目的はたくさん話してもらうこと
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
です。
はじめに
落ち込んでいる人
悩んでいる人
そんな人を助けたいときに大事なこと
それが、
傾聴
です。
傾聴とは、相手に話を聴くことです。
しかし、
ただ話すだけでいいの?
普段の会話と何も変わらないんじゃないの?
と思っていませんか?
“傾聴 = 普段の会話”ではありません。
この章では、
相手の話を聴く時の心構え
について書かれています。
相手の話を、
“聞く”のでなく”聴く”のが傾聴
です。
相手の話を聴く前の準備を知っておきましょう。
相手にとっても自分にとっても大事なことです。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- 悩んでいる友人を助けたいと思っている人
- ちゃんと相手の話を聴けるようになりたい人
“普段の会話”と切り替えをする
心構えその1としては、
普通の会話とは違うと考える
ということです。
普段友人と会話する時は、相手の話を聞きます。
傾聴する時は、相手の話を聴きます。
このように、「聞く」と「聴く」が違います。
そんな感じが違うと言っても、
結局話を聞くってことは変わらないじゃん。
まずはこの考えをなくしましょう。
傾聴は普段の会話とは違います。
では、何が違うのでしょうか?
違いは、
話をきく目的
です。
話を聞く場合
相手と会話をする
話を解決する
話を聴く場合
相手の話を聴く
多くのことを話してもらう
これが目的です。
つまり傾聴とは、相手が
悩んでいることについて考え方の整理が付くように支援すること
出典:「新傾聴ボランティアのすすめ」より
です。
大事なのはたくさん話してもらうことです。
そのためにも、
自分の意見や助言はたくさん話してもらった後にする
ようにしましょう。
話を聴く時は、自分は話すのを減らすように心がけましょう。
表情や姿勢が重要
心構えその2としては、
言葉以外のコミュニケーションに気をつけよう
ということです。
その1でも紹介しましたが、傾聴は主に自分からは話しません。
聴くことに徹します。
それなのに、
目がキョロキョロ
貧乏ゆすり
などをしながら聴いていては相手はどう思うでしょうか?
本当に聴いてくれてるのかなぁ?
と疑問が生まれてしまうこともあります。
傾聴は、相手の中にあることをたくさん話してもらうために行います。
それなのに、”聴いてくれていないかも”と思われてしまったら話してくれなくなってしまいます。
そのため、表情や姿勢などの
言葉以外のコミュニケーションの重要性
出典:「新傾聴ボランティアのすすめ」より
を理解しましょう。
こちらからあまり話せない以上、言葉以外で聴いていることを伝える必要があります。
ちゃんと、
私はあなたの話を聴いていますよ。
と伝わる聴き方をしましょう。
自分も不安がってはダメ
心構えその3としては、
相手の話に巻き込まれないようにしましょう
ということです。
何度も言いますが、
傾聴は相手の話を聴く
ことです。
そのため、相手の話に入りすぎてしまい、
- 一緒に不安になってしまう
- 心配しすぎてしまう
人もいます。
しかし、
相手の悩みはあくまで相手の悩みであって、
あなたの悩みではありません。
出典:「新傾聴ボランティアのすすめ」より
大事なことは、
一緒に悩むことではなく相手の心の援助をすること
です。
そのため、
一緒に不安になる
代わりに行動してしまう
などはやめましょう。
相手がお金に困ってるからと言って、
あなたが貸して終わりではダメということですね。
終わりに
今回は、
相手の話を聴く時の心構え
についての本を紹介させていただきました。
この記事では、
- “普段の会話”と切り替えをする
- 表情や姿勢が重要
- 自分も不安がってはダメ
の3つを紹介しました。
傾聴は、
相手の話を聴くこと
です。
そのため、
- 話を遮って自分の話をする
- ちゃんと聴いていないような態度をとる
- 一緒に落ち込む
などをしないように心がけましょう。
傾聴する人は、
お話を聴くことを通して、
相手の方自身が真に何を求めているのかを自ら知る
出典:「新傾聴ボランティアのすすめ」より
ために話を聴く人です。
目的は解決ではないということですね。
この本では、他に
「傾聴ボランティアって何?」や「傾聴ボランティアの始め方」
についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
奥付
本は、人の知識の宝庫です。
一冊の本を全て取り入れるのは大変です。
そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。
それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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