必死に学んでいる皆さんへ|茂木健一郎『忘れるだけでうまくいく脳と心の整理術』[第4章 忘れるとは、整理されていること]

勉強

頭も休ませてあげましょう

こんにちは、一生と言います。

今回ご紹介する章は、

茂木健一郎さんの

「忘れるだけでうまくいく脳と心の整理術」

第4章:忘れるとは、整理されていること

です。

私はすぐに記憶できる方ではありません。

「記憶力のいい人間になりたい」「もっと早く多く記憶できたら」と考えていた時期もありました。

今でも、勉強するときはそう思う時があります。

しかし、著者の茂木さんは「はじめに」で、

思い切って過去を忘れることでうまくいくことは、実は世の中にたくさんあります。

忘れることで脳に空白ができ、新しいことを考え出せる余地が生まれるからです。

出典:忘れるだけでうまくいく脳と心の整理術より

とおっしゃっています。

私はここを読んで、

忘れたら、脳に余裕ができるかもしれないけれど、

覚えていないからやる前の自分と同じ

だからダメ

と思いました。

しかし、この本を読んでいくと、

「忘れる」=「覚えていない

ではないことを教えてくれます。

それではよろしくお願いします。

こんな人にオススメ!!

  • 必死にたくさんのことを覚えようとしている人
    • 将来のために学ぶことを続けている人

忘れたいことほど忘れられない

茂木さんは、

人間の記憶は、大脳にある側頭連合野に一度蓄えられる。

一度そこに蓄えられた記憶は、実は永久に脳から効き得ることはないといわれています。

出典:忘れるだけでうまくいく脳と心の整理術より

とおっしゃっています。

よく、忘れたいことほど忘れられないといわれます。

それは、「忘れたい」と考えるたびに、「思い出している」からです。

何度も思い出すことにより、記憶が強化されてしいます。

忘れたい記憶にとらわれるよりは、いっそのこと他のことに熱中することで、

「今、ここを生きる」ことに没入することができる。

出典:忘れるだけでうまくいく脳と心の整理術より

つまり、忘れたいと思うことを「忘れる」のです。

こうして、自分の脳に少しでも余裕を作りましょう。

身につけるには”脳の整理”が不可欠

自分の身についたことは、もはや意識する必要はない

出典:忘れるだけでうまくいく脳と心の整理術より

我々は母国語を使うとき意識しません。

なぜなら、意識して覚えたものでなく自然と身に付いたものだからです。

そして、意識しながら覚えていると、どうしても思い出す時も意識してしまいます。

つまり、思い出せないと、その知識を使うことができません。

なので、自然と身につけることを目標にしましょう。

そして、それには”脳の整理”が不可欠です。

本当に身についたものは忘れてしまうのです。

覚えていることを忘れても、それができる。

忘れるということは、覚えたことがすでに脳の中に整理されているということです。

出典:忘れるだけでうまくいく脳と心の整理術より

脳を整理するための”歩行禅”

著者の茂木さんは、

定期的に”歩行禅”を行うことにしています。

ひたすら無の境地で歩くのです。

出典:忘れるだけでうまくいく脳と心の整理術より

とおっしゃています。

”歩行禅”の目的は、頭を空っぽにすることです。

なので、音楽を聴きながら出会ったり、誰かと話しながらでなく、一人で静かに歩くのが良いです。

しかし、耳栓をするなど無理矢理遮断する必要はないそうです。

ボーッと歩いていたり、ぼんやり座っている時こそ、脳のメンテナンスを行ってくれるのです。

出典:忘れるだけでうまくいく脳と心の整理術より

必死な人ほど常にいろいろなことを考えてしまうと思います。

しかし、そんな時こそ一度立ち止まり、数分でもいいので、全て忘れて頭をメンテナンスしましょう。

ずっと働き続けている頭に1度休んでもらうのもいいと思います。

まとめ

今回は、忘れることの大切さについての本を紹介させていただきました。

最初にも書きましたが、私はこの本を読むまで「忘れること」=「覚えていないこと」とお考えていました。

しかし、この本のおかげで「忘れる」=「覚えていなくても使える」という考えができるようになりました。

そして、そうなるためには、たまに頭をメンテナンスしてあげないといけません。

そのメンテナンスも、今考えていることを「忘れる」ことが大切です。

この本では、他に「行動して記憶の整理をする方法」や「心を整理する練習」についてなどが書かれています。

この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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