効果はあります、しかし・・・
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
Eric Barkerさんの
「残酷すぎる成功法則」
第5章:「できる」と自信を持つのには効果がある?
です。
自信を持てばうまくいく・ポジティブに考えれば大丈夫
よく聞きませんか?
よく聞きます。
私自身、自信を持つことはうまく行く可能性も上がると思っています。
なぜなら、それだけ努力したと自分で思っているからです。
しかし、本当にそうでしょうか?
実際、努力していなくても自信だけある人もいます。
つまり、
自信ある ≠ 努力している
の人もいるということです。
私自身、超ポジティブ人間です。
しかし、周りの誰よりも努力してきたとは言えません。
このように、ただ自信を持つことに本当に効果があるのでしょうか?
この章では、
自信持つことの効果
について書かれています。
本当にただ「自信を持てばいいのか」を学びましょう。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- 周りから自信を持てと言われている人
- 自信は常にあるけど空回りしている人
自信を持つことに効果はある
最初に書きます。
自信を持てば持つほど、利益がもたらされる傾向がある
出典:「残酷すぎる成功法則」より
自信を持っている人の方が、
- 生産性が伸びる
- より困難な課題に挑戦する
- 最初に発言する
傾向にあります。
そう考えると、自信を持つことは効果があると言えますね。
行き過ぎた自信は勘違いされない?
このように思いますか?
その通りです。
行き過ぎた自信は勘違いを生み出します。
しかし、それも良いほうに働く。
出典:「残酷すぎる成功法則」より
と書かれています。
つまり、
行き過ぎた自信は自分とって良い方へ勘違いしていくれる
ということです。
おどおどと正しいことを話す人
はっきりと正しそうなことを話す人
聞いただけでは、どちらの方が信用出来そうですか?
私なら、はっきり話す人です。
このように、
自信を持つことは相手に良い印象を与える効果がある
ということです。
自信があるフリの効果
自信を持てと言われて、自信が持てる人はなかなかいません。
それで自信を持てる人は、
言われる前に自信を持っていると思います。
しかし、
自信があるフリをする
ことはできますよね。
この自信のあるフリをすることにはどのくらいの効果があるでしょうか?
本書では、
リーダーシップを装うことはある程度、人的管理にプラスの効果を生む
出典:「残酷すぎる成功法則」より
悲しいときに笑顔をつくれば幸せな気持ちになれること、
力強く振る舞うと痛みへの耐性が本当に増すことなどが、
相当数の研究によって証明されている
出典:「残酷すぎる成功法則」より
と書かれています。
つまり、
フリをするだけでも効果はある
ということです。
しかし、問題はそれが長く続くかどうかです。
フリをするとは、装うということです。
つまり、本当の自分ではないということですね。
この状態を、今一回だけならもつでしょう。
しかし、その状態を1年続けられますか?
もちろん、フリをしているうちにそれが普通になっていく人もいます。
ですがそれは、
結果がついてきたからの自信ではありません
よね。
たった一度の失敗で元に戻ってしまうこともあるということです。
そうなると、
以前以上に自信を持つことが難しくなっていく
ように感じます。
つまり、自信があるフリの効果は、
あるにはある
しかし、長い目で見ると危ない
ということです。
今この一回のためなら、フリでもいいので自分を装いましょう。
そして装った以上は、その後の努力で本当の自信にすることが大切です。
自信よりも大事なのは「セルフ・コンパッション」
ここまでで、
自信には成功の効果はあるが、フリでは後々危険である
ことを紹介しました。
人によっては、自信ある人に好感を持てない人もいますよね。
部下は自分より下でいいと考えてしまう小さい人もいます。
ではどうすればいいのでしょうか?
本書では、
自信に代わる概念がある
と書かれています。
それは、
自分への思いやり (セルフ・コンパッション)
出典:「残酷すぎる成功法則」より
です。
自分への思いやりとは、
自然体で自分に満足する
ということです。
これなら、自分を下げることはありません。
それに、自然体で満足できれば、フリをする必要もありません。
自信を持つことより大事なのは、
自分を責めず許すこと
です。
まとめ
今回は、
自信を持つことの効果
についての本を紹介させていただきました。
本書より、
自信を持てば持つほど、利益がもたらされる傾向がある
出典:「残酷すぎる成功法則」より
と書かれています。
しかし、
その場では良い方向に行く傾向あるが、その後の結果は自分次第
です。
自信を持ったおかげで高く評価されることもあります。
しかし、できないことはできません。
高く見られてずっとそれを装うのは大変です。
自信を持つことよりも、
自分への思いやり (セルフ・コンパッション)
出典:「残酷すぎる成功法則」より
が大切です。
自信があるだけでは、できているうちは良いですが、できなかった後のことを考えていません。
思いやりを持って、
できなかった時に自分を許すことも考える
ようにしましょう。
完璧でいようとすること自体が不合理で、あらゆるマイナス感情の元になる。
出典:「残酷すぎる成功法則」より
常に成功しかしない人はいません。
失敗しても自分を許すことが大事です。
この本では、他に
「「いい人」は成功できない?」や「切り替えが速い人よりも諦めない人の方が良いのか?」
についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
本は、人の知識の宝庫です。
一冊の本を全て取り入れるのは大変です。
そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。
それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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