常に背後のお客様にも目を向けよう
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
永井孝尚さんの
「100円のコーラを1000円で売る方法3 第5章:イノベージョンのジレンマ」
です。
こちら、本や名前からもわかる通り、シリーズの3作目です。
1冊目では、マーケティングについてを、2冊目では、成功からの戦略についてを書かれており、今回は、イノベーションについて書かれています。
最近よくこの「イノベーション」という言葉を聞くことが多くなってきました。
「イノベーション」を起こすこと = 成功
と考えてしまい、起こすことが目的になってしまう人も多いと思います。
しかし、イノベーションは起こして終わりでなく、その地位を維持することも、また新しいイノベーションを起こすことも難しいです。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- 新しい以上を見つけようとしている人
- 目玉商品を作って満足してしまっている人
イノベーションとは
ビジネスにおける”イノベーション”とは、
今までなかった商品やサービスを考えて生み出すこと
です。
つまり、他社にはない自社の強みを作ることであり、企業の大きさ問わず目標の一つとなるものです。
また、大きく分けて2種類の”イノベーション”があります。
持続的イノベーション
一歩一歩着実にステップアップしていく”イノベーション”
出典:100円のコーラを1000円で売る方法3より
現在、自社にいる顧客からの意見や要望を聞き、その解決策を取り入れるような方法です。
続けることで大きな一歩とまではいかなくても解決できれば確実な一歩になります。
破壊的イノベーション
それまでとは全く違うところから出てくる”イノベーション”
出典:100円のコーラを1000円で売る方法3より
今までにない新しい発想を考え、新サービスに取り入れるような方法です。
このような破壊的イノベーションは、失敗も多いですが、成功したら一気に市場を切り替える力を持っています。
得意技にこだわり続けてはいけない
自社に得意技、つまり目玉商品があるのはとてもいいことです。
それにより、持続的イノベーションを続けていけば、常に進歩できるからです。
しかし、その得意技が
すでに時代遅れになっている
出典:100円のコーラを1000円で売る方法3より
かを常に気にする必要があります。
もちろん、まず持続的イノベーションを続けられるような自社商品を作ることの方が難しいです。
ですが、できたとしてもそこにこだわらず、持続的イノベーションを続けながらも、現代にあっているかの確認も必要ということです。
イノベーションのジレンマ
一旦イノベーションを実現した企業が
自分たちの顧客に真面目に対応しているだけだと、
次のイノベーションに乗り損なってしまう。
出典:100円のコーラを1000円で売る方法3より
これを、”イノベーションのジレンマ”と言います。
真面目に対応しているため、自分たちはちゃんとできている。
誰でもそう考えてしまいます。
しかし、
未解決の課題があるうちは、市場が健全な証拠。
出典:100円のコーラを1000円で売る方法3より
とおっしゃっています。
つまり、未解決の課題がなくなったからといって、そのまま対応を続けているだけだと、急にやってくる”破壊的イノベーション”に全て持っていかれる可能性があります。
だから、
目の前のお客様だけでなく、
その背後にいるお客さまになるかもしれない人たちにも
目を向けることが重要
出典:100円のコーラを1000円で売る方法3より
です。
まとめ
今回は、イノベーションについての本を紹介させていただきました。
この本は、シリーズ3作目で一度イノベーションを起こした後の話がメインになります。
イノベーションを起こすまでが一番大変ですが、その地位を維持することも大変です。
相手に攻められる隙があった。
私たちがイノベーションを怠った。
出典:100円のコーラを1000円で売る方法3より
それを気づいた後では、間に合わないかもしれません。
とったら終わりでなく、常に周りに視野を広げ、準備し続けましょう。
この本では、他に「イノベーションの作法」や「BATNA」についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
また、このシリーズは後の二つもここで紹介させていただいています。
よろしかったらこちらもどうぞ。
「100円のコーラを1000円で売る方法」
「100円のコーラを1000円で売る方法2」
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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