抽象化と構造化
こんにちは、一生と言います。
今回ご紹介する章は、
山口周さんの
「独学の技法」
第3章:知識を使える武器に変える
です。
はじめに
色々なことを学ぶためには、
- 本読んだりして頭に入れる「インプット」
- 友達に話したりブログに乗せて復習する「アウトプット」
が大事とよく聞きます。
それを続ければ、その知識は自分のものになり、日々成長を実感できます。
読むだけではなかなか頭に入ってこないということです。
しかし、その知識に応用力を加えると、インプット・アウトプットのみをした人よりもさらに前に出ることができることもあります。
[世界中でそこに気づいたのは自分だけ!]ということにまでなるかも
その様な、知識を他分野などに移し替えて考えてみるために必要なことが
抽象化・構造化
であると書かれています。
それではよろしくお願いします。
こんな人にオススメ!!
- なかなか読んだことを覚えられない人
- 勉強が苦手という人
- 覚えたことを利用するのが苦手な人
抽象化・構造化の考え方
抽象化とは
抽象化とは、
細かい要素は捨ててしまい、
本質的なメカニズムだけを抽出すること
出典:「知識戦闘力を高める独学の技法」より
です。
つまり、
一つの正解を他の分野でも使えるように条件を広くして、
「~かも」にすること
です。
「~かも」なので仮説になります。
構造化とは
構造化とは、
抽象化した仮説を他分野に援用して考えること
出典:「知識戦闘力を高める独学の技法」より
です。
つまり、
先程の「〜かも」が、他の場合ではどのような結果が出るか
を考えることです。
その結果が○であっても×であっても、それはあなた自身で検証し確かめたことであり、内容次第では他の人が知らない武器になる可能性があります。
なぜインプット・アウトプットしても幅広く活かせないのか?
では、なぜインプット・アウトプットだけではダメなのでしょうか?
なぜなら、
覚えただけでは他の分野に置き換えられないから
です。
インプット・アウトプットすれば、その知識はあなたの頭に入っていきます。
その結果、何度もその問題・似たような問題を解くことはできるでしょう。
しかしそれでは、他の条件の時や他の分野において自分で考えていません。
例えば、
インプットしたことにより、[a=b]を知ったとします。
そして、アウトプットしたことにより、[a=b]が頭に入り、知識になります。
しかし、わかったのはそれのみで、それ以外のことに活かすことができません。
それを抽象化し、構造化した場合、自分が考えた条件下での知識にも広がり、同じ本を読んだ人よりも前に出ることができます。
どうすれば抽象化・構造化できるようになる?
では、どうすれば抽象化・構造化できるようになるでしょうか?
本書では、
抽象化は場数を踏むしかない
こうすればうまくいくという方法はなく
「ふわっ」とひらめくもの
出典:「知識戦闘力を高める独学の技法」より
と言っています。
つまり、
抽象化できるには近道はない
ということです。
やらないと得られないし、やっただけ得られる可能性は高くなると私は考えました。
なので、今はただインプットするときはただ丸暗記するのでなく、「つまり、~とういこと?」など、色々考えながらしていきます。
いろんなことを「つまり~」で考えてみましょう。
まとめ
今回は、「知識戦闘力を高める独学の技法」の第3章について書かせていただきました。
この本は他に「インプット」「ストック」といったことも書かれています。
私のようにインプットばかりの人や、アウトプットもしているが使える知識になかなかならなくて困っている人には、すごく学べる1冊です。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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