「何ができて何ができないか」から知ろう
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
アンジェラ・ダックワースさんの
「GRIT やり抜く力」
第7章:成功する「練習」の法則
です。
継続は力なり
よく聞きますよね。
一つのこと続けることは、いずれすごい力になります。
その分、
そのくらい続けることは難しいこと
のようにも感じます。
周りが続けられないことほど、
続けた人には大きな力になります。
しかしだからと言って、
ただ続ければいい
と思っていませんか?
お恥ずかしながら、私は思っていました。
日課のように1時間勉強をしていた時がありました。
確かにただ続けていけば、継続はできています。
しかし、
職務経験を20年積む人もいれば、
1年の職務経験を20回積む人もいる
出典:「GRIT やり抜く力」より
のです。
どんなに継続していても、
方法次第では「まあまあ」ほどの力しかないこともある
のです。
ではどのような方法で継続すれば良いでしょうか?
この章では、
「やり抜く力」のある人の続け方
について書かれています。
私のように「ただ続けているだけ」になっていませんか?
早く気づいて続け方を変えましょう。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- ただ続けている人
- 続けているのにあまり成果を感じない人
- 継続の仕方に疑問を持っている人
大事なのは「意図的な練習かどうか」
1万時間の法則
というものを着たことありませんか?
一つの分野で一流になるには1万時間の練習が必要
のようなものです。
これを聞いて、
1万時間で一流になれるんだ。
よし1万時間を目指して頑張ろう!
と思いませんか?
私は思いました。
とにかく続ければいつかは一流になれるんだと思いました。
しかし、誰もが1万時間で一流になれるでしょうか?
例えば、
1時間練習しよう
〇〇の練習をしよう
ではどうでしょうか?
Bさんは、練習の内容は「〇〇ができるようになる練習」です。
しかしAくんの場合は、
ただ1時間練習するだけ
かもしれません。
目的は練習時間になってしまっています。
大事なのは、
「意図的な練習」を行なっている
出典:「GRIT やり抜く力」より
かどうかです。
- 何をできるようになるための練習なのか
- なぜその練習でできるようになるのか
など今やる練習の意図をちゃんと知っている必要があります。
ただ1時間走り続けてもオリンピックは難しそうですよね。
スタートや走り方など他のことも考える必要があります。
「カイゼン」を行い続ける
では、どのような意図のある練習をするのが良いでしょうか?
本書では、
メガ成功者は「カイゼン」を行い続ける
出典:「GRIT やり抜く力」より
と書かれています。
カイゼンとは、
- 今よりもっとできるようになること
- 今できないことをできるようになること
などです。
つまり大事なのは、
さらに上を目指したい、という強い意志
出典:「GRIT やり抜く力」より
を持って続けることです。
現状に満足せず、
さらにこれをできるようになりたいと考えて練習をする
ということです。
その「できるようになりたい」ことのための練習が、意図した練習になるのです。
ただ本を読むのでなく、これを知りたいからこの本を読む
この方が身になりそうですよね。
「いまの自分」を見ながらチャレンジする
では、「意図した練習」をするのに大事なことはなんでしょうか?
それは、
“いま、この瞬間”の自分を見つめること
出典:「GRIT やり抜く力」より
です。
先ほど、
意図的な練習とは「カイゼン」を行い続けること
と紹介しました。
その「カイゼン」を行うには、
今の自分を知る
必要があります。
- 今、自分は何ができて、何ができないだろう
- 何をできるようになったら先に進めるだろう
- 目標達成のためには何をできるようになる必要があるだろう
このような今の自分を知ることで「カイゼン」することがわかるようになるのです。
逆に、今の自分を知らないままでは、
何をカイゼンすれば良いのかわからない
ですよね。
このように、
「いま、この瞬間」の自分を見ながらチャレンジする
出典:「GRIT やり抜く力」より
ようにしましょう。
奥付
題名:「GRIT やり抜く力」
発行日:2016年09月08日 第1刷発行
著者:アンジェラ・ダックワース
出典:「GRIT やり抜く力」より
まとめ
今回は、
「やり抜く力」のある人の続け方
について紹介させていただきました。
誰でも、ただ続けることはできるものです。
簡単とは思いませんが。
難しいのは、
「意図した練習」を続けること
です。
「ただ続ける」のではなく、「意図した練習」を続けるようにしましょう。
そのためにも、
- 今、何ができて何ができないか
- 何をできるようになる必要があるのか
などの今の自分を知ることから始めましょう。
またこの時、
まだこんなにできないことがあるのかぁ
みんなもっと先を言ってるのに自分はまだここにいる
とマイナスに思わないようにしましょう。
最初はできなくて当然です。
それに、人とスピードが違っても問題ありません。
なぜなら、
目標は「意図した練習」を続けること
だからです。
周りとに違いは続けることで埋まっていきます。
本書でも、
長い目で見れば才能よりも重要なのは、グリット (やり抜く力)
出典:「GRIT やり抜く力」より
と書かれています。
才能は持って生まれたものかもしれません。
しかし、やり抜く力は努力次第で鍛えられるのです。
この本では、他に
「やり抜く力とは」や「「やり抜く力」を伸ばすには」
についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
本は、人の知識の宝庫です。
一冊の本を全て取り入れるのは大変です。
そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。
それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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