「フリー」は、目的を達成するための手段
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
野口智雄さんの
「FREE経済が日本を変える 第5章:「フリー」をビジネスにどう活かすか? 」
です。
あなたの会社やお店には、”フリー”の商品やサービスはありますか?
ネットが広がってきて以降、
「フリー」「無料」
というものを見るようになりました。
YouTubeやFacebook・Twitterは、”フリー”で大体の機能を使用することができます。
それに、ブログは書く側はお金がかかりますが、基本見る側は無料です。
Google・Apple・Microsoftなどが提供しているクラウドも無料でたくさんのサービスを使用できます。
少し前までは、携帯電話も0円というものがありましたね。
このように、今では“フリー”でサービスを提供して、大きな利益をあげている会社がたくさんあります。
(私のブログは利益を上げれていませんがw)
この会社は”フリー”をどのように生かして利益を上げているのでしょうか?
この章では、”フリー”をビジネスにどのように活かすことができるかを、マーケティングの視点で紹介されています。
それができるのは、ネットの中で売っている会社だけだよ!
と思う人もいるかもしれません。
しかし、
マーケティングの立場からは、
ネット製品もリアル製品も組織にとってすべきことに大きな違いはない
出典:「FREE経済が日本を変える」より
そうです。
「うちは実店舗だから無理」
と諦めないで、一度考えてみましょう。
大事なのは、
「フリー」はあくまで目的を達成するための手段であって、それ自体が目的ではない
出典:「FREE経済が日本を変える」より
のです。
”フリー”にして終わりではなく、
その先の”フリー”ではない商品のことまでつながるマーケティング
をしましょう。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- ライバル店と価格競争になりそうで怖い人
- 自分の会社でも「FREE」で提供できるものがないが悩んでいる人
ターゲットを絞り込む
「フリー」で提供するターゲットを絞り込む
出典:「FREE経済が日本を変える」より
商品を”フリー”にしてしまうと、
その商品のみ無料で持っていかれてしまうのではないか
と不安になります。
無料で提供していても、コストは当然かかっています。
なので、それのみを持っていかれたらお店はとても苦しいですよね。
なので、きちんと”フリー”にする目的を明確にすることが大事です。
その目的の範囲外の人をなるべく減らして、
その場で顧客になってくれて、
将来にわたりリピーターとして製品や店、企業自体を愛してくれる可能性のある人
出典:「FREE経済が日本を変える」より
を対象にしましょう。
そんなの絞れないよ!
と言われそうですね。
いきなりそのようないい人のみに絞るのは難しいです。
なので、
性別や年齢など
から客層を予想してみましょう。
そこからターゲットを少しずつ絞り込んでいきましょう。
魅力のない”フリー”はダメ
「フリー」で提供するものこそ、魅力的なものでなければならない
出典:「FREE経済が日本を変える」より
”フリー”だからといって、手抜きやそれくらいのものを提供してはいけません。
なぜなら、その”フリー”の商品が
集客の目玉
出典:「FREE経済が日本を変える」より
になるからです。
今や、無料ではないにしろ、安くて魅力的なものはたくさんあります。
その中、
”フリー”で魅力的でないものを提供してしまうこと
は行ってはいけません。
悪いと”フリー”のせいで評判を落とすことになるかもしれません。
以前このブログで、
人間は確認作業でしか動かない
出典:「新・魔法のコンパス」より
と書かせていただきました。
これは、”フリー”のものでも同じです。
せっかく”フリー”だから試してくれたのに、その結果がよくなければ、
他の商品を買おうとは思ってくれませんよね。
なので、
”フリー”のものこそ魅力的なもの
にしましょう。
”フリー”の商品から関連購買を促進する
商品を”フリー”にすることで、
お店の商品を試してもらうこと
をしてもらえます。
この印象が良ければ、お客様にこのお店は良いお店と、位置づけられるのです。
そうなれば、他の商品も試してみたいと思ってもらえて、リピーターになってもらえます。
つまり、
「フリー」はあくまできっかけ
出典:「FREE経済が日本を変える」より
です。
その結果、関連商品や他の商品も買ってもらえるようにしましょう。
家の近くのレンタルショップでも、「海外ドラマ1巻のみレンタル無料」というキャンペーンを一時していました。
最初の試しの1.2話を”フリー”でみてもらい、面白ければその続きは有料で見てもらおうということですね。
このように、”フリー”で店を知っていただき、他の商品も知るきっかけにしましょう。
まとめ
今回は、「FREEを生かす方法」についての本を紹介させていただきました。
今では、”フリー”で質の良い商品がたくさんあります。
しかし、闇雲に自分の会社もこの商品を”フリー”にしようと考えては、大変です。
”フリー”で出した商品にも必ずコストがかかるからです。
大事なのは、
「フリー」はあくまで目的を達成するための手段であって、それ自体が目的ではない
出典:「FREE経済が日本を変える」より
のです。
その商品を”フリー”にすることで、その先の目的を達成するような仕組みを考えましょう。
この本では、他に「フリーの種類」や「フリーの落とし穴」についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント