レジリエンスとは立ち直る力|久世浩司『「レジリエンス」の鍛え方』

実用

全てを自分の責任と思う必要はない

こんにちは、一生と言います。

今回ご紹介する章は、

久世浩司さんの

「「レジリエンス」の鍛え方 序章:レジリエンスを学ぶ前に」

です。

レジリエンス

この言葉をご存知ですか?

一生
一生

私は、この本を読むまで知りませんでした。

今、ビジネスにおいて必要とされている力です。

ビジネスをしていく上で挑戦はつきものです。

そして、挑戦する以上、失敗の可能性は0ではありません。

大事なのは、失敗した時の立ち直る力です。

いつまでも落ち込んでいては、次の挑戦もできません。

なので、

立ち直る力「レジリエンス」

が今は重要です。

この本では、そのレジリエンスについて書かれています。

その中でも、この記事では、そのレジリエンスを鍛えるために必要な知識を紹介します。

一緒に、レジリエンスを鍛える準備をしましょう。

それではよろしくお願いします。

こんな人にオススメ!!

  • 失敗が怖くて挑戦できない人
  • 気持ちの切り替えが苦手な人


レジリエンスとは

レジリエンスとは、

逆境やトラブル、強いストレスに直面したときに、適応する精神力と心理的プロセス

出典:「レジリエンス」の鍛え方より

です。

つまり、

失敗などの嫌な経験をしてもすぐに立ち直れる

です。

もう失敗したくない・もう誰にも怒られたくない

誰だってそうです。

しかし、ビジネスする上で絶対失敗しないということはありません。

だから、どんなことにも「無理です」と言って失敗から避けてしまう。

この本ではこのことを、

本来やるべき行いを無意識に避けてしまう「行動回避」という癖のようなもの

出典:「レジリエンス」の鍛え方より

と言っています。

行動回避をずっと続けていては、自己成長はできませんし、周りの評価も上がりません。

一生
一生

それに、本当はやりたいことまで逃げてしまうのはストレスにもなりますよね。

「失敗を恐れない」ことは誰にでもできることではありません。

なので、”失敗しても周りよりも早く立ち直れる力”をつけましょう。

それが

レジリエンス

です。

失敗を知る

レジリエンスを手に入れるためにも、失敗について学びましょう。

失敗には、

①予防できる失敗・②避けられない失敗・③知的な失敗

出典:「レジリエンス」の鍛え方より

の3種類あります。

①予防できる失敗

こちらは、自分の準備が足りなかった時の失敗が多いです。

準備不足・勉強不足であり、ちゃんとできていたら防げた失敗です。

この場合、自分の準備不足が原因とわかっているなら、次からはちゃんと準備をすれば良いのです。

原因が

自分にあったなら自分を変えるだけ

です。

次は、失敗しないように事前に準備をしましょう。

②避けられない失敗

こちらの場合は、避けられないと言っているだけに自分ではどうすることもできなかった失敗です。

「もともとの期限が短すぎる」「急な市場の環境変化」などの

自分のコントロールの及ばない範囲で起きた失敗や大きな問題に巻き込まれた結果、発生した失敗

出典:「レジリエンス」の鍛え方より
一生
一生

これに関しては、自分が悪いわけではないから、自分の中では引きずる必要はないと私は考えます。

です。

大切なのは、

本当に避けられなかった失敗かどうか

です。

なにも考えずに、「避けられない失敗」と捉え自分に非はないと決めつけていては得るものもありません。

忘れてはいけないことは、

失敗から学べることもたくさんある

ということです。

③知的な失敗

こちらは、

歓迎すべき失敗

出典:「レジリエンス」の鍛え方より

だとも言えます。

よく実験などで試しにやってみて、その結果を得ることがあります。

これは、その結果が失敗でも、意味のある失敗です。

新規ビジネスの創出や革新的な製品デザイン、新薬の発見においては「知的な失敗」が多く生まれます。

出典:「レジリエンス」の鍛え方より

周りでやったことのないことのため、成功すれば大きな結果になりますし、失敗してもそのデータを得ることができたのです。

一生
一生

当然、この失敗で自分が落ち込むことはないですよね。

自責を感じるのは”予防できる失敗”のみ

誰だって失敗をすることはあります。

その度にパニックになったり、自分を責めていては、自分が持ちません。

大事なのは、

全ての失敗に対して自責の念を感じるのは現実的でしなやかな考え方ではない

出典:「レジリエンス」の鍛え方より

ということです。

自責の念を感じるべき失敗は、

”予防できる失敗”

だけです。

”避けられない失敗”は、自分のコントロールできなかったことが原因のことがほとんどのため、対策を考える必要はありますが、自分を責めてはいけません。

また、”知的な失敗”は、成功or失敗のデータを取るための挑戦であるため、実際に失敗と思う必要もありません。

大事なのは、”予防できる失敗”に対して、次からはちゃんと準備をすることです。

その失敗によって、次からちゃんと準備できるようになったなら、この失敗は確実に減るはずです。

絶対にやってはいけないことは、

”予防できる失敗”の後に何も感じないこと

です。

それでは、また失敗を繰り返しますし、周りの信頼もなくなってしまいます。

まとめ

今回は、レジリエンスについての本を紹介させていただきました。

誰でも失敗はしたくありません。

しかし、絶対に失敗しない仕事もそんなに多くありません。

「会社で偉くなりたい」「もっとお金を稼ぎたい」

それには、挑戦することが必要です。

挑戦する以上、失敗もあり得ますので、その時の立ち直る力を手に入れましょう。

その力こそが、

レジリエンス

です。

失敗をしても、

①失敗経験をしたら3種類の失敗から分類すること

②不必要に自責の念を持たないこと

③失敗の種類応じて適切な対応をとり、積極的に学習すること

出典:「レジリエンス」の鍛え方より

に気をつけましょう。

全ての失敗自分の責任と思う必要はありません

この本では、「レジリエンスを鍛える7つの技術」について書かれています。

この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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