の中と相手の頭の中を同じにする

必要があります。

一生
一生

「共感」です

自分の頭の中と相手の頭の中は当然違います。

そのため、

同じ文章を読んでもイメージは異なる

ことになります。

つまり、

「なぜよかった」「どうよかった」「何がよかった」

がないと、相手にはただよかったということしか伝わりません。

一生
一生

実際に伝えたいのはよかったということでなく、

その理由ですよね。

  • 「友人に会えてよかった」→「〇年ぶりに友人に会えてよかった」
  • 「これを使ってよかった」→「これのおかげで〇〇が改善できた
一生
一生

左の文章では、

相手によってはわからない人もいますよね。

このように、

「状況」「行動」「変化」

出典:「3行しか書けない人のための文章教室」より

を加えることで、相手に伝わりやすくなります。

Aくん
Aくん

そういうことがあったからよかったんだね

と理解してもらいやすくなります。

一生
一生

上の例でいうと、

「年ぶり」が「状況」・「〇〇が改善」が「変化」

です。

ありがちな言葉に肉付けをする

「重い・軽い」「早い・遅い」など

感覚や印象を伝えるときの言葉としてよく使用します。

しかし、その感覚は人それぞれですよね。

iPadを重いと言う人もいれば軽いと言う人もいます

一生
一生

人によって感覚は違いますよね。

そのため、

「違い」を見つけて、肉付けする

出典:「3行しか書けない人のための文章教室」より

ようにしましょう。

  • 軽い → 〇〇のように軽い
  • 重い → これを持って旅行に行こうとは思わない
一生
一生

「軽い」なら、「重い」ものと比べて何が違うのか

を伝えましょう。

感覚や印象を伝えるには、身近なものに引きつけて書く

出典:「3行しか書けない人のための文章教室」より

ようにしましょう。

一生
一生

みんなが想像できるようなものと比べるのが

一番伝わりやすいと言うことです。

奥付

題名:「3行しか書けない人のための文章教室」

発行日:2017年06月30日 第1刷発行

著者:前田安正

出典「3行しか書けない人のための文章教室」より

まとめ

今回は、

「よかった」「嬉しかった」などを減らす文章の書き方

についての本を紹介させていただきました。

文章を書くとき、どうしても「よかった」「嬉しかった」など同じ言葉で区切ってしまいがちです。

しかし、それでは自分の熱量が伝わりづらいです。

一生
一生

どれも同じ「よかった」に聞こえてしまっては、

聞き手には差が分かりづらいですよね。

話し手からしても、

自分の熱量を伝えたいのになかなか伝わらない

のは辛いです。

しかし、文章力のある人は、

言葉を変えたり付け加えたりして「違い」を作っている

のです。

この記事で紹介した方法は、

  • 「なぜか」 や「何が」を考える
  • ありがちな言葉に「違い」を肉付けする

ことです。

熱量を伝えるには、

他の「よかった」や他の人の「よかった」との違いを作ることが大事

です。

その「違い」を付け加えましょう。

ここで先ほどの、

今回も世界陸上楽しかったなぁ

今から来年・3年後が楽しみだ

を本書を読んだ後に考えてみました。

こちらになります。

今日、世界陸上オレゴンが終わってしまった

サニブラウン選手の100m決勝や北口選手のやり投げ銅

自分も学生の頃、夢見た世界陸上100m決勝

そこについに日本人が立てた

しかも、3年後は日本開催でついに表彰台も見える

今から3年後が待ち遠しい

一生
一生

まだまだなのは勘弁してくださいw

陸上競技が大好きだという熱量が伝わってもらえれば幸いです。

この本では、他に

「3行以上書くための基本」や「「観察眼」を身につける」

についてなどが書かれています。

この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。


本は、人の知識の宝庫です。

一冊の本を全て取り入れるのは大変です。

そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。

それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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