考・交・耕
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
です。
はじめに
あなたはモノに触った感覚を気にしたことありますか?
大体の人は、目・鼻などを使ってたくさんのものを判断します。
自分で触っていてもどんな形かなどは気にしないですよね。
なぜなら見ればわかるからです。
しかし、
さわることを意識することでしか得られないもの
もあります。
著者の広瀬さんは、目で見ることができません。
だからこそ気づけたさわることで得られることがあるのです。
この章では、
さわることで得られること
について書かれています。
目が見えないから得られたものでしょ?
と思いましたか?
そんなことはありません。
さわることとは、目の見える人にもできることです。
確かに目はたくさんの情報をくれますが、さわることでも得られるものもあります。
意識しないと目で判断してしまいます。
そのため、一度触覚を意識してみましょう。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- 目が悪くなってきた人
- さわることを今まで意識してこなかった人
- 説明するのが苦手な人
考えながら情報が得られる
さわることで得られるものの一つは、
考えながら情報を得ることができる
ことです。
普段、モノを判断する場合、目を使って見て判断します。
それが一番楽ですね。
見て判断するため、考える必要がありません。
そのため、
そんな形してるんだなぁ
このように得た情報は見えたもののみです。
しかし、さわることを意識した場合はどうでしょうか?
さわっていると、
あれを触った感じと似てるなぁ
それと意外と重いなぁ
と頭で考えながら情報を得ようとします。
これにより、
手と頭の両方を使って自分から情報を得ようとする
ことができるのです。
では、そのモノが目の前にない場合、他の人にどう伝えますか?
写真を見せる・ググるは無しでお願いしますw
さわることを意識していなければ、
丸に似てて色は・・・
と見た目のことしか伝えられません。
しかし、さわることを意識していれば、
触った感じは〇〇と同じような感じで、
××と同じくらいの重さで・・・
と他の人に触った感じも伝えることができます。
全身で感じられるようになる
さわることで得られるものの二つ目は、
全身で音やモノを感じれるようになる
ことです。
さわることができるのは、何も手だけではありません。
さわることは皮膚感覚といって、
全身で感じることができる
出典:「さわる文化への招待」より
のです。
基本誰でも、
- 見えるモノは目
- 聞こえる音は耳
で感じます。
しかし、さわることを意識していれば、
音やモノも全身で感じる
ことができるのです。
それにより、聞いた音楽などでも、
すごい緊張感のある感じがする
ゆっくりした曲調でも、すごい勢いを感じる
など耳だけでは感じられない豊かな感じ方を経験することができます。
触覚を耕せる
さわることで得られるものの三つ目は、
さわる感覚を耕せる
ことです。
ほとんどの人は、
- 目で見る
- 耳で聞く
- 口で味わう
- 鼻で嗅ぐ
ことが多いです。
では、赤ちゃんなど小さい子はどうでしょうか?
赤ちゃんは知らないモノがあればすぐさわりたがります。
口でさわることもありますよね。
このように、
一般に人間は成長とともに触覚を使用しなくなる
出典:「さわる文化への招待」より
のです。
目や耳の方が楽だし正確であることを、
知っているからですね。
そして、使用しなくなった触覚はだんだん眠りに入ります。
その結果どんどん触った時の感覚が弱まっていきます。
そんな弱まって触覚を耕すには、触覚を使用するのが一番です。
- いつか視力が弱まるかもしれない
- 停電などで真っ暗になるかもしれない
そんな時のためにも触覚を耕しておきましょう。
終わりに
今回は、
さわることで得られること
についての章を紹介させていただきました。
さわることを意識することで、
- 考えながら情報が得られる
- 全身で感じられるようになる
- 触覚を耕せる
の三つが得られます。
この三つを本書では、
考える
考
感覚を交わせる
交
耕せる
耕
の三つで”3こう”と紹介されています。
友人に、その人が見たことないものを言葉で伝える時に困ったことありませんか?
私は大の苦手です。
なんて言えばいいか出てきません。
いろいろなモノを触ることを意識することは、
自分の見たものを言葉で誰かに伝える時に必要なこと
だと思いました。
この本では、他に
「点字」や「気づきと築き」
についてなどが書かれています。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
奥付
本は、人の知識の宝庫です。
一冊の本を全て取り入れるのは大変です。
そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。
それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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