Pを仮説と考えよう
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
永井孝尚さんの
「100円のコーラを1000円で売る方法2 第3章:実験は「結論」からはじめろ 」
です。
この本はタイトルの通り、以前に紹介させていただいた「100円のコーラを1000円で売る方法」の続編です。
1冊目がどの章でも「なるほど」と思えることがあり、かつすぐに会社で試してみることができることもあったため、私の中ではすごく充実した本でした。
それと同時に、私はマーケティングについて、全くの無知だったとも気づきました。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- 仕事で新しい企画を考えている人
- これから事業を起こそうとしている人
情報を集めるばかりではダメ
何か問題が起きたとき、その対処をするためまず現在の情報を集めます。
それ自体は間違いではないですが、それは現状把握であり、現状の変化はありません。
その対処のため、何をするかも考える必要があり、急務なことであればあるほど急ぎ行動し、変化を作らなくてはなりません。
もちろん現状把握は大事です。
しかし、集めるばかりでなく、どうすれば改善されるかを考え、それを積み重ねていきましょう。
PDCAサイクルは「螺旋状」
あなたは、PDCAを知っていますか?
聞いたことがある人は多いと思います。
P (Plan) [計画]・D (Do) [実行] ・ C (Check) [検証] ・ A (Action) [対応]
このサイクルを繰り返して、企画や問題点の対応などを進めていくというやり方です。
このサイクルをよく円で表されているのをみます。
実際、私が見たことある形も円です。
しかしこの本では、
PDCAを繰り返すことで、どんどん高みに昇っていく。
PDCAは円ではなく3Dでとらえる必要があります。
とおっしゃっています。
つまり、円ではなく、“螺旋状”の形になるのです。
円にしてしまうと、Aの後に元のPに戻ってきてしまうように見えてしまい、同じところをグルグル回っているように感じ、実際あまり進んでいない可能性もあります。
PDCAのPは”仮説”
先程、PDCAは何度も繰り返すと言いました。
このサイクルの数をこなして、少しずつ上に上がっていくのが理想です。
それには、なるべくこの螺旋を早く回していきたいですね。
Pを「計画」としているため、次はどうしようと悩んでしまい、時間がかかってしまいます。
なので、Pを”仮説”にするのです。
つまり、
P [仮説]を立てて、D [実行]して、C [検証]して、A 次の[行動]つなげる
と考えるのです。
Pが”仮設”なので、間違っていてもいいのです。
検証した結果、間違いと気づいたら次の”仮説”を立てる。
それでもいいので、半月ほどの短いスパンでグルグルとサイクルを回しましょう。
まとめ
今回は、PDCAについての本を紹介させていただきました。
今や、PDCAはビジネスには重要なサイクルとなっています。
なので、そのPDCAをうまく動かせる会社ほど、成功する確率が上がるとも考えられます。
これもあくまで”仮説”ですが、これをどんどん回していきましょう。
また、現代では、PDCAでなく”PDR”というものもあるそうです。
“PDR”は、3つに分けたことにより、より早く動かせるメリットがあるとのことです。
いつか”PDR”の勉強もして、ここに書けたらと思います。
この本では、他に「仮説志向と論点思考」や「差別化戦略」についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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