自分を相手に当てはめて考える
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
古宮昇さんの
「傾聴の基本」
III:傾聴に必要な3つ特徴
です。
傾聴
この言葉をご存知ですか?
漢字からある程度の意味は想像できますが、
本書をみるまでその言葉自体を知りませんでした。
人の話に耳も心も傾けて聴くこと
つまり、
相手の話をちゃんと聴く
ことです。
人は誰でも悩みを抱えることがあります。
その時、周りに「話しやすい人」がいるのはすごく心強いですよね。
話しやすい人とは「聴き上手」な人
です。
ただや悩みを聞いてもらえるだけで、相手はスッキリすることもあります。
悩みを聞きてもらえるだけでも、
相手は嬉しいと感じてくれる
こともあります。
なので、「聴き上手」になりましょう。
この章では、
聴き上手な人の特徴
について書かれています。
「聴き上手」はとてもいいことです。
一緒にどんな人が聞き上手か学びましょう。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- うまく話を聞けるようになりたいと思っている人
- 周りに信頼されたいと思っている人
自分を相手に当てはめて考えられる
まず第一に、
傾聴とは、共感的な人間関係を提供すること
出典:「傾聴の基本」より
と書かれています。
つまり、
聴き上手な人とは、相手のことを理解し相手の立場で考えてあげられる人
ということです。
相手を自分に当てはめるのではない
ということですね。
相談されたら、一緒に考えて解決してあげよう
と思いますよね。
自然と共感するよりも先に解決してあげようと考えてしまいます。
その結果、
「自分→相手」でなく「相手→自分」で考えてしまう
ことが多いです。
それが実行できる人はいいですが、
できない人にとっては解決もできないですよね。
それでは、本当の解決にはならないこともあります。
つまり、
話を聞く前から「解決してあげよう」と思ってはいけない
ということです。
いきなり解決策を考えるのではなく、
まず自分を相手に当てはめて共感する
ことから始めましょう。
私も今まで、「自分ならこうする」というようにアドバイスをしていました。
これが相手を自分に当てはめたアドバイスです。
しかし、相手は私ではありませんよね。
そのアドバイスは、実行できたなら解決するかもしれないアドバイスです。
つまり、できなければ一つの提案でしかなく解決策にはならないということです。
本当の解決策というのは、相手が実行できることです。
それには、まず共感することからということです。
恥ずかしながら、今まで私は全く逆のことをしていました。
相手の考えを受け入れる
相談に乗る場合、相手には本音を話してもらいますよね。
本音を聞かなければ、
解決策を見つけるのは難しいですよね。
その時、その本音を正論で正していませんか?
それでは「聴き上手」とは言えません。
正論が話し手の気持ちを疎外する
出典:「傾聴の基本」より
正論とは、
理屈は正しい
です。
しかし、それが相手の助けになるとは限りません。
相手もわかっていることであれば、
「そんなことわかっている」
と逆効果になることもあります。
それでは、もう相談には来てくれないですよね。
大事なのは、正論を伝えることではありません。
そのまま話し手を尊重するということ
出典:「傾聴の基本」より
です。
どんなことでも、
まずは相手を受け入れることから
ということです。
自分にも素直になる
相手に相談される時、
- ちゃんと解決してあげなきゃいけない
- わからせてあげないといけない
- 弱みを見せてはいけない
と考えていませんか?
その結果、
よくわからなかったことをそのままにして聴いてしまう
こともあります。
わからないと伝えることを、
「弱みを見せること」
と考えてしまっているのです。
しかし、わからないままでいいアドバイスができるでしょうか?
傾聴とは、
「どちらが上でどちらがしたか」という勝ち負けで捉えるのではなく、
同じ人として繋がること
出典:「傾聴の基本」より
です。
弱みを見せてはいけない
なんてことはないということですね。
傾聴するのに、自分の大きく見せる必要はありません。
わからないことはそのままにせず、聴きなおせばいいのです。
聴き上手になるには、
自分の心に素直であること
出典:「傾聴の基本」より
が大切です。
奥付
題名:「傾聴の基本」
発行日:2020年10月19日初版発行
著者:古宮昇
出典「傾聴の基本」より
まとめ
今回は、
聴き上手な人の特徴
についての本を紹介させていただきました。
本書より聴き上手な人の特徴は、
- 自分を相手に当てはめられる
- 相手のはないを受け入れられる
- 自分にも素直になれる
ことです。
私がこの本を読んで学んだ1番のことは、
解決策を考える前に共感する
ということです。
先ほども書きましたが、私は今まで相手を自分に当てはめて考えていました。
それでは、共感できていないのです。
自分を相手に当てはめて考える
傾聴とはそういうものであり、その上で考えられることが聴き上手な人なのです。
私は今まで全く逆のことをしていました。
この本を読んで本当によかったです。
この本では、他に
「傾聴の基本」や「傾聴のしかた」
についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
本は、人の知識の宝庫です。
一冊の本を全て取り入れるのは大変です。
そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。
それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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