同じ場所にいても聞こえ方は違うかも
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
です。
はじめに
何度も話してるのになんで理解してくれないの?
この間も話したよね。
ちゃんと聞いてるの?
あなたはこういう経験ありませんか?
私はあります。
さっき話したばかりでもまた聞かれたりします。
それを、
相手がちゃんと聞いていない
と勝手に決めつけていませんか?
話してるのにまた聞くってことは
その人が真面目に聞いてないからでしょ
そうとは限りません
- 本当に聞こえていない
- 周りの他の音が混じって聞こえにくい
そんなこともあるのです。
それが顕著に現れてしまうことを、
APD
と言います。
この章では、
APD
について書かれています。
特に人に何かを教える人こそ知ってほしいことです。
一緒に学びましょう。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- 何度も同じことを聞かれてイライラした経験がある人
- 先生など人に教える仕事をしている人
APD
APD
って知っていますか?
私はこの本で初めて知りました。
APDとは、
聴力に問題ないのに、特定の状況下で
相手の言葉が聞き取れなくなってしまう困難
出典:「隣の聞き取れないひと」より
を指します。
聴力に問題ないのに聞き取れないの?
と思いますよね。
そういう時もあるんです
普段みんな、他の音が聞こえている中でその人の声を聞くように集中させます。
その結果、その人の声がメインで聞こえてきます。
ピントを合わせる感じですね。
しかし、そのピントが合わなくなったらどうなると思いますか?
その人の話を聞きたいのに他の音も耳に入ってくる
それでは、聞きたくても聞き取れない部分があります。
実際には聞こえてはいるのです。
でも、他の音も聞こえてきてしまうということです。
APD当事者の場合はその症状が顕著で出てしまうのです。
相手からすると気づきにくい
聴力は問題ないのに聞こえにくいことの厄介なことは、
相手からすると気づきにくいこと
です。
なぜなら、
常に聞こえない・普段から聞こえにくいわけではないから
です。
ここで質問です。
あなたの友人がもともと聞こえない方ならどう伝えますか?
手話や筆記で伝える。
では、普段から聞こえにくい人ならどうしますか?
近づいて話すか、少し大きめに話します。
このように、普段からそうなら周りも知っているため伝え方を変えます。
しかしAPDは、
- 常に聞こえないわけではない
- 聴力としては問題ない
ため、周りも気づかないことが多いです。
どう聞こえるかは本人しかわからないです。
気づかなければ、当然誰でも普段通りに話します。
結果、聞き取れないためもう一度聞くと、
何度も話してるのになんで理解してくれないの?
この間も話したよね。
ちゃんと聞いてるの?
となってしまうこともあるのです。
まずはみんなが知ることが大事
まずはみんなが、
普段聞こえても聞き取れない時もある
ことを知りましょう。
何度も同じ質問をされれば、
ちゃんと聞く気はあるの?
何度も聞かないでよ。
と思ってしまいます。
でもそれは、聞く気がないからではなく本当に聞こえないからかもしれません。
聞こえなければ、
誰でももう一度聞きますよね。
普段は普通に話せている
だからと言って、
常に普段通りというわけではないこともある
のです。
終わりに
今回は、
APD
についての章を紹介させていただきました。
大事なこと、それは、
同じ場所にいてもみんな聞こえている音は違う
ということです。
自分は聞こえている
だからみんなも聞こえているとは限りません。
同じ音楽でも聞こえ方は人それぞれのように、
会話なども聞こえ方は異なる
のです。
まずはこれをみんなで知りましょう。
私自身、APDという言葉自体をこの本で初めて知りました。
でもこれは、
人に何かを教える人などは絶対に知っておかないといけないこと
だと私は思います。
そして学校や会社だけでなく、どこでも何かを教えることはあります。
つまり、みんなが知っておく必要があると思います。
みんなが聞いている音
それはそれぞれ聞こえ方が違うこともあるのです。
この本では、他に
「治療法がないこと」や「APDマークができたこと」
についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
私自身、すごく自分を改めるきっかけになりました。
奥付
本は、人の知識の宝庫です。
一冊の本を全て取り入れるのは大変です。
そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。
それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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