高いけど喜んで支払ってもらえるお店を目指す
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
村尾隆介さんの
「安売りしない会社は、どこで努力しているか? 序章:利益を出すことから逃げない」
です。
あなたの会社は、商品が売れなければ、どうしますか?
売れ残ったらなら、値段を安くして売る
きっと、こう考える方が多いと思います。
恥ずかしながら、私は「安く売る」と言う方法が1番最初に思い浮かびませんでした。
しかし、これを続けていては元の値段より安いため利益は減ります。
同じ額の利益を出すには、数を増やす必要があり仕事が増えます。
それに、周りのライバル店も値段を下げたら、価格競争が始まってしまいます。
価格競争してしまっては、大きな会社にはかないません。
絶対にやってはいけないことです。
なので目指すことは、
ちょっと高いけど、喜んで支払ってもらえる会社やお店
出典:「安売りしない会社はどこで努力しているか?」より
です。
価格を下げることよりも先に、
他の店にはないお客様に喜んでもらえること
を探しましょう。
それが、その商品の価値となり、そのお店の価値につながります。
その価値を得るには、どうすれば良いか?
この本は、その方法がいくつか書かれています。
比べられているのは、決して価格だけではありません
出典:「安売りしない会社はどこで努力しているか?」より
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- 売れなかった商品を売るために「値段を下げる」を1番最初に行う人
- 値段以外の価値を探している人
自社の価値を探そう
自社と競合他社、似た商品を売る場合、
比べるられるのはまず価格
だと思ってしまいます。
なので、その「価格」で勝つために、安く売ろうと考えます。
間違ったやり方ではなさそうですよね。
しかし、値段を下げるのにも限度があります。
そしてそれは、会社によって変わります。
その商品で損はできない「小さな会社」と、その商品では損してでも勝たなきゃいけない「大きな会社」と言うものがあります。
この状態で「小さな会社」が勝つには価格で勝負しては無理ですよね。
価格競争になると、いつかはこの状態になる時が来る可能性があります。
なので、
「価格」を下げずに、「価値」を上げる
出典:「安売りしない会社はどこで努力しているか?」より
ことを考えましょう。
お客様の困りごとを解消する
価格を下げるのではなく、価値を上げる
出典:「安売りしない会社はどこで努力しているか?」より
これは、小さな会社にとってとても大きなことです。
しかし、それができれば当分は価格以外で売ることができます。
なので、その上げるべき価値を探しましょう。
それはなんでしょうか?
それは、
お客様の困りごとを解消すること
です。
今は、とても便利な世の中になってきました。
しかし、全く困っていないなんてことはありません。
それは、お客さまも同様です。
競合が気づいていないようなお客さまの困りごとを、会社として解消し続けることができれば、
価格競争に巻き込まれることはない
出典:「安売りしない会社はどこで努力しているか?」より
その困りごとを解消でき、その信頼を得られれば、そのお客さまはファンになってくれます。
なので、その困りごとを探してみましょう。
「商品」ではなく「会社」のファンをつくる
比べられてるのは、決して価格だけではない
出典:「安売りしない会社はどこで努力しているか?」より
このことを知りましょう。
全く同じ商品を買う場合は、当然安い方が良いことが多いです。
しかし、似た商品の場合、価格の他にも違いは必ずあります。
そして、その違いからもどちらを選択するかを考えるでしょう。
このように価格以外にも比べられていることはあります。
私は、Apple社のファンです。
「iPhone」「iPad」「iPod」「iMac mini」「Macbook pro」「AppleTV」とたくさんのApple製品を使用しています。
それは、他社の似た商品よりも高くてもです。
このように価格以外に比べられるものはあります。
そして、その違いで他者との差別化をできないか考えましょう。
その他者との違いが先程の”お客様の困りごとの解消”につながるなら、他社よりも価格が高くても買ってくれるお客様もいます。
それを続けていくうちに、お客様は「商品」でなく「会社」を信用してくれるようになります。
私にとっての、Apple社がそうですね。
他のメーカーが嫌なのではなく、ただAppleファンなのです。
その信用を得られれば、
その会社だから
と言う理由で、選択してくれるようになります。
まとめ
今回は、「値下げ以外にできること」についての本を紹介させていただきました。
価格競争は誰でも思い浮かびます。
そして、価格競争はどうしても大きな会社の方が有利になります。
なので、価格競争以外のできることを見つけましょう。
「大きな会社」だからできること、「小さな会社」だからできることがあります。
お互いがそれを補えれば、会社もお客さまもいいことばかりです。
先ほども書きましたが、
比べられているのは、価格だけではない
出典:「安売りしない会社はどこで努力しているか?」より
ことを忘れないようにしましょう。
この本では、他に「安売りで起こる問題」や「会社自体のファンを増やす方法」についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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