曲の速さ
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
です。
はじめに
テンポ
ってよく聞きますよね。
この曲のテンポ好きなんだよね
では、そのテンポってなんでしょうか?
今回はそんな、
テンポ
について書かれています。
テンポも曲を演奏するための大事な一つです。
一緒に学びましょう。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- 音楽の勉強をしようとしている人
- 作曲に興味がある人
テンポって何?
それでは、テンポってなんでしょうか?
早いテンポ・遅いテンポなどよく聴きます。
曲のペースとか速さのことかな?
このようにテンポってその曲のどんな速さで聴こえるかのように思っていませんか?
正解です
テンポとは、
音楽・曲の速さ
です。
「拍」の感覚・長さが、速度=テンポ
出典:「中学生・高校生のための吹奏楽楽典音楽理論」より
となります。
つまり、
間が短い
テンポが速い
速い曲に聴こえる
間が長い
テンポが遅い
遅い曲に聴こえる
ということです。
何のためにテンポってあるの?
ではなぜテンポっというものがあるのでしょうか?
答えとしては、
テンポがないとみんな同じようには引けないから
です。
楽譜には音符とか休符があるから、
テンポなんてなくても弾けるんじゃない?
と思いますよね。
私も思っていました。
楽譜を弾くときは、音符だけ見て弾いていました。
そのため、
- 速い曲は8分音符が多い
- ゆっくりな曲ほど全音符・2分音符が多い
と思いませんか?
速い曲ほどたくさん鍵盤を押している感じがあります。
その感じ自体は間違っていません。
実際、8分音符が多いほど引く音が多いのは事実ですからね。
しかし、♩4つでも曲の速さが異なることがあります。
このように、その曲の速さを音符一つがどのくらいの長さかで表すのがテンポです。
ここで一度楽譜を見てみましょう。
どの曲もこのように五本線があってたくさんの音符が書かれています。
でも、誰もが同じ間隔で音を出せるとは限りませんよね?
その間隔は人によってちょっとしたズレがあります。
それを、みんな同じにするためのものがテンポです。
ちなみに♩が1秒って、
結構ゆっくりした曲になります。
どこに書いてある?
テンポは楽譜では主に、
このように曲の最初やテンポの変化する箇所の上に書かれています。
見方としては、
♩ = 60 | 1分間で♩で60回の拍 | ♩の長さは1秒 |
♩ = 120 | 1分間で♩で120回の拍 | ♩の長さは0.5秒 |
♪ = 60 | 1分間で♪で60回の拍 | ♪の長さは1秒 |
このような感じです。
このようにその楽譜での音符一つの長さを数字で表すことで、
同じ速さで音符ひとつ一つを引くことができる
のです。
また、テンポを表すときの代表例としては、
メトロノーム
があります。
一定のリズムでカチカチなります。
こちらは、
テンポを設定してそのテンポに合わせてカチカチ音を鳴らしてくれる
ものです。
こちらにテンポを指定することで、その間隔でカチカチと音を鳴らしてくれます。
そしてそのとき使用する単位が、BPMです。
例えば、
60bpm
1分間で60回の拍
120bpm
1分間で120回の拍
を表します。
bpmはテンポを表すときの単位ということです。
どうやって速い遅いを分けるの?
どんなに速さを数字で表したところで、
1秒で60回とか120回って言われてもピンとこないよぉ
と思いませんか?
私はそう思いました。
そのため、大体の指標を作ってみましょう。
私の中では、
♩= 60より小さい | ゆっくりした曲 |
♩= 60 ~ 120 | 普通くらいの速さ |
♩= 120より大きい | 速い曲 |
という感覚です。
実際、60や120をよく見るためそこから作ってみました。
これ自体はその人の感じ方次第だと思います。
自分なりの指標を作りましょう。
その他の速度記号
テンポの表され方は、音符 = 数字以外にも記号があります。
そのような記号が、
速度記号
と言います。
その記号が、
出典:「中学生・高校生のための吹奏楽楽典音楽理論」より
このような感じです。
この速度記号は、
基本となるのは「中庸の速さで」で、Moderato
出典:「中学生・高校生のための吹奏楽楽典音楽理論より
です。
Moderatoを普通の速さとして、上に行けば遅くなり下に行けは早くなるようになっています。
終わりに
今回は、
テンポ
についての本を紹介させていただきました。
結局のところテンポとは、
各音符の長さを数字で表したもの
です。
数字で表すことによって、
- 作曲した人と同じ速さで引くことができる
- みんなでひとつの曲を弾く時同じテンポで引くことができる
ようになります。
音符ひとつひとつの長さを共有できれば、
大体同じ店舗にすることができますね。
しかし、実際にみんなで演奏した時、ちょっとしたテンポのズレがうまれます。
そのちょっとしたズレが、
リズムに生きたノリを与える
出典:「数と音楽 美しさの源への旅」より
ことにもなります。
これがCDなどと生での違いの一つですね。
二人が全く異なるテンポでは弾いている箇所が大きくズレるためダメですが、ちょっとしたズレはあってもいいこともあるのです。
オーケストラなどでは減らすために、
指揮者さんがいますね。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
奥付
本は、人の知識の宝庫です。
一冊の本を全て取り入れるのは大変です。
そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。
それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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