[高い]=[売れない]ではない
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
石原明さんの
「絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます」
序章:「値上げ」がいいこれだけの理由
です。
「値上げ」と聞くとどんなことを思い浮かべますか?
安いほうがいいからお客様が離れてしまう。
私と同じように、
「値上げ」は客離れにつながる
と思っていませんか?
しかし、いろいろな物の値段が上がっている現在では、
値上げは避けられなくなってきている
状況ですよね。
材料費が上がれば、売値も上げないと利益に関わってきます。
そのため、「企業努力でなんとかしないと」と考える人も多いと思います。
本書では、
値段を上げることこそ正しい企業努力
出典:「絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます」より
と書かれています。
つまり、
「値上げ」=いいこと
と考えるのです。
この章では、
なぜ「値上げ」がいいことなのか
について書かれています。
「値上げ」をするとお客様が離れてしまう
と言う考えを無くしましょう。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- 「値上げ」以外でなんとかしようと考えている人
- 利益を減らしてでも「値上げ」をしないようにしようとしている人
- 「値上げ」=「客離れ」を考えている人
「[高い]=[売れない]ではない」から
本書では、
消費者たちは、そこまで安売りを求めているわけではありません
出典:「絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます」より
と書かれています。
今は、
- 物価は上がっているのに給料は上がらない
- 税金は増え続けている
- 年金がもらえるかわからない
などいろいろお金に関する不安が皆多いですよね。
そのため、値段が安い物の方が売れると考えてしまいます。
しかし、全てがそうでしょうか?
よく出る例が趣味です。
あなたは、趣味に使うお金はできる限り安いものと考えますか?
私は、ゲームが大好きです。
中でも、「FINAL FANTASY」と「ゼルダの伝説」が大好きです。
この二つは常に定価で限定のものを買っています。
趣味に関しては、
「値段」より「質」を重視する人が多い
と思います。
大事なのは、
消費者は常に安ければいいと思っているわけではない
出典:「絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます」より
ということです。
常に安いものが選ばれるのではなく、
値段に見合った「質」があれば高くても選んでもらえる
ということです。
「誰でもネットショッピングではない」から
Amazon・楽天などのネットショップ
便利ですよね。
私も物を買う前にAmazon・楽天で値段は調べます。
安いならそっちの方が得ですからね。
このように、ネットショップは楽だし安いものも多いです。
その理由の一つに、
人件費が減らせるから
というものがあります。
店頭で売るよりは割合は低いですよね。
しかし、みんなが使っていると思いますか?
このようなネットショップでは、「ID」「パスワード」はほぼ必須です。
でないと本人確認ができませんよね。
そして、時間があけば再度入力することもあります。
それが面倒と思う人も多いです。
それなら店頭で買う方が楽でいい
と思う人も多いです。
それに、ネットショッピングではわからないことは自分で調べることになります。
つまり、
人件費を減らせるため、買う側の面倒は増える
ということです。
質問に答えてくれる人がいないのですからね。
大事なのは、
ネットで買うモノは定番化したモノのみで、
あとは使わないという消費者も増えている
出典:「絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます」より
ということです。
「安い」よりも「面倒」が買ってしまう人もいる
ということですね。
「価格競争してはいけない」から
中小企業は価格競争に加わってはいけない
出典:「絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます」より
こちらは、「値上げ」がいい理由というよりも、「値下げ」がよくない理由になります。
自分の会社がマーケットリーダーではない限り、
安売りに走るのは経営として絶対に危険
です。
質でなく値段で勝負してはいけない
ということですね。
なぜなら、
マーケットリーダーはさらに安くすることも可能
だからです。
マーケットリーダーは、たとえ利益が少なくなっても耐えるお金があります。
その間耐えて、他の会社が立ち行かなくなった後にまた値上げをするだけです。
マーケットリーダーは、「小さな損」に耐えることができる
ということです。
忘れてはいけないのは、
価格競争で勝つのは、マーケットにおいて1社のみ
出典:「絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます」より
です。
つまり、
「値段」で勝負できないため、質で勝負するしかない
ということですね。
「質」で勝負できるなら、高くても選んでもらえるのです。
奥付
題名:「絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます」
発行日:2015年09月03日第1刷発行
著者:石原明
出典:「絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます」より
まとめ
今回は、
「値上げ」がいい理由
についての本を紹介させていただきました。
私はこの章で学んだ一番のことは、
高くてもその値段に見合った「質」の商品にすることが企業努力
ということです。
「値上げ」はお客様離れにつながる
と思いがちです。
誰でも安く買いたいですからね。
しかし、
値段が少し上がってもこれが欲しい
他より高くてもこれが食べたい
そう思ってもらえる「質」があれば、選んでもらえるのです。
他より高い中、自分の商品を選んでもらう
↓
利益が上がる
↓
より良い商品を考え、もっとお客様に満足してもらう
これこそが、理想の企業努力です。
値段を上げることこそ正しい企業努力
出典:「絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます」より
なのです。
あとは、その値段に見合った「質」を提供できるように考えましょう。
大事なのは、自分達にしかない「付加価値」の部分です。
この本では、他に
「値段を上げると「顧客」が変わる」や「「価値」をつける」
についてなどが書かれています。
また、価格のマーケティングについては、
100円のコーラを1000円で売る方法
読んでいただけたら幸いです
この本は分かりやすくてすごく面白いですよ!
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
本は、人の知識の宝庫です。
一冊の本を全て取り入れるのは大変です。
そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。
それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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