“聞こえるから大丈夫”とは限りません|小渕千絵・原島恒夫『きこえているのにわからないAPDの理解と支援』

体調管理

まずはみんな理解しよう

こんにちは、一生と言います。

今回ご紹介する章は、

です。

はじめに

APDって知っていますか?

APDとは、聴覚情報処理障害のことで、

聞こえているのにわからない

状態の時があることです。

Aくん
Aくん

聞こえてるのにわからないなんてことあるの?

このように思うかもしれません。

しかし実際に、

欧米を中心に多数の報告がある

出典:「きこえているのにわからないAPDの理解と支援」より

そうです。

そして、このAPDの問題点の一つとしては、

聴覚的には問題があるわけではないこと

です。

聴覚に問題がないため、周りの人たちも気づかないのです。

一生
一生

相手がどう聞こえているかはわからないですからね。

聞こえているから問題ない

誰でもそう思ってしまいますが、実際にはわからない人もいるのです。

しかし、そんな状況の人にも伝える・教えることは誰でもあり得ることです。

そのため、

どう準備すれば良いか

学びましょう。

この章では、

APDへの支援

について書かれています。

何度も聞き直されてイラッとした経験ありませんか?
それはただ、相手がうまく聞き取れなかったからかもしれません。

そうならないようにするためにこちらからできることを知りましょう。

一生
一生

聞き取れないのはしょうがないです。

そうならないための準備やフォローをしましょう。

それではよろしくお願いします。

こんな人にオススメ!!

  • 人に教える仕事をしている人
  • 何度も同じことを聞かれてイライラしたことがある人

周りの雑音の抑制

一つ目の支援としては、

周りの雑音を抑制すること

です。

これは誰にでも当てはまりますが、

周りの音が大きくては話している声は聞こえにくい

です。

一生
一生

工事の音とかすごいと何も聞こえないですよね。

そのため、まずは周りの音を減らしましょう。

人によっては、

  • 電話の音
  • キーボードのタイピング音
  • エアコンの音

などでも情報取得の妨害になり得ることもあります。

できる限りの音を減らせるようにしましょう。

一生
一生

全て無くすのは難しいのでまずは抑制です。

真夏にエアコンをつけなければ聞く気にもならなくなってしまいます。

視覚にも頼ろう

二つ目の支援としては、

口や手・文字を大きく使うこと

です。

人は耳だけでなく目でも情報を得ることができます。

そのため、

視覚的な情報を積極的に活用していく

出典:「きこえているのにわからないAPDの理解と支援」より

ようにしましょう。

その一つが、口や手です。

周りの音が大きくて聞こえにくい時、

口型が重要な手がかりとなる

出典:「きこえているのにわからないAPDの理解と支援」より

ことが多いです。

口の動きや表情からある程度の情報を得ることができるのです。

そのため、

ボソボソと話すのではなく口をちゃんと動かして表情豊かに伝える

ようにしましょう。

また、話しながら映像などを使う場合は、

その映像に文字を入れる

のも一つの手です。

映像と主に文字が映し出されれば、聞こえにくくても見て理解することができます。

一生
一生

映画の字幕のような感じですね。

理解する

三つ目の支援としては、

みんなが理解すること

です。

一生
一生

これが一番大事だと思います。

APD

結構な人がまだ聞きなれない言葉だと思います。

一生
一生

私もたまたま読んだ本で知りました。

このように、

「聞こえているのにわからない」ことがあることがあまり知られていない

のです。

そのため、

Aくん
Aくん

そんなはずないじゃん

Bさん
Bさん

ただの思い込みだよ

という答えに至ってしまう人もいます。

一生
一生

私も以前はそうでした。

聞こえてないわけないと思っていました。

しかし、実際にいるのです。

そこを理解することが何よりもの支援になります。

「聞き取れなかったとこがあるのかも」と気づければみんな色々工夫して伝えようとします。

そのために、

聞こえているのにわからないこともあると理解する

ようにしましょう。

一生
一生

みんなが知ること

それだけで大きく変わると思います。

終わりに

今回は、

APDへの支援

についての本を紹介させていただきました。

この記事では、

  • 周りの雑音の抑制
  • 視覚にも頼る
  • みんなが理解する

の三つを紹介しました。

聞こえているけどわからない人もいる

これはみんなが知っておくべきことだと私は思います。

話を聞いてもらいたい人・何かを教える人は特に、APDを理解することが大事です。

この本では、他に

「APDとは」や「みられる症状」

についてなどが書かれています。

この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。

また、

奥付


本は、人の知識の宝庫です。

一冊の本を全て取り入れるのは大変です。

そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。

それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました