問題が起きる前に問題を見つけられる人
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
山口周さんの
「NEWTYPE ニュータイプの時代 第2章:ニュータイプの価値創造」
です。
あなたは、今優秀と思われる人はどんな人だと思われますか?
「問題を解決できる人」「言われたことをきちんとやる人」「自分の経験から判断する人」
いろんな人が悩みや問題を抱えています。
それを解決できる人は優秀だと私は思いました。
しかし、はたしてそうでしょうか?
従順で、論理的で、勤勉で、責任感の強い、いわゆる「優秀な人材」は、
今後「オールドタイプ」として急速に価値を失っていくことになるでしょう
出典:「NEWTYPE ニュータイプの時代」より
私が先ほど例としてあげた3つは全て「オールドタイプ」に入っていますね。
では、今後はどのような人が「優秀な人」となるのでしょうか?
今後は、
自由で、直感的で、わがままで、好奇心の強い人材 = 「ニュータイプ」
出典:「NEWTYPE ニュータイプの時代」より
に価値が生み出されると書かれています。
あなたは、「オールドタイプ」と「ニュータイプ」どちらになりたいですか?
私は、迷わず「ニュータイプ」です。
では、なぜニュータイプに価値が生み出されるのでしょうか?
この章では、
ニュータイプの価値の創り方
について書かれています。
誰だって「価値がある」と思われたいですよね。
一緒にニュータイプの考え方から学びましょう。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- 今の仕事が嫌になっている人
- 自分にもっと価値をつけたいと思っている人
問題になる前に問題を見つけられる人
現代は、
問題を解くより「発見」して提案する
出典:「NEWTYPE ニュータイプの時代」より
人に価値があります。
なぜなら、
ネットの普及により”問題”よりも”解決能力”の方が過剰になった
からです。
確かに、悩んだらみんなGoogleさんに聞きますよね。
ネットで検索すればたくさんの答えが載っています。
以前は、どの企業もたくさんの問題を抱えていました。
そのため、問題を解決できる人にこそ価値があったのです。
しかし、今ではある程度の答えはネットにあります。
そのため、現代では、
問題を見出し、他社に提起する人こそがニュータイプとして高く評価される
出典:「NEWTYPE ニュータイプの時代」より
のです。
答えは見つけられるのです。
大事なのは、
問題になる前に問題を見つけられる人
ということですね。
未来は予測せずに「構想」する
問題とは、「あるべき姿」と「現状」とのギャップ
出典:「NEWTYPE ニュータイプの時代」より
「現状」は、今を見ればわかります。
なので、
「あるべき姿」を見ることができる人が問題を見つけられる人
ということです。
「あるべき姿」とは、
「どうなるか」の予測ではなく「どうしたいか」の構想
です。
なぜなら、
重要な局面ほど予測は外れる
出典:「NEWTYPE ニュータイプの時代」より
からです。
この本では、例としてサブプライムローン問題があげられています。
今まで何度も金融危機を経験していても、サブプライムローン問題を予測できた人が少なかったのです。
映画「マネーショート」は、予測できた人の話でした。
実際に、予測できた人はいると思われます。
しかし、少数だったため、あそこまでの金融危機になったと考えられます。
なので、外れるかもしれない「予測」を立てるより、
自分たちの理想を「構想」
しましょう。
「構想」とは、理想であり目標です。
今の「現状」と「目標」の差が問題になるのです。
まとめ
今回は、「現代の優秀な人の価値の創り方」についての本を紹介させていただきました。
今は、ネットの普及により皆簡単に何かしらの答えを見つけられます。
また、その人の答えが自分にとっての答えとも限りません。
なので、
「問題を解決する力」よりも「どんな問題があるかを見つける力」
を持った人のこそ価値があります。
問題が起きる前に、問題を見つけられれば、
問題を起きなくすることだって可能なのです。
しかし、優秀さとは、
その時代において「望ましい」とされる人材
出典:「NEWTYPE ニュータイプの時代」より
のことです。
今は「解決能力が過剰」なため、問題を見つける人に価値があるのですね。
その時、どんな能力が過剰であり希少なのかで、優秀さは変化するのです。
この本では、他に「ニュータイプの競争戦略やワークスタイル」についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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