思っている以上にみんな耳を使っています
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
です。
はじめに
人と会話していて、
ちょっと聞き取れなかったなぁ
て経験ありますよね。
- 外の音が大きい
- ちょっと他のこと考えていた
理由はいろいろあります。
しかしそれが、ずっと続いていると言う経験は少ないと思います。
ちょっと聞こえない
その状態がずっと続いていると、困ることがたくさんあります。
この章では、
聞こえにくいことで起こりうる問題
について書かれています。
聞こえづらいって、
誰にでもあることだよね。
ただちょっと聞き取れないだけでしょ。
と思っていませんか?
そんなことありません。
聞き取れないことで起こりうる問題を一緒に知りましょう。
周りにいるかもしれない。
だからこそ知っておきましょう。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- 先生など人に教える仕事をしている人
- 周りに耳が遠いなぁと思う人がいる人
危険にうまく対処できない
聞こえにくいことで起こりうる問題の一つ目は、
危険にうまく対処できない
ということです。
- 暗い道を歩く
- すぐ後ろに自転車がいる
- 信号を渡る時、横から急に車が来る
このような時、あなたはどのように対処しますか?
目で注意深く見る
これが一番最初に出てくる対処法だと思います。
しかし、どんなに注意深く見ていても、
- 暗くては見えづらい
- 後ろまで見えない
- 急では反応が遅れる
ことがあります。
人は目だけで危険に対処するにはできない状況がたくさんあります。
そのため、目で見て耳で音を聴くことで対処します。
つまり、
危険に対処するには目だけでなく耳のとても重要
なのです。
見るだけでなく聴くこともあるため、ある程度の対処ができるのです。
しかし、音が聞こえづらい人には聞こえないこともあります。
そのため、周りにちょっと聞くのが苦手そうな人がいたら、
その人の分もあなたがより注意してあげる
ようにしましょう。
聞こえづらい。
それだけで周りの状況がわかりづらくなってしまうのです。
新しいことを知るのが難しい
聞こえにくいことで起こりうる問題の二つ目は、
新しいことを知るのが難しい
ということです。
私たちは新しいことを学ぶとき、
最初は知っている人・詳しい人から聞く
ことで知ることができます。
- 学校の授業で先生から聞く
- テレビ番組で聞く
- YouTubeの教育系で学ぶ
どれも耳で聞くことで知ることができます。
しかし、音が聞こえにくいとそれが難しくなります。
ところどころ聞こえないと、
聞いたことを理解するのも難しくなります。
そうなると、学ぶには本を読んで学ぶことがメインになります。
そんな読書でも、わからないことがあれば知っている人に聞くことで理解する人がほとんどです。
いきなり書いてあることを全て理解するのは大変ですね。
このように、音が聞こえにくいと、
学ぶことが大変
なのです。
あなたが人に何かを教える時、
何回言っても覚えてくれないなぁ
覚える気あるのかなぁ
と思ったことありませんか?
私も経験があります。
今では本当に反省しています。
その原因は、うまく全部が聞き取れていないからかもしれません。
決して、
理解する能力がないわけではない
出典:「中途失聴者と難聴者の世界」より
のです。
もし、あなたの周りに何回も同じことを聞く人がいたら、
- どこで困っているかゆっくり話を聞く
- 一緒にメモを作る
などして解決する手助けをしましょう。
聞こうとしすぎて疲れてしまう
聞こえにくいことで起こりうる問題の三つ目は、
聞こうとしすぎて疲れてしまう
ということです。
うまく聞こえにくい人は、全く聞こえないわけではありません。
- 会話の所々が抜けてしまう
- ちょっと聞こえない箇所がある
など聞こえる部分もあります。
そのため、頑張って全部聞こうとします。
少しでも聞こえない部分が減れば、
理解できるかもしれませんからね。
その結果、
- 一生懸命聞きすぎて疲れる
- 頑張ったのに結局聞き取れなくてがっかりする
など疲れが溜まってしまいます。
つまり、
コミュニケーションによる疲労
出典:「中途失聴者と難聴者の世界」より
です。
何度聞き返しても嫌な顔をせずに話してくれるなら、ちょっと肩の力を抜いて会話ができるかもしれません。
でも、何度も聞き返されると、イラっとしてしまう人もいます。
そう言う経験があるのなら、ちょっと落ちつきましょう。
もしかすると相手は、ただちょっと聞き取れなかっただけかもしれません。
聞く気がないわけではないかもしれません。
終わりに
今回は、
聞こえにくいことで起こりうる問題
についての章を紹介させていただきました。
この記事では、
- 危険にうまく対処できない
- 新しいことを知るのが難しい
- 聞こうとしすぎて疲れてしまう
の三つを紹介しました。
これだけ考えても大変なのがわかります。
そして何より大変なのは、
聞こえにくいということが見た目ではわからないこと
です。
全く聞こえなかったら、手話を使ったり誰か周りに知っている人がいることが多いです。
しかし、聞こえにくいと言うことは、基本的に聞こえているのです。
聞こえなかった部分があるだけで、
他は聞こえています。
そのため、パッと見ただけやちょっと話しただけでは気づきにくいのです。
以前、私はAPDと言う
聴力に問題ないのに、特定の状況下で
相手の言葉が聞き取れなくなってしまう困難
出典:「隣の聞き取れないひと」より
な方についての本を読まさせていただきました。
その本でも書かれていましたが、
ちょっと聞こえにくい・基本は聞こえても聞こえていない時もある
これはみんなが知っておくべきこと
です。
みんながみんな同じように聞こえているわけではありません。
ちょっと聞こえない時がある
それだけで、危険なこと・大変なことが増えてしまうのです。
みんながそれを知って、
もしかしてそうかも。
なら自分が助けてあげよう。
そのようになっていきましょう。
今までは自分も知らなかっただけです。
知ったからこそ、これから変わっていきましょう。
この本では、他に
「聞こえにくい人たちの世界」や「起こりがちな反応」
についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
また先ほどのAPDについての本はこちらで紹介しています
よろしかったらどうぞ
奥付
本は、人の知識の宝庫です。
一冊の本を全て取り入れるのは大変です。
そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。
それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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