集中できないことが悪いことは限らないから
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
森博嗣さんの
「集中力はいらない」
第1章:集中しない力
です。
集中力
欲しいと思ったことありませんか?
私はあります。
そのため、集中力の本を何冊も読みました。
でも、それですぐに集中力が得られるわけではありませんよね。
私もすぐ他ごとを考えてしまいます。
今は、本屋さんにもたくさんの集中力についての本が販売していますよね。
それだけ、たくさんの人が
- 集中力が欲しい
- ここぞって時に集中できるようになりたい
と思っています。
しかしそんな中、私が出会った本がこちらの
集中力はいらない
出典:「集中力いらない」より
です。
集中できる方が良いって思っていたため、
なんで「いらない」のだろうと思い、読まさせていただきました。
この章では、
なぜ集中力はいらないのか
について書かれています。
私と同じように、
集中力が欲しいと思っている人にはきっと疑問に思うこと
だと思います。
一緒になぜ集中力がなくても良いのかを学びましょう。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- 集中力が欲しいと思っている人
- 集中できなくて悩んでいる人
- 集中することに挫折した人
「集中」の反対は「分散」
「集中すること」ってすごく良いこととたくさんの人が思っています。
「集中」=「良いこと」
私はそう思っています。
しかし、だからと言って、
集中力が足りない自分はダメダメだ
なんて思ってしまっていませんか?
集中できることをいいと思ってしまっているため、集中できていないことを良くないことと思ってしまいがちです。
では、「集中」の反対はなんでしょうか?
本書では、
「集中」の反対語は、たぶん「分散」だと思う
出典:「集中力いらない」より
と書かれてします。
つまり、
集中
一つのことだけを考えること
分散
いろいろなことを考えること
ということです。
そう考えると、
「集中できないこと」が「悪いこと」とは限らない
と考えられますよね。
一つのことに集中していると、
- マンネリから飽きが来る
- 壁にぶつかって気分転換したくなる
などがあります。
「ちょっと飽きて来たなぁ」「ちょっと気分転換したいなぁ」
誰でも思うことですよね。
しかし、集中するということは、
「飽き」や「気分転換」を我慢してやり続けること
になります。
その方が必ずしも良い結果が出るとは限りませんよね。
頭がぐちゃぐちゃのままより
気分転換した方が良いと思いますよね。
まずは大事なことは、
「集中しないこと」が「悪いこと」とは限らない
ということを頭に入れましょう。
発想は集中からは生まれない
発想は集中からは生まれない
出典:「集中力いらない」より
一つのことに集中して考えに考えていた時は思い浮かばなかったアイディアでも、他のことを考えていたらポンと思い浮かぶ。
このようなことあり得ると思いませんか?
思い浮かんだ理由は、
- 他ごとから応用することができた
- 他ごとを始めたため、いい気分転換ができた
などが考えられます。
もちろん他の理由であることもありますが、
ポイントは「そのことに集中することをやめた」ということです。
これらは、
一つのことに集中し続けていたら生まれなかったアイディア
である可能性がありますよね。
つまり、
発想は集中している時間からは生まれない
出典:「集中力いらない」より
ということです。
そう考えると、
何か問題に直面した時は常に集中しているよりも分散した方が良いこともある
と思いますよね。
あなたにとって大きな問題に直面したら、
解決するまで集中し続けていないとと考えずに他のことも考えて分散してみる
ようにしましょう。
ここで大事なことは、発想は集中からは生まれないけれども、
集中した時間があったから生まれるものでもある
ということです。
ピンと来たのは他の事からの応用かもしれません。
これは、一つのことに集中していては気づけないことですよね。
しかし、応用できたのは「集中」した時間があったからでもあるのです。
集中していなければ、ピンとも来ていないかもしれませんよね。
そのため、問題に直面したら分散ではなく、
考えた末答えが出て来なかったら分散
と考えましょう。
新しい発想が必要ない問題なら、
調べた方が早いですからね。
奥付
題名:「集中力はいらない」
発行日:2018年03月15日 初版第1刷発行
著者:森博嗣
出典「集中力いらない」より
まとめ
今回は、
なぜ集中力はいらないのか
についての本を紹介させていただきました。
私がこの章で学んだ一番のことは、
「集中できないこと」が「悪いこと」とは限らない
ということです。
今は、たくさんの人が
集中力は一つの力
と考えています。
人より長く集中できるようになりたい
と考えてしまっています。
そのため、
「集中 = 良い」・「集中していない = 悪い」
と考えてしまっています。
私もこの本を読むまで考えていました。
集中していない時間を無駄な時間と考える人もいますよね。
しかし、
「集中していない」とは、他のことを考えている
ということです。
他のことを考えているからこそ得られることもたくさんあります。
- 全く別の分野のことと組み合わせたため新しい発想が生まれる
- もう嫌だと他のことを考えたら、良い気分転換できて新しい発想が生まれる
ということがあります。
つまり、
集中してもわからない時は一度集中から離れて別のことを考えた方が良いこともある
ということです。
本書の、
「集中力はいらない」とは、集中しない方が良い時もあるということ
と私は思いました。
集中してもわからないなら
集中するのを一度やめてみましょう。
この本では、他に
「集中しないとなぜ良いのか」や「考える力」
についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
本は、人の知識の宝庫です。
一冊の本を全て取り入れるのは大変です。
そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。
それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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