目的のために情報を選んで一つにまとめる
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
上野佳恵さんの
「過情報」の整理学
第4章:情報を「選ぶ」訓練をする
です。
あなたは、仕事の企画書などで何かを調べるときどのようにしていますか?
私は、Googleで数ページを見て判断します。
私と同じ人多いのではないでしょうか。
今は、
困ったらネットに聞くのが一番速い
とたくさんの人が思っているでしょう。
しかし、それでいいでしょうか?
実は、
ネットに書かれているものをそのまま鵜呑みにするのは大変危険
です。
なぜなら、
ネットに書かれていることが全て正しいとは限らない
からです。
- どこが情報源なのかわかならない
- アンケートと書かれているが少数のアンケートかもしれない
- 誤入力をかもしれない
などがあり得てしまうのです。
1万人と10万人では、入力としては0が一つ違うだけです。
しかし、情報としては大きく変わってしまいますよね。
しかし、今はネットでの情報収集は必要です。
こんなにも大きな情報源をなくすのは、
時間も量もかなり不利になってしまいますよね。
なので、
情報を見極める力
出典:「「過情報」の整理学」より
が必要です。
この章では、
情報の選び方
について書かれています。
誰でも「情報を探す」ことはできます。
その中から、「情報を選ぶ」ことができるようになりましょう。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- ネットで調べたけれども、どれが必要なデータかわからない人
- 何も考えずに、全てコピペで済ませてしまっている人
時期や対象・調査方法の違いに気を付ける
情報をネットで探すと、
異なった結果が出てきてしまう
ということがよくあります。
この場合、
「最初に見つけたから」「複数のページで載っていたから」
という理由で選ぶのは危険です。
なぜなら、
調査した時期や対象の違い
出典:「「過情報」の整理学」より
があるからです。
なので、
なぜその情報を必要としているのか
出典:「「過情報」の整理学」より
を理解してから探す必要があります。
- どの時期のデータが欲しいのか
- 何に使いたいのか
などを先に理解していれば、それに合った情報を探すことができます。
つまり、
背景をきちんと把握し、データを読みこみ、
そして、自分の目的に従ってどの情報をどのように使うのか
出典:「「過情報」の整理学」より
を判断しましょう。
情報はまとめるために集める
先ほども書きましたが、
今は情報過多な時代
です。
集めようと思えばたくさんの情報を集めることができます。
その中から、どれが正しいかを見つけようとしていませんか?
しかし実際には、
正解に近い、もしくは正解に近づく手がかりとなる複数の情報を組み合わせて、
そこから自分なりの答えを導き出す
出典:「「過情報」の整理学」より
必要があるのです。
どのデータも正しいのです。
ただ、状況が異なるため、違う結果になっただけです。
調べる時、誰でも集めたデータから正しい1つの答えを探しがちです。
しかし、
集めたデータから欲しい結果を導き出すためにまとめる
ことをすべきなのです。
「1・2・3」の中からどれが答えかを探すのではなく、
「1・2・3」を組み合わせて答えを導き出すということです。
情報は説得のための材料
情報は集めただけでは価値を生まない
出典:「「過情報」の整理学」より
ここまでで、情報はまとめるものだとお話ししました。
しかし、
そのまとめた情報がどのような意味を持っているのか
がわからないと相手に納得してもらえません。
「〇〇の結果、このようになりました」と伝えても、
「だから何?」と返ってきそうですね。
もちろん、ここまででたくさんの情報から目的のためにまとめたと思います。
それだけで、信憑性のある情報になっているでしょう。
しかし、相手が欲しいのは
信憑性のあるまとまった情報ではない
はずです。
欲しいのは、
その情報がどういう意味を持っているのか、そこから何言えるのか
出典:「「過情報」の整理学」より
です。
それは、まとめているときにできているはずです。
なぜなら、
その意味を伝えるために一つにまとめた
のだからです。
その情報を選んだ理由があるはずです。
その理由と今回の結果から何が言えるかは、出てきます。
まとめ
今回は、「情報の選び方」についての本を紹介させていただきました。
今は、
情報は軽い
出典:「「過情報」の整理学」より
と言われています。
それくらい簡単にネットに載せることができますし、
手に入れることもできます。
なので、軽い情報の中から一つの情報を選んではいけません。
その情報を組み合わせて、自分達に必要な情報にまとめるために「選ぶ」のです。
つまり、
目的のために幾つかの情報を選んでまとめる
のです。
コピペしただけではいけないということです。
たくさんの選択肢の中から一つの「正しい」情報を選ぶのではなく、
たくさんの「正しい」情報の中から、必要なものを複数選んでまとめましょう。
この本では、他に
「みんなとは誰のこと?」や「情報のウラを読む」
についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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