一人ひとり違うのが当たり前です
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
岩井俊憲さんの
「マンガでやさしくわかるアドラー心理学 第2章:感情とライフスタイルの形成」
です。
上司などに怒られたとき、つい自分もカッとなって言い合いになったことありませんか?
これではただのケンカであり、何もいいことはありませんよね。
あるとすれば、言い合いに勝ったときの優越感ぐらいです。
でも、それは本当に自分の将来に必要なものですか?
上司でも人である以上、できる限り良い人間関係を築きたいですよね。
以前、ここで
怒っていては成功できない
ということについて書かせていただきました。
これは、相手から仕掛けられた場合でも同じです。
怒られたからといって自分も怒っていては、自分のためにも良くありません。
この本は、アドラー心理学であり、
あなたを確実に勇気づける本
出典:「マンガでやさしくわかるアドラー心理学」より
です。
なので、そのついカッとなってしまうなどの
つい無意識に行ってしまう行動
を考え方変えて、一度落ち着けるようにしましょう。
それが、良い人間関係を築く大きな一歩になります。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- 周りに苦手な人がいる人
- ついカッとなってしまう自分を治したいと考えている人
怒りは二次感情
怒りの感情は、感情の中でも最も対人関係の要素の強い「二次感情」と言われ、
別の感情-「一次感情」と言われる-が根底にある
出典:「マンガでやさしくわかるアドラー心理学」より
誰でも、怒られたら嫌な思いをします。
その結果、自分も怒ってしまい、お互いよくないことにもなります。
しかしこの本では、
怒りとは二次感情
出典:「マンガでやさしくわかるアドラー心理学」より
と言っています。
つまり、怒りたくて怒っているのではなく、
他の理由”一次感情”があるから怒っている
のです。
本当の理由を知ってもらえないのに仲直りは難しいですよね。
そして、その理由を考えずに自分もカッとなって怒ってしまっては、誰もいい思いはしません。
なので、怒られたとしてもそれに対してカッとなるのではなく、
”一次感情”は何なのか
を考えましょう。
”一次感情”次第では、すぐに解決策が見つかり、お互いに信頼できる関係になれるかもしれません。
ただの勘違いかもしれませんし、解決策を一緒に考えるだけで信用しあえます。
誰だって怒りたいわけではありません。
怒っている理由があるはずという考えを常に頭に入れて、一度考えましょう。
ライフスタイルを決めるのは自分
最終的に本人のライフスタイルを決めるのは、その本人の自己決定です。
出典:「マンガでやさしくわかるアドラー心理学」より
ライフスタイルとは、
その人の思考・感情・行動を合わせたもの
です。
それは、自分の今までの経験からでいるものです。
つまり、今までの自分の経験から、自分の行動を決めているのです。
なので、相手のライフスタイルを変えようと思っても簡単にできることではありません。
人は一人ひとり違う
先ほど、「相手の性格を変えるのは簡単ではない」と書きました。
では、苦手な相手と良い人間関係を築くにはどうすれば良いでしょうか?
それは、
違いを認めること
です。
「人は一人ひとり違う」というようにパーソナリティの違いを認めなければなりません。
出典:「マンガでやさしくわかるアドラー心理学」より
本当は誰でも、他の人とはいい人間関係を築きたいと思います。
誰でもいいから一人「悪い人間関係」の人が欲しい、と思う人はいないですよね。
本当はみんな仲がいいのが一番です。
しかし、話していると相手の欠点や自分にとって苦手なところが見えてしまうことはよくあります。
そのため、
「こうでなかったら」や「ここを治してくれれば」
のような”たられば”を相手に押し付けてしまうこともあります。
それでは、いい人間関係を築くのは難しいです。
自分から見て短所に見えることも、もしかしたらその人のにとっての個性や持ち味かもしれません。
出典:「マンガでやさしくわかるアドラー心理学」より
このように考えられるようになれば、「ここを治してくれれば」などと考えることもなくなります。
つまり、見方を変えるのです。
それだけで、短所に見えていたことが長所にだってなります。
人は皆、違うのは当たり前です。
その当たり前のことを認めることが、お互いの人間関係に良い影響を与えるのです。
まとめ
今回は、「アドラー心理学の良い人間関係を築くにはどうすればいいか」についての本を紹介させていただきました。
良い人間関係を築くのに大事なことは、
- 怒りの一時感情を見つけること
- 一人ひとりの違いを認めること
です。
人が怒る時は
必ずその一時感情
を見つけましょう。
怒るにもきっと理由があるのです。
その理由がわかれば、自分のいけないことに自分から気づくことになるのです。
自分で気づけた「自分のいけないこと」は自分から治そうと思えますよね。
そう思えたら、あとは治すだけです。
間違っても、ちゃんと怒っている理由がわからないまま、自分もカッとなってはいけません。
それでは、良い人間関係は築けないのです。
そして、
一人ひとり違う
ということを認めましょう。
全く一緒な人などいません。
違うのが当たり前です。
それを認めることが良い人間関係を築くことにつながるのです。
また、アドラー心理学は、
勇気づけの心理学
出典:「マンガでやさしくわかるアドラー心理学」より
です。
この本では他の章でも、あなたを勇気づけるいろいろなことを教えてくれます。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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