仮説と検討の繰り返しです
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
岸田雅裕さんの
「コンサルティングの極意 第3章:先見力 正しい方向にクライアントを導けるか」
です。
未来を想像することは誰でもしたことがあると思います。
しかし、その想像は大きければ大きいほど、それは自分が望む理想であり、想像通りになったことがある人はあまり多くないのではないでしょうか。
それは自分一人のことであれば良いですが、相手がいる場合、想像力豊かではすまないこともあります。
相手の方は真剣に相談したのに、自分の理想ばかりを伝えて、その通りにならなかったら、相手にとっては大変なことになるかもしれません。
自分一人の想像なら「想像力」で良いです。
しかし、相手がいるのなら、「想像力」に加えて”先見力”も必要です。
この本は、コンサルティングに必要な能力を10個説明してくれており、今回はそのうちの一つ
”先見力”
について書かせていただきます。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- コンサルティングの仕事をしたい人
- 未来をちゃんと考えられるようになりたい人
”先見力”とは
先見力とは、先を見通す力のことです。
この先どうなるのかを見通すことによって、
正しい方向にクライアントを導くことができるからです。
出典:コンサルティングの極意より
先を見通す力
誰だって欲しいですよね。
先が見通せたら、周りよりも早くそのための準備ができますし、周りの人に伝えることにより、信頼も上がります。
会社の上司に信頼されれば昇進ができ、部下に信頼されれば憧れになりついてきてくれます。
この本は、コンサルティングの本のため、「クライアント」と書かれていますが、それは自分の周りの人でも良いのです。
つまり、”先見力”があれば、自分の周りにいる困っている人を正しい道に導くことができるのです。
先ということは”仮説”
未来予測は、常に”仮説”にすぎません。
出典:コンサルティングの極意より
”先見力”とは、あくまで先のことです。
誰でも欲しい能力ですが、全て当てられるような預言者みたいな人はいません。
つまり、仮説と検証を繰り返すことによって、だんだんと精度を上げていくことになります。
それには、良い”仮説”を立てられることが重要です。
仮説と検証がたくさんあることにより、それが、自分の想像の理由の一つになります。
「次どうなるのか」「それはなぜか」「それが起きなかったらどうなるか」
と自問自答して、仮説を持っておくことが重要です。
出典:コンサルティングの極意より
また、PDCAを使って”仮説”の検証をするということについては
で紹介しています。
”先見力”を身につけるトレーニング
まずは短期間から
いきなり、何十年も先のことを予見するのは無理ですから、
まず短期間の先見力を磨くことから始めましょう。
出典:コンサルティングの極意より
何も遠い未来を見通すことだけが”先見力”ではありません。
今直面している身近な「問題」や「疑問」を”仮説”を立てて検証しましょう。
答えはどんなものでも構いません。
大事なのは、理由を考える経験することです。
まずは、数ヶ月単位から考えましょう。
失敗を予測する
失敗を減らせば成功確率は上がります。
出典:コンサルティングの極意より
大事なのは、「大きさ」でなく「確率」です。
智まり、一度すごいことを先見できることよりも、常に高確率で先見できることが大事です。
それには、”失敗を減らす”ことも考えるべきです。
「今回は、何か嫌な予感がする」「前にもこんなことがあった」などの、なんとなく心に引っかかっている状態を感じ取ることです。
著者の岸田さんはこれを
一言で説明すれば「勘」という言葉になります
出典:コンサルティングの極意より
とおっしゃっています。
このような「勘」に気付けるようになるには、数をこなしていく行かないと、私は思います。
なので、成功ばかりを目指すのではなく、”失敗を減らす”ことも考えながら経験していきましょう。
まとめ
今回は、”先見力”についての本を紹介させていただきました。
この本は、主にコンサルティングの本です。
しかし、冒頭で著者の岸田さんは、
自分の上司や部下にとっての相談役=コンサルタントとなるべき局面があります。
出典:コンサルティングの極意より
とおっしゃっています。
つまり、この本に載っている「10の力」はコンサルティング業を行っている人のみに必要な力ではありません。
- 会社で偉くなりたい人
- 独立して自分で取引先の相談相手になりたい人
- 大事な部下を上司から守ってあげたい人
など、ビジネスパーソン全員にとって重要な力になると思います。
この本では、他に「献身力」や「共創力」についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
また、自分の先見力で考えた未来を相手にうまく伝える力も必要です。
こちらで紹介していますので、読んでいただけたら幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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