音のない世界ってどんな世界?|松森果林『音のない世界と音のある世界をつなぐ』

聴覚

日常生活にも音に頼っているものでいっぱい

こんにちは、一生と言います。

今回ご紹介する章は、

です。

はじめに

音が聞こえないって大変

これは誰でもわかります。

でも、どのくらい大変だと思いますか?

Aくん
Aくん

人との会話が大変です

Bさん
Bさん

外で車の音とかが聞こえない

このようなことが思い浮かぶのではないでしょうか?

でも、これだけでは当然ありません。

家で一人でいる時でも聞こえない人は音が聞こえません。

それってどんな状態なのでしょうか?

この章では、

日常生活での音のない世界

について書かれています。

人との会話なら「手話」や「筆談」が思い浮かぶと思います。

でも、それだけで全てが解決とはいきません。

普段、私たちが何も考えずに使っているものでも、音のない世界では難しくなっているものはたくさんあります。

そのような問題に気づくためにも、まず知りましょう。

それではよろしくお願いします。

こんな人にオススメ!!

  • 音の聞こえない家族や友人がいる人
  • ユニバーサルデザインなどを考えている人

冷蔵庫の「空いています」

日常生活において音が聞こえなくて困るものの一つ目は、

冷蔵庫

です。

冷蔵庫は大体のご家族に1台は置いてあります。

この冷蔵庫は、空いていては中身が痛んだり腐ってしまうことがよくあります。

一生
一生

そうならないために冷蔵庫に保存しているのです。

しかし、閉めたつもりのドアがちょっと空いていることってよくあります。

一生
一生

中のものが引っかかって、

ちゃんと閉めれていないことあります。

そんな時、最近の冷蔵庫では、「ドアが開いています」など音を鳴らして知らせてくれます。

でも、音のない世界ではこの音は当然聞こえません。

つまり、音のない世界では、

冷蔵庫のドアが開いている状態を知らせる方法がない

ということです。

換気扇が動いているかどうか

日常生活において音が聞こえなくて困るものの二つ目は、

換気扇

です。

換気扇が動いているかどうかってどうやって確認しますか?

Aくん
Aくん

音が出てるかどうか

Bさん
Bさん

音が出てるかどうか

このように換気扇は音で動いているかを確認する人が多いと思います。

以前の換気扇は、

このように羽が見えたため目でも確認することができました。

しかし、今では、

フードですっぽり覆われたタイプの換気扇が多い

出典:「音のない世界と音のある世界をつなぐ」より

です。

そちらの方が、

  • パワーがある
  • 音が小さい
  • 使い勝手がいい

などほとんどの人にとってはメリットしかないかもしれません。

しかし、

音のない世界ではこのような換気扇では動いているか動画が確認しづらい

のです。

そのため、

  • ちゃんと動いているのか分からない
  • 自分が消したかどうか忘れてしまう

なんてことが起こりうるのです。

ただ最近では、「ランプで知らせてくれる」「時間が経つと自動で止まる」換気扇もあるそうです。

一生
一生

それなら、ずっとつけっぱなしはなくせそうですね。

電子レンジの「終了音」

日常生活において音が聞こえなくて困るものの三つ目は、

電子レンジ

です。

電子レンジっていつ終わったかってどのように確認しますか?

Aくん
Aくん

終わった時に音で知らせてくれる

その通りです。

電子レンジは終わったことを音で知らせてくれます。

しかし、音のない世界ではこの音は聞こえません。

つまり、

音のない世界では電子レンジが終わったことを誰も教えてくれない

ということです。

Aくん
Aくん

そんなの途中で自分で確認すれば良いじゃん

と思うかもしれません。

しかし、電子レンジを使っていたことを忘れることもあります。

一生
一生

その結果、他を食べ終わった後に思い出すことありますよね。

なぜなら、

レンジを使っている間は他のことをしていることが多いから

です。

他の料理をしているうちにレンジのことを忘れてしまう。

音のある世界の人なら、レンジの方から教えてくれます。

しかし、音のない世界ではレンジは教えてくれないのです。

終わりに

今回は、

日常生活での音のない世界

についての本を紹介させていただきました。

この記事では、

  • 冷蔵庫
  • 換気扇
  • 電子レンジ

の三つを紹介しました。

どれもご自宅にあるのではないでしょうか?

普段自分たちは特に困ることなく使っているこれらの機械も、音のない世界では困ることもあります。

今までは気づけなかったけど、この記事で気づいてもらえたら幸いです。

この本では、他に

「ユニバーサルデザイン」や「「聞こえない」と「聞こえる」をつなげる」

についてなどが書かれています。

この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。

奥付


本は、人の知識の宝庫です。

一冊の本を全て取り入れるのは大変です。

そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。

それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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