インクルーシブって何?|フィリップ・ダウチ「インクルーシブって、なぁに?」

インクルーシブ

みんないっしょ

こんにちは、一生と言います。

今回ご紹介する章は、

です。

はじめに

インクルーシブ

という言葉聞いたことありますか?

一生
一生

私は本書で初めて聞きました。

「インクルーシブ教育」「インクルーシブな環境づくり」などという言葉で近年使われるようになった言葉です。

一生
一生

最近では「インクルーシブ公園」という公園作りも

始まっているそうです。

でも、インクルーシブってどういうことでしょうか?

この章では、

インクルーシブと何か

について書かれています。

子どもを分けない場づくり

出典:「インクルーシブって、なぁに?」より

これがインクルーシブです。

どんな考え方かを一緒に学びましょう。

それではよろしくお願いします。

こんな人にオススメ!!

  • 福祉の仕事をしている人
  • 人に教える仕事をしている人

インクルーシブとは

インクルーシブとは、

みんないっしょ

という考え方です。

Aくん
Aくん

車椅子に乗ってるけど大丈夫かな?

Bさん
Bさん

白棒を使ってるから、

ちょっと気にしてあげよう

このように何か特別と考えて接していませんか?

これではインクルーシブではありません。

ほとんどの人がそのようにどこか機能不全がありそうに見える人に対して、「心配」「助ける」などの気持ちを持っています。

一生
一生

もちろん助けようという考え方は素晴らしいです。

しかしそれでは、

本人に「自分は何もできない」と思わせてしまうことがある

のです。

一生
一生

こんな感じですね。

それを、

このように“みんながいっしょ”になるように考えようというのがインクルーシブです。

重要なこと

インクルーシブを考える上で重要なことは、

関係性

です。

  • 誰でも登れるように段差をなくした
  • 誰でも見えるように案内板を大きくした
  • 見えなくても問題ないように全て点字もつけた
  • 外国の人でも読めるようにたくさんの外国語も表記した

これも必要なことです。

しかし、

Aくん
Aくん

段差なくしたからもう大丈夫だよね。

Bさん
Bさん

たくさんの外国語を載せたから自分でいけるよね。

と考えてそこで終わりにしていませんか?

それでは、せっかく同じ場所にいても相手は孤独・孤立を感じてしまいます。

一生
一生

それでは一緒の場所にいるだけで、

みんな一緒とは言えません。

困らないように環境対策はしたからあとは自分でして

それではインクルーシブな環境とは言えません。

一生
一生

相手が本当に望んでいることではないですね。

段差などの環境を見直すだけでなく、

周りの人がその場に一緒にいることを感じれるような場所にすること

が大事なのです。

インクルーシブな環境は、

環境設定だけでなく、

歓迎してくれる人の存在があるかこそ生まれるもの

出典:「インクルーシブって、なぁに?」より

なのです。

インクルーシブな考え方

インクルーシブに考える上でなくすべきことが3つあります。

それが、

  • 上から目線 (Patronize)
  • 憐れむこと (Pity)
  • 持ち上げる (Place on pedestal)

です。

一生
一生

合わせて“3つのP”と言います。

何かできないことがある人に対して、自分の方が偉いように振る舞うことは当然してはいけません。

一生
一生

それがいい関係なはずがないですね。

それだけでなく、

Aくん
Aくん

かわいそうだなぁ

Bさん
Bさん

あんなふうに動けるなんてすごい

このように思うこともインクルーシブとは言えません。

これらは相手に対して、あまりいいことはないそうです。

私自身、白棒で歩いている人を見ると、

一生
一生

すごいなぁ

といつも思っていました。

なぜなら、自分には難しいことだからです。

しかし、それも特別に見てしてしまっているのです。

そのように特別視するのでなく、

みんないっしょ

であると考えましょう。

終わりに

今回は、

インクルーシブと何か

についての本を紹介させていただきました。

インクルーシブとは、

その場にいるみんながいっしょ

という考え方です。

そう聞くと、

Aくん
Aくん

バリアフリーとかのことかぁ

Bさん
Bさん

ユニバーサルデザインと同じだね

と思うかもしれません。

しかし、ちょっと異なります。

インクルーシブを考える上で大事なことは、

関係性

です。

人と人との関わり合いから生み出す工夫によって、

社会のバリアを取り除くのを目指すこと

出典:「インクルーシブって、なぁに?」より

がインクルーシブなのです。

この本では、他に

「インクルーシブな環境づくり」や「インクルーシブの考え方」

についてなどが書かれています。

この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。

奥付


本は、人の知識の宝庫です。

一冊の本を全て取り入れるのは大変です。

そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。

それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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