相手の話題を聴くことが大事です
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
中村有さんの
「やさしくできる傾聴」
第2章:傾聴の具体的な「ワザ」 ~聴くための「方法論」~
です。
後輩や友人が悩んでいる
その時あなたならどうしますか?
自分は話すのが下手だから何もできない
と思っていませんか?
それでは、いつまで経っても信頼関係は築けません。
大事なのは、
きちんと「きく」
出典:「やさしくできる傾聴」より
ことです。
きちんと「きく」ことが傾聴です。
悩んでいる人にとっては、解決してくれることが一番ですが、毎回そうはいきませんよね。
なので、
悩みをちゃんと聴いてあげられる
ようになりましょう。
自分の話を聴いてくれる
それだけで嬉しいものですよね。
この章では、
ちゃんと「きく」ための準備
について書かれています。
「どんな悩みも解決する」のは難しいですよね。
なので、「どんな悩みもちゃんときく」人を目指しましょう。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- 友人や家族が悩んでいる人
- 後輩ができた人
- 周りに信頼されたい人
”聴く自信”を持とう
相手が欲しいのは、あなたの自信です。
出典:「やさしくできる傾聴」より
相手の話をちゃんときくのに、一番大事なことってなんだと思いますか?
それは、
相手に話してもらうこと
です。
話してもらわないと「きく」ことができませんよね。
そして、自信があるように見える人とないように見える人なら、どちらに悩みを聞いてもらいたいですか?
自信があるように見える人
と思う人が多いですよね。
つまり、悩みなどを話してもらうには、
「この人になら話せる」と自信があるように見せる
必要があります。
また、本書では、自信のある自分が
本当の自分でなくても大丈夫!
出典:「やさしくできる傾聴」より
とも書かれています。
大事なのは、
自信があるように見えること
です。
そう見えることで、相手に
この人になら話せる
この人はちゃんと自分の話を聴いてくれる
と思ってくれて悩みを話してくれるのです。
まずは、
聴き手の安心感 (= 聴く自信)
出典:「やさしくできる傾聴」より
を持ちましょう。
話題は相手が持っている
主役の「話し手」は自分ではなく相手
出典:「やさしくできる傾聴」より
もし、後輩が悩みを話してくれるようになったとしても、
自分は話題が少ないし無言の間が苦手だから嫌だ
と思っていませんか?
まず第一に、相手が悩みを話してくれたときは、
聴く必要があるのは相手が出してくれた話題のみ
出典:「やさしくできる傾聴」より
です。
つまり、
新しい話題は相手も求めていない
のです。
大事なのは、「新しい話題」ではなく
「もっと聴くこと」です。
そのため、
今聴いたことの確認や気になったことをもっと聴く
ようにすれば良いのです。
話題を変えた方が、「ちゃんと聴いてくれていない」
と思われてしまうかもしれませんよね。
悩みを話してくれた時、
話題は相手の持っている悩みのみで良い
のです。
話を逸らさず、「聴く」ことに集中しましょう。
「はい・いいえ」以外の質問をしてみよう
相手の話を聴く時、自分のから質問することがありますよね。
その時に、
「はい・いいえ」以外で答える質問をする
ようにしましょう。
英語での、
When
いつ
Where
どこで
What
何が
Why
なぜ
How
どうした
などで聴くと言うことですね。
これにより、
長文でしっかり答えてくれ、話題がより深い内容に変化していく
出典:「やさしくできる傾聴」より
のです。
しかし、「なぜ」を多用しすぎない方が良いそうです。
なぜなら、
多用すると相手が一人で考え込んでしまう
出典:「やさしくできる傾聴」より
からです。
「ちゃんと聴く」ことの目標は、
一緒に考えていると相手に思ってもらうこと
です。
相手を一人ぼっちにはさせないようにしましょう。
奥付
題名:「やさしくできる傾聴」
発行日:2010年08月25日 第1版第1刷
著者:中村有
出典「やさしくできる傾聴」より
まとめ
今回は、
「ちゃんと聴く」ための準備
についての本を紹介させていただきました。
私がこの章を読んで一番学んだことは、
話題は相手が持っている
と言うことです。
私も、以前後輩が悩んでいる時に、
自分の知らないことだったため自分でなく他の人に聴く
ことを勧めました。
自分には畑違いで、
いいアドバイスができないと思ったためです。
しかし、結局その後輩は勧めた人に聞きに行けず、長い間悩んでいたそうです。
たとえ畑違いの話でも、
聞きに来てくれたのだから「ちゃんと聴く」ことをしてあげれば良い
と言うことです。
畑違いでも聴いてあげましょう。
相手から来てくれたんですから。
この本では、他に
「傾聴するための心構え」や「傾聴用法」
についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
また、
傾聴についてはこちらでも紹介しています
よろしかったらどうぞ
本は、人の知識の宝庫です。
一冊の本を全て取り入れるのは大変です。
そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。
それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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