どうすれば子供は本音を話してくれる?|桑原朱美『保健室から見える本音が言えない子どもたち』

傾聴

本音がわからないこともあります

だからちゃんと聴いてあげましょう

こんにちは、一生と言います。

今回ご紹介する章は、

です。

はじめに

本音は言えない・本音を言ってはいけない

そんなふうに思っている人多いですよね。

しかし、

話を聞く側からすると本音で言ってほしい

ものです。

それが子供なら尚更です。

では、どうすれば子供は本音を話してくれるでしょうか?

この章では、

子供に本音を話してもらう方法

について書かれています。

それではよろしくお願いします。

こんな人にオススメ!!

  • 子供の本音が聴きたい人
  • 子供になかなか決められないと悩んでいる人

なんで本音が言えない?

なぜ本音ってなかなか言えないと思っている人が多いのでしょうか?

Aくん
Aくん

否定されるのが怖い

Bさん
Bさん

他の人と違うことで言い合いになるかもしれない

このように、人と違うことからくる恐怖が原因で言えない人がいます。

一生
一生

違うからこそ言いたいという人もいますがw

しかし、それだけではありません。

本音には、

  • 〇〇になりたい
  • 〇〇ができるようになりたい

などの将来の夢もあります。

その場合、みんながみんな否定されるのが怖くて言えないのでしょうか?

もしかすると、

自分がどうしたいのかわからない

出典:「保健室から見える本音が言えない子どもたち」より

ということもあります。

  • まだ将来何になりたいかわからない
  • 候補が多すぎてどれが一番いいか考えている

などまだ決めていないから本音が言えないということもあります。

一生
一生

本音がわからないのに言えと言われても言えません。

つまり、本音が言えない原因の一つは、

まだ決めていないから

かもしれないのです。

「決めて」「考えて」ではダメ

では、まだ決めていない本音を聞き出すにはどうすればいいでしょうか?

Aくん
Aくん

まだ決めてないなら、「決めて」って言う。

と考えていませんか?

それでは本音は話してもらえません。

なぜなら、

思考をジャック

出典:「保健室から見える本音が言えない子どもたち」より

してしまっているからです。

自分が何をしたいかわからない

それってただやりたいことを考えていないだけとは限りません。

一言に「決めなさい」「考えなさい」と言っても、やり方がわからないこともあります。

つまり、

どうやって決めたらよいのかそれがわからない

出典:「保健室から見える本音が言えない子どもたち」より

のです。

一生
一生

やり方がわからないのにやれと言われても難しいですよね。

考えからがわからないのに、「考えて」と言われると、逆にもう考えたくなくなってしまいます。

大事なのは”丁寧に話を聴くこと”

ではどうすればいいでしょうか?

本書では、

丁寧に話を聴く

出典:「保健室から見える本音が言えない子どもたち」より

ことが大事と書かれています。

聴くと言ってもただ延々と話を聴いていればいいと言うわけではありません。

  • 相手の話を一つ一つ確認する
  • その中で相手の思考を一緒に整理する
  • 足りない部分は自分で決めつけず確認する

など、とにかく相手を尊重して一緒に話をまとめていくのです。

一生
一生

あくまで自分はまとめ役です。

自分はまとめ役になることで、

話の中心は相手であり本人が自分の意見と思えるようになる

のです。

丁寧に聴くコツ

では、日常でどのようにすれば丁寧に聴くことができるでしょうか?

コツとしては、

  • 相手のペースを尊重する
  • 自分の価値観を押し付けない
  • 質問する時は承諾を得る

などがあります。

相手のペースを尊重する

人と会話する時は、どうしても自分のペースで話をしてしまいます。

しかし、それでは丁寧に聴くとは言えません。

話のペースは相手に合わせる

のが大事です。

人によっては話すペースが遅い人もいます。

一生
一生

相手が子供であれば尚更です。

そこで、焦って答えを言わせたり、自分だけどんどん先に行っては聴くことができません。

ペースがゆっくりだとしても、相手の答えをちゃんと待ちましょう。

待つことで、相手も自分の答えをちゃんと考えてまとめることができるのです。

自分の価値観を押し付けない

子供の話を聴く時は、

Aくん
Aくん

それは間違っている

Bさん
Bさん

それはあなたが悪い

と自分の価値観を押し付けてはいけません。

話している途中でそのように言われたら、

誰も続きをちゃんと話そうとは思わない

です。

一生
一生

大人だって話すの嫌になりますよね。

あなたが行いたいのは、

相手の本音を聴くこと

です。

そのためにも、自分の意見やアドバイスは一旦脇の置きましょう。

質問する時は承諾を得る

話を聴いていて、

Aくん
Aくん

どう言うことだろう?

Bさん
Bさん

ちょっとここわからないなぁ

と言うこともあります。

そんな時は、

「ちょっと聞いてもいい?」などと相手に承諾を得る

ようにしましょう。

そうすることで、決定権は相手にあることになります。

その結果、「もうちょっと後にして」と言われれば、もうちょっと後に質問すればいいのです。

大事なのは、相手が話の主体であること

そのためにも、話の途中で割り込むのは避けましょう。

終わりに

今回は、

子供に本音を話してもらう方法

についての本を紹介させていただきました。

本音が言えない理由の一つに、

まだ本音がわからない

と言うこともあります。

一生
一生

子供であればあるほどあり得ます。

それなら、無理やり聞こうとするのでなく、本音を探す手助けをしてあげましょう。

そのために大事なことは、

丁寧に話を聴くこと

です。

相手のペースに合わせて、自分の意見は極力言わずに、まとめ役になって一緒に探しましょう。

この本では、他に

「事例から見る心のパターン」や「決め方のルール」

についてなどが書かれています。

この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。

奥付


本は、人の知識の宝庫です。

一冊の本を全て取り入れるのは大変です。

そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。

それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました