弱い心を克服できるまでサポートしましょう
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
です。
はじめに
不登校のお子さんがいる場合、親御さんの目標は学校に復学できるようにすることです。
学校に行ければ不登校ではなくなります。
だからと言って、
「復学」= 不登校は解決
と思っていませんか?
学校に行けたからもう大丈夫だね
復学できたからもう心配ない
このように考えていませんか?
そこで安心してはいけません。
この章では、
不登校の子が復学できた後のこと
について書かれています。
他の本でも書かれていましたが、
「復学」できたことはすごいこと
です。
自分を褒めてあげましょう。
でも、ここで安心しきってはいけません。
解決まであと少しなのですから。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- お子さんが「復学できた」人
- お子さんが不登校になっている人
- そういう人が周りにいる人
周りにいるならぜひ教えてあげてください。
最終目標は「復学し続けること」
不登校のお子さんががいる場合、親御さんが本当に安心していいのは、
復学し続けることができたとき
です。
なぜなら、
一度復学できたからといって、そのまま生き続けられるとは限らないから
です。
学校に行きたくない
その理由が学校の何かである場合、学校に行ってみないと「大丈夫」か「やっぱり嫌だ」かはわかりません。
例えば先生が怖いなら、その先生に会ってみないと大丈夫かどうかはわからないです。
つまり、
復学はリハビリをはじめるようなもの
出典:「不登校から子どもを守るお母さんの教科書」より
です。
行ってみないとどれくらい大丈夫かわかりません。
ちょっとづつ慣らしていく必要があります。
著者の小寺さんは、不登校のお子さんの親御さんへのサポートをずっとなさっています。
そんな中、行けなかった時は緊密に連絡し合っていたのに、復学したらぱったりと連絡してこなくなる方もいたそうです。
復学できて安心しきってしまったそうです。
不登校のお子さんが復学できたらもう大丈夫
確かにそう思えます。
しかし、
「復学」は解決ではありません。
出典:「不登校から子どもを守るお母さんの教科書」より
復学できてからも、サポートをしてあげるようにしましょう。
復学後のサポートが必要な理由
復学した後にもサポートが必要な理由としては、
サポートがなければ不登校を経験した子は大人になってひきこもることが多いから
です。
本書によると、
6ヶ月以上会社などの行かず、
自宅で引きこもり状態になる成人の61.4%は、
小学校から大学までのいずれかの時期に不登校を経験している
出典:「不登校から子どもを守るお母さんの教科書」より
とのことです。
こちらは2003年のデータですが、私が検索してみたところ2018年でも6割越えでした。
このように、一度不登校を経験するとひきこもってしまうかもしれません。
だからと言って、
もうダメじゃん・・・
これからどうしよう
と不安になる必要はありません。
著者の小寺さんが関わった親子で、
復学後もサポートを続けた方々はみんなちゃんと自立できている
そうです。
つまり、復学後のサポートも大事ということです。
早く安心したいのもわかりますが、もう一踏ん張りです。
どんなサポートをすればいいの?
では、復学後のサポートとは何をすれば良いのでしょうか?
それは、
会話をして、思いのたけを聞き、受け止めてあげること
です。
復学した時、周りの人によっては、いろんなことを言ってくることもあります。
そんな時のために、弱い心を克服できるように色々なことを聞いてあげましょう。
大事なのは、
ときには鈍感になるというガード法を身につけたり、
周囲からの攻撃を交わすコミュニケーションのテクニックを身につける
出典:「不登校から子どもを守るお母さんの教科書」より
ということです。
- 周りの子から聞かれるだろう質問を考えて、どう答えればいいかを一緒に考える
- 辛くなったら先生に伝える
- 溜まっていることがあるなら家で話す
などいろいろな対処法を一緒に考えてあげましょう。
大事なことは、
ちゃんと聞いて受け止めてあげること
です。
それを繰り返していくと、ちょっとづつ心が強くなっていきます。
終わりに
今回は、
不登校の子が復学できた後のこと
についての本を紹介させていただきました。
不登校の子が学校に行けた
これはすごい一歩です。
でも、その一歩が大きいと思えば思うほど、
これで大丈夫
と安心してしまう人も多いです。
当事者ならきっと自分もそう思っていました。
しかし、そこからも大事です。
一回行けたらずっと行ける
そう思いたくなるかもしれませんがもう一踏ん張りです。
「復学」できて安心ではありません。
弱い心を克服できて安心
なのです。
そのために、サポートをしてあげましょう。
この本では、他に
「学校に戻す方法」
「変わるのは親から」
についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
また、心が強くない人の心の切り替え方についてはこちらで紹介しています
よろしかったらどうぞ
奥付
本は、人の知識の宝庫です。
一冊の本を全て取り入れるのは大変です。
そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。
それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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