今、自分に余裕がありますか?
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
玉川真里さんの
「イヤな気分をパッと手放す「自分思考」のすすめ 第5章:あなたの大切な人がうつ状態になったら」
です。
あなたの周りにうつ状態になってしまっている人はいますか?
きっと、あなたはその人のために色々手伝おうと考えるでしょう。
その時、あなたも気をつけるべきことがあります。
なぜならうつ状態とは、
自分が感じている”イヤな気分”がずっとなくならず、その気分に振り回されることで陥ってしまうこと
です。
そして、誰でも”イヤな気分”になることはあります。
つまり、誰にだってなる可能性はあるということです。
いわゆる、
”もらいうつ”
というものです。
うつ状態の人と接しているうちに、「自分も影響されてうつ状態になる」なんてこともあり得るのです。
なので、そうなる前にどうすればいいかを知っておきましょう。
この章では、その考え方を押してくれます。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- 大切な人がうつ状態になってしまっている人
- 自分がうつ状態になりかけていると思っている人
なぜ”もらいうつ”になってしまうのか
自分に向かって「余裕ある?」と聞いてみてください
出典:「イヤな気分をパッと手放す「自分思考」のすすめ」より
そもそも、うつ状態の人と接しているうちになぜ”もらいうつ”になってしまうことがあるのでしょうか?
それは、
家族が気を遣って不調になることもあれば、職場の人も、気を使いながら仕事面でもカバーするので、オーバーワークになる
出典:「イヤな気分をパッと手放す「自分思考」のすすめ」より
からです。
つまり、
あなた自身も余裕がなくなってしまう
のです。
なので、
まず今の自分に余裕があるか
を聞きましょう。
自分に余裕がない状態が続くのはとても危険です。
これは、自分にも相手にも良いことではないですよね。
”もらいうつ”を防ぐための2つのポイント
先ほども書きましたが、”もらいうつ”を防ぐために大事なことは、
あなたに余裕があること
です。
そのために、次の2点に気をつけましょう。
これは、決して自分一人のためのことではありません。
自分にとっても相手にとっても大事なことです。
なので、「自分がうつ状態にならないため」と考えるのではなく、
「自分もうつ状態になってしまったら、その大切な人も困る」と考えましょう。
相手との適切な距離を保つこと
どんなに大切な人が相手でも、自分が”イヤな気分”の時に何かあったら、嫌いになってしまうなんてこともあり得ます。
一時の感情とはいえ、そうなってしまっては自分にも余裕がなくなってしまいます。
なので、相手に近づきすぎて、自分の余裕を考えることができなくならないようにしましょう。
そのためにも、
相手との適切な距離を保つこと
出典:「イヤな気分をパッと手放す「自分思考」のすすめ」より
を心がけましょう。
できることとできないことをはっきりさせること
どんなに大切な人のためでも、自分にできないこともあります。
なので、
できることとできないことをはっきりさせる
出典:「イヤな気分をパッと手放す「自分思考」のすすめ」より
ようにしましょう。
できないことを無理にやろうとしていると、自分にも余裕がなくなります。
無理をするということは相手にとっても良いことではありません。
そのためにも、できることできないことをはっきりさせましょう。
自分にできないことは、それができる他の人にお願いすれば良いのです。
無理に自分一人で抱え込まないようにしましょう。
うつの各段階で周りができること
うつ状態は、
初期 → 発見期 → 休養期
と分けられるそうです。
その時その時で、周りができることが変わります。
初期:もしやと思ったら記録を残しておく
うつ状態の初期に現れる症状は、イライラや疲労感です。
出典:「イヤな気分をパッと手放す「自分思考」のすすめ」より
周りから見て、
「いつも以上にイライラしているな」「ちょっと無理しすぎだな」
と感じたら、記録を残しておきましょう。
その記録があれば、その人の波を後から知ることができます。
発見期:休みを取らなくなったら要注意
「ちょっと体調が悪いから休んでみようかな」と思う時はまだ健康なとき
出典:「イヤな気分をパッと手放す「自分思考」のすすめ」より
人はオーバーワークになるほど、遅れを取り戻そうと休めなくなるそうです。
その結果、イライラが続き余裕がなくなってしまいます。
なので、休まなくなってきたら、
一度休んだ方が良い
と伝えてあげましょう。
それでも休まなければ、内科などに相談に行ってあげましょう。
確かに、私の友人で一度うつ状態になったやつも、一時必死に勉強ばかりしていました。
もともと向上心の強いやつだったので、そのころはなんとも思っていませんでしたが、
今考えると余裕がなかったのかもと思います。
休養期:ストレスだけ注意して、本人にまかせる
うつ状態が発見できたら、休養期に入ります。
この時期は、
しっかり休養してエネルギーを蓄えないといけないとき
出典:「イヤな気分をパッと手放す「自分思考」のすすめ」より
です。
なので、しっかし休ませてあげましょう。
注意すべきは、
「どうやったら、この人がノンストレスでいられるか」
出典:「イヤな気分をパッと手放す「自分思考」のすすめ」より
を考えることです。
ストレスがあってはしっかり休めません。
なるべく、ストレスのない状態を保ってあげましょう。
まとめ
今回は、「周りの大切な人がうつ状態になったら」についての本を紹介させていただきました。
うつ状態は誰にだってなりうることです。
そして、なってしまったら周りのサポートは必要です。
なので、大切な人がうつ状態になった時は、
自分も”もらいうつ”にならないこと
を気をつけましょう。
そのためにも、
今、自分に余裕があるか
を聞くことが重要です。
自分が”もらいうつ”にならないことが、
相手にとっても自分にとっても良いことだと考えましょう。
この本では、他に「自分がうつ状態になったときの考え方」や「抜け出し方」についてなどが書かれています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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