迷ったときビジョンが道標になってくれます
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
山川和子さんの
「無形の力 インタンジブルが会社を変える 第1章:ビジョン」
です。
タンジブル・インタンジブル
この言葉をあなたはご存知ですか?
私はこの本で初めて聞きました。
タンジブル:有形・インタンジブル:無形
という意味です。
人は誰でも、”インタンジブル”なのものよりも”タンジブル”なものを欲しがってしまいます。
なぜなら、
”タンジブル”なものは目に見え、”インタンジブル”なものは見えない
からです。
目に見えるからこそ欲しくなるものですよね。
目に見えないものは
気にしないと気づくこともできないこともあります。
このように現代は、見えるものを評価し、見えないものの価値にあまり気づけていません。
会社も同じです。
どうしても目先の利益を優先してしまいます。
会社である以上利益を出す必要があります。
なので、これもしょうがないことのように思います。
なので、目先の利益のために無理矢理な営業をしてしまい、信頼をなくしてしまうこともあります。
利益(タンジブル)を得るために信頼(インタンジブル)をなくしてしまうということですね。
しかしそれでは、今は大丈夫でも長くは続きません。
会社は一時の利益よりも長く続けることにこそ価値があります。
だからこそ、
物質優先の価値観を反省し、見えないものの価値を大事にする
出典:「無形の力 インタンジブルが会社を変える」より
生き方が求められるのです。
大事にするためにはまず知る必要があります。
この本では、企業の見えないもの価値には
- Marketability (市場性):売り先が確立しているか
- Potentiality (可能性):将来的、発展的に伸びる可能性があるか
- Creativity (創造性):物創りに限らず、組織や人材にも活かされているか
- Reliability (信頼性):培った信用が対外的に評価されているか
- Originality (独自性):唯一無二のものが創造されているか
- Human Resources (強調性):技術・完成・情熱・ビジョンを一にできる集団であるか
- Vision (ビジョン):会社の使命や価値が、共有され浸透しているか
- Core competence (コア コンピタンス):競合相手を上回る能力を有しているか
があると書かれています。
この記事では、
Vision (ビジョン)
について紹介させていただきます。
Visionとは会社の目標や使命であり、それがみんなに共有されていることが重要です。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- 見えないものの価値を知りたい人
- どうしてもお金などの見えるものを優先して考えてしまう人
ビジョンとは道標
ビジョンは、数あるインタンジブルバリューの中でも、道標となるエネルギーといっても良いでしょう。
出典:「無形の力 インタンジブルが会社を変える」より
どんなに道に迷っても道標があれば、今どうすべきかを考えることができます。
「会社を立ち上げるとき」や「社内での企画を立ち上げるとき」などに常に順風満帆とはいかないでしょう。
意見がぶつかることもあれば、思いもしなかったことが起きることもあります。
その時、道標があれば、
現状と道標から今どうすべきかを考えることができる
のです。
ビジョンとは道標であり、
「最も大切にしたいこと」や「こうありたいと願うもの」
出典:「無形の力 インタンジブルが会社を変える」より
です。
ビジョンを決めることができれば、何を優先的に考えるべきかが理解できるのです。
ビジョンは共有できてこそ価値がある
経営者にビジョンがあっても、全社員が理解していなければ、
ビジョンの存在価値はありません
出典:「無形の力 インタンジブルが会社を変える」より
先時ほど、ビジョンを決めることは大切だと書きました。
しかし、決めるだけではいけません。
それを
関わる人みんなと共有する
必要があります。
なぜなら、
あなたがどんなにすごくても1人の人間
だからです。
会社や商品・サービスを作り上げるとき、全てを一人でやるわけではありません。
そのプロジェクトが大きければ大きいほど、関わってくる人も多くなるでしょう。
自分はその大きな集団のたった一人に過ぎません。
自分だけが道標を知っていて、他の人を誘導するのは大変です。
みんなと道標を共有できていれば、誘導せず一緒に進めます。
なので、みんなが納得できるビジョンをみんなと共有しましょう。
みんなが同じビジョンを持ち、同じ方向を向かなければ、
人々の心を打つ商品はできあがりません
出典:「無形の力 インタンジブルが会社を変える」より
一人で行うことなら良いですが、みんなで行うことなら、
みんな同じ方向を向いていた方がいいですよね。
壮大すぎるものや行動指針はビジョンではない
「あまりにも壮大すぎるもの」や「行動指針」
はビジョンではありません。
なぜなら、ビジョンとは道標であり、そのビジョンから目的を決めるからです。
何かを始める時、まずはゴールとなる目的地を決めますよね。
ビジョン「〇〇な会社」
↓
それにはこんなサービスが必要
↓
そのサービスを作るプロジェクトを立ち上げる
このように、ビジョンからどのような商品やサービスが必要かに繋げられないといけません。
つまり、
目的が設定しにくく、いつまで経っても近づくことすらできない
出典:「無形の力 インタンジブルが会社を変える」より
ものはビジョンではないのです。
例えば、「行動指針」とは
〇〇をします
のようなことですよね。
しかし、なぜその行動をするのかを知らなければ、ただ行っているだけです。
そのなぜに当たるところがビジョンです。
そのなぜをみんなで共有しましょう。
まとめ
今回は、「会社でのVisionの力」についての本を紹介させていただきました。
何か新しいことを始めるとき、常に思い通りに行くのは難しいでしょう。
そんなとき、Vision (ビジョン) は道標になってくれます。
ビジョンを決めておくことで、
「最も大切にしたいこと」や「こうありたいと願うもの」
出典:「無形の力 インタンジブルが会社を変える」より
はなにかがわかります。
意見がぶつかったときや思いもしなかったことには、ビジョンを確認しそのために何をすべきかを決めましょう。
そしてそのためには、みんなが知っている必要があります。
そのために、ビジョンを決めたら必ずみんなで共有しましょう。
そうすることで、
みんなが同じ方向を向くことができる
のです。
この本では、他に「会社における”クリエーション”や”信用と信頼”などのインタンジブルなものの価値」についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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