見えない目での感じ方|松井進『見えない目で生きるということ』

悩み

音がすごく大事

こんにちは、一生と言います。

今回ご紹介する章は、

です。

はじめに

普段外を歩いている時、目があまり良くなくて棒を持って歩いている人を見ます。

その人たちが歩いている・階段を上っているのを見るたび、

一生
一生

すげぇ・・・

と思っていました。

一生
一生

一度、試したことあるのですが、

階段はほんと怖かったです。

しかし著者の松井さんは、

決して頑張っているのではなく、

「見えない目で普通に生きている」だけ

出典:「見えない目で生きるということ」より

とおっしゃっています。

では、見えない目での普通ってどんな感じなのでしょうか?

この章では、

見えない体が感じるもの

について書かれています。

見える人が感じていることを見えない体でどう感じているのか

一生
一生

一緒に学びましょう。

それではよろしくお願いします。

こんな人にオススメ!!

  • 目がだんだん良くなくなってきた人
  • 周りに目が良くない人がいる人
  • 介護の仕事をする人

時間の感じ方

普段あなたが時間を確認するには何を使いますか?

Aくん
Aくん

スマホや時計で確認する

Bさん
Bさん

パソコンやテレビに映ってるのを確認します

このように大体に人が時間の書かれているものを目で見て確認します。

では、目が見えない人はどのように確認するでしょうか?

実は、

音声で時刻を教えてくれる時計や、

文字盤に触れて確認できる盲人用時計がある

出典:「見えない目で生きるということ」より

のです。

一生
一生

見えない分”音”や”触感”で確認するということですね。

でもそれでは、ずっと時計をつけていないといけないことになります。

ずっと腕時計をつけているの苦手っていう人もいます。

一生
一生

ちなみに私は苦手です。

しかし実際には、

時計がなくても昼と夜の判断はある程度できる

そうです。

例えばあなたはどのように朝が来たことを感じますか?

Aくん
Aくん

起きた時が朝です。

Bさん
Bさん

カーテンを開けて日を浴びるとき

皆さん大体同じんだと思います。

そしてそれは、目が見えない人でも同じです。

外気や太陽の光、周りのざわめきなど

出典:「見えない目で生きるということ」より

で朝を感じています。

それに、誰でも夜になれば眠くなるのも同じです。

一生
一生

見る判断ができないだけで他は同じですね。

案内の音はとても大事

車内放送や音声案内はとても大事

普段、あなたが電車やバスの駅にいる時、放送案内を聞いたことあると思います。

一生
一生

「○時○分に〇〇駅行きのバスが発車します」

などですね。

これを聞いていて、

Aくん
Aくん

案内板があるんだからいらない

Bさん
Bさん

もっと静かにしてほしい

と思ったことありますか?

一生
一生

普段音楽を聴きながら移動しているため、

私はあまりに気にしていませんでした。

このような意見が結構あるそうです。

確かに、駅構内の至る所に案内板や時刻表があります。

そのため、音声を流さなくても大体の人は自分で調べられます。

しかしこれは、

目が見える人に限ってのこと

です。

目が見えない人には、時刻表や案内板は見えません。

この音声の案内が一番の頼り

なのです。

自分の目で確認できる人には、音は邪魔なだけかもしれません。

一生
一生

自分に必要な情報ではないからです。

しかし、

視覚障害者にとっては生命線でとても重要な意味を持つ放送

出典:「見えない目で生きるということ」より

なのです。

一生
一生

音の案内 = “その人たちのためのもの”と考えましょう。

レストランは大変

「レストラン」はもっともバリアフル(障害の多い)な場所

なのではないかと常々思っている

出典:「見えない目で生きるということ」より

よく、盲導犬を連れている人は入店禁止になるお店もあると聞きます。

一生
一生

実際お店に書かれてなくても、

断られることもあると聞きます。

しかし、それだけではありません。

  • 点字メニューが用意されていない
  • 自分から商品を取りに行く「セルフサービス方式」
  • 自分で飲み物を取りに行く「ドリンクバー形式」

など目に見えない人にとっては難しい状態が多くなっています。

一生
一生

自分たちにとって便利と思っていなものが、

逆に難しくしてしまっています。

確かに、ドリンクバーやセルフサービスの方がお店もたくさんのお客も便利かと思います。

しかし、目があまり見えない人には、

「お手伝いしましょうか」の一言

出典:「見えない目で生きるということ」より

をお願いしたいです。

終わりに

今回は、

見えない体が感じるもの

についての本を紹介させていただきました。

この章を読んで私が思ったことは、

  • 目が見えなくてもわかることも結構ある
  • でも、音が大事

ということです。

私自身この本を読むまで、

目が見えないと動くのも怖い

と思っていました。

しかし、駅などを見れば棒を持って周りを感じながら歩いている人もいます。

それに、日光や周りの音で時間も感じられると思っていませんでした。

でも、

やっぱり目が見えにくい人にとって音がすごく大事

です。

自分たちにとっては”いらない””静かにしてほしい”と思う音声案内が彼らにとってはとても大事なものだと知ることができました。

一生
一生

自分にとっていらないと思っても、

誰かにとってはすごく大事なものがあるのです。

この本では、他に

「見えない足が支えるもの」や「バリアだらけで感じたこと」

についてなどが書かれています。

この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。

奥付


本は、人の知識の宝庫です。

一冊の本を全て取り入れるのは大変です。

そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。

それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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