今でなくその時のことを考えよう
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
鴻上尚史さんの
「緊張しない・上がらないためにリラックスのレッスン」
Lesson2:「与えられた状況」に集中する
です。
人前で話すの苦手なんだよなぁ
どうすれば緊張しないで話せるだろう
そう悩んだことありませんか?
私はたくさんあります。
質問に答えるのはいいですが、
決まったことを伝えるのが大の苦手です。
そしてこのように自分が緊張しているのがわかった場合、
リラックスしなきゃ
と思いますよね。
しかし、それでリラックスできる人なら人前で話すことに悩みません。
リラックスしないといけないとわかっているのにリラックスできない。
だから、リラックスできる方法を知りたいですよね。
この章では、
どうすればリラックスできるのか
について書かれています。
人前でもリラックスできるようになったら緊張も減らせます。
一緒にどうすればリラックスできるようになるか
学びましょう。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- 人前は緊張してうまく話せない人
- 大事なプレゼンが控えてるのにすごい緊張してしまっている人
- 緊張をほぐす方法を知りたい人
原因は”自意識”
まずは緊張してしまう原因から学びましょう。
あなたを緊張させる原因は、「自意識」と呼ばれるもの
出典:「緊張しない・上がらないためにリラックスのレッスン」より
です。
自意識とは、
よく見せなきゃ
どう見られているんだろう
のような自分に対する周りの人の意識のことです。
人前で話をする時、
つい「うまく話さないといけない」「成功させないといけない」
と考えてしまっていませんか?
これは、
話す内容よりも自分に対する意識ばかり考えてしまっている
ということです。
それではうまく話せないですし、
緊張も強くなりますよね。
自意識とは、
「忘れよう」とか「気にしないようにしよう」と思えば思うほど、
大きくなっていく
出典:「緊張しない・上がらないためにリラックスのレッスン」より
ものです。
自分がどう見られているかよりも、
話す内容のことを考えましょう。
自意識を味方につけよう
緊張する原因が”自意識”とわかりました。
なら自意識をなくせばいいんだ。
と思いますよね。
困ったことに、
自意識はなくならない
出典:「緊張しない・上がらないためにリラックスのレッスン」より
です。
話をする時、
頭の中が完全に「無」の時はないですよね。
それなら、どうすれば緊張した時リラックスできるようになるでしょうか?
それは、
自意識を敵にするのではなく、味方にしようと考える
出典:「緊張しない・上がらないためにリラックスのレッスン」より
のです。
なくせないなら味方にしようということです。
普段、緊張しながら話している時は、
よく見せなきゃ
どう見られているんだろう
のような意識になってしまっています。
つまり意識が、
「自分自身」と「聞いている人達」に向いている
出典:「緊張しない・上がらないためにリラックスのレッスン」より
のです。
この意識が、今の状態にあるから緊張してしまうのです。
今の状態
つまり、話している今の自分ということですね。
そのため、
与えられた状況
出典:「緊張しない・上がらないためにリラックスのレッスン」より
に向けましょう。
意識を、
話す内容を思い出しながら話そう
ということです。
もし話す内容が、
友人の結婚式のスピーチ
友人と昔したこと
仕事でのプレゼン
そのプランを考えていた時のこと
を思い出しながら話しましょう。
そうすれば、今の状態を考えられないですよね。
意識を、
今でなくその時に向ける
ということです。
どうすれば与えられた状況に向けられる?
では、どうすれな与えられた状況に意識を向けられるでしょうか?
それには、
WHEN WHERE WHO WHAT
出典:「緊張しない・上がらないためにリラックスのレッスン」より
に集中することが大事です。
WHEN
いつ
WHO
誰
WHERE
どこ
WHAT
何
を考えるということです。
あの時、彼と一緒に〇〇に行って・・・
このプランを思いついたのは
誰々とこのようなことを考えているときで・・・
このように話す内容と同じ状況に意識を向けましょう。
自意識が、今の自分でなくその時の状況に向いていたら、
緊張も解けてリラックスできてくる
のです。
人にどう見られているかが頭からなくなっていますからね。
奥付
題名:「緊張しない・上がらないためにリラックスのレッスン」
発行日:2019年02月01日 第1刷発行
著者:鴻上尚史
出典:「緊張しない・上がらないためにリラックスのレッスン」より
まとめ
今回は、
どうすればリラックスできるのか
についての本を紹介させていただきました。
大事なことは、
意識を今の自分でなく内容と同じ状況に向けること
です。
人前で話す時、
つい「よく見せなきゃ」「うまく伝えなきゃ」
と考えてしまいます。
そしてそのまま話し始めてしまいます。
つまり、
頭の中が話す内容でなく今の自分でいっぱいになっている
のです。
それでは、いつまでもリラックスできないですよね。
考えれば考えるほど緊張してしまいます。
そのため、
与えられた状況
出典:「緊張しない・上がらないためにリラックスのレッスン」より
に目を向けるようにしましょう。
こんなことがあったら楽しかったんだ
あの時ってこう考えてたなぁ
などその時の状況を考えていれば、リラックスしなきゃと考えることも減らせるのです。
今以外のことを考えるようにしようということです。
また、自分をよく見せようと考えてしまい、リラックスできないため、
「練習以上のことをやろう」「100点を目指そう」と考えない
ようにしましょう。
今できることをすればいいのです。
練習より良くしたい・一番いいできを見せたい
と思うのはわかります。
しかし、
考えれば考えるほどリラックスできなくなっていく
のです。
実力以上を見せようと思うのでなく、
実力通りを見せればいい
のです。
この本では、他に
「身体をリラックスさせる動き」や「他のリラックスする方法」
についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
本は、人の知識の宝庫です。
一冊の本を全て取り入れるのは大変です。
そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。
それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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