挫折を感じさせないように教えましょう
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
田中省三さんの
「当たり前だけどなかなかできない教え方のルール」
第2章:何を何のために教えるのか?
です
人に教えるって難しいですよね。
自分が教わったように教えても同じようにはいきません。
なぜなら、
教わる人が違うから
です。
人によって、
- 理解度
- 知っていること
- 気づけること
などは異なります。
そのため、同じように教えても同じ答えに行きつかないこともあります。
では、どのように教えればいいでしょうか?
この章では、
どのように教えれば上手く教えられるか
について書かれています。
上手く教えられることは評価にもつながります。
どうすれば上手く教えられるか学びましょう。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- 上手く教えれるようになりたい人
- 教えるのが苦手な人
相手に合わせたスタートから始める
人に何かを教える時、
まずはスタート地点を作る
ようにします。
つまり、
何から教えるのか
ということです。
いきなり応用を教えても基礎を知らなければ
理解できませんよね。
そのためその人が、
- 何を知っているのか
- どのくらい理解しているのか
- 何を学ぼうとしているのか
をお互い話し合わせましょう。
現状把握というものですね。
この時、
最初のレベル設定は
「ひょっとして低過ぎるんじゃないか?」と思うくらい低くする
出典:「当たり前だけどなかなかできない教え方のルール」より
ようにしましょう。
いきなり壁にあたっては教わる側は自信もなくしてしまいますよね。
教える側にとっては当たり前でも教わる側には知らないことはあります。
なので、まずは誰でもクリアできるくらいの壁にしましょう。
教わる人にとっても当たり前になることが大事です。
意味を見出してあげよう
これはこうしてこうやればいい
そんなふうに教えていませんか?
これでは、
- なぜそれをしているのか
- 何のためにこれをしているのか
がわかりませんよね。
大事なのは、
それを行う意味
です。
教わる側も、なぜやっているのかわからなければ理解しづらいですよね。
意味を見出せなければ苦痛でしかない
出典:「当たり前だけどなかなかできない教え方のルール」より
のです。
そのため、
- 今何をしているのか
- その行動が何につながるのか
- 何のためにやっているのか
なども教えましょう。
それに、何をしているかわからないと応用ができません。
今、自分が何をしているかわかっているから、
こうすればもっと良くなるんじゃないか
ここに使えないかな
などの応用を考えることができるようになるのです。
ただやるだけでは、できるようになるのはその行動のみです。
意味を教えて興味を持ってもらいましょう。
成功よりも成長を教える
何かを教える場合、最終目的はもちろんゴールです。
つまり、成功ですね。
しかし、成功ばかり教えてはいけません。
なぜなら、
すぐできないことだってたくさんあるから
です。
できない自分を責めてしまうかもしれませんよね。
そこに至る過程も教えるべきです。
その過程も教えることで、
まだ成功に至らなくても成長を感じることができる
のです。
成長を感じられれば、腐らずに続けていけます。
また、成功ばかりに目が行ってしまっていては、過程はどうても良くなってしまいます。
その結果が、ズルすることになってしまうのです。
成功さえすればいいと思ってしまいますからね。
大事なのは、
過程であり、自身の成長
です。
「成功」は必ずしも訪れないが、頑張ったプロセスで「成長」は必ず訪れる
出典:「当たり前だけどなかなかできない教え方のルール」より
のです。
それにより、続けようと思えるのですね。
奥付
題名:「当たり前だけどなかなかできない教え方のルール」
発行日:2009年09月05日 初版発行
著者:田中省三
出典「当たり前だけどなかなかできない教え方のルール」より
まとめ
今回は、
どのように教えれば上手く教えられるか
についての本を紹介させていただきました。
私がこの章で学んだ一番のことは、
挫折を感じさせないことが大事
ということです。
教えられる側にとって一番嫌なのは、
失敗すること・挫折すること
です。
しかし、最初はわからないことだらけですし、失敗することもあります。
その失敗を他の人が通らない道と思わせてしまったら、挫折してしまいます。
そんなふうに思わせてはいけません。
- 最初は失敗しないくらいの壁にする
- 成長でいたところを教えてあげる
これらを教えることで、継続して成長し成功に近づいていくのです。
最初から全部できる人の方が少ないですよね。
できるようになったことなどを教えてあげましょう。
この本では、他に
「教える前に知っておくこと」や「効果的な教え方」
についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
本は、人の知識の宝庫です。
一冊の本を全て取り入れるのは大変です。
そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。
それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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