リーダーになったらすべきこと|落合博満『落合博満アドバイス 指導者に明かす野球の本質』

ビジネス

一定の結果を残すまで根気強く伝え続けよう

こんにちは、一生と言います。

今回ご紹介する章は、

です。

はじめに

落合博満さん

野球好きの方なら知らない人はいないでしょう。

元中日ドラゴンズの監督で、4度の優勝・1度の日本一・全ての年をAクラスの上昇軍団の監督です。

まさに、結果を出すチームを作ったリーダーの一人です。

この章では、

上に立つものがなすべきこと

について書かれています。

本書は野球の話がメインです。

しかし、仕事や指導にも置き換えられることが多いです。

Aくん
Aくん

リーダーになったけど何をすれば良いんだろう

Bさん
Bさん

まとめ役にやっちゃった

どうしよう・・・

と不安に思っている人はぜひ読んでみてください。

それではよろしくお願いします。

こんな人にオススメ!!

  • 初めてリーダーになった人
  • リーダーという立場が不安に思っている人
  • リーダーって何をすれば良いかわからない人

具体的には褒めない

リーダーがすべきことに一つは、

褒める時に具体的には褒めないようにする

です。

リーダーと言えば、チームのみんなのやる気を出させることも仕事に一つです。

そんな時どうやってやる気を出してもらいますか?

Aくん
Aくん

ご褒美で釣る

Bさん
Bさん

メリットを伝える

などいろいろ思い浮かびます。

その中の一つに、

褒める

というのもあります。

人は褒められると、

「もっとやろう」「もっと褒めてもらおう」

と俄然やる気を出します。

一生
一生

私も褒められるのは大好きですw

しかし本書で落合さんは、

具体的な表現を加えてしまうようなことは避けるべき

出典:「落合博満アドバイス 指導者に明かす野球の本質」より

とおっしゃっています。

例えば

これができるようになったら、昇進できるよ

この問題を解決できるようになったんだから、君もチームを任せてもらえるよ

このように具体的なことまで話してしまうと、もしなれなかった場合、「あの人は約束を守らない」となってしまうかもしれません。

また、

「君ならできる」「君には期待しているよ」

という言葉も危険です。

なぜなら、その言葉を言われなかった人は、

Aくん
Aくん

自分は期待されていないんだ

と思ってしまうかもしれません。

一生
一生

自分はそのつもりがなくても、思ってもいない形で伝わってしまうものです。

そのため、褒めるときは「ここができるようになったね」や「ここが良くなったよ」などそこまで具体的に褒めないようにしましょう。

一生
一生

それだけで十分嬉しいです。

「叱る」のではなく「教える」

リーダーがすべきことに二つ目は、

「叱る」ではなく「教える」

です。

まず最初に、

ミスした選手を叱ることに意味はない

出典:「落合博満アドバイス 指導者に明かす野球の本質」より

です。

よく失敗した人に向かって、

Aくん
Aくん

なんでこんなことができないんだ!

と叱る人がいます。

それ行為に意味はありません。

なぜなら、叱ったことで次できるようになるわけではないからです。

一生
一生

逆に「もう失敗できない」と固くなってしまいそうです。

誰だって一度や二度の経験で身につかないこともあります。

それなのに、1回にミスで叱ってしまったら、次やる時に怖くなってしまいます。

一生
一生

普段通りにもできなくなってしまいます。

大事なのは、

「なぜ失敗したのか」「どうすればその失敗はなくせるのか」を教えること

です。

誰にでもミスや失敗はあります。

その失敗から何かを学んで成長にしてもらうこと

がリーダーのすることなのです。

一生
一生

そのためにも教えてあげましょう。

教える時はちゃんと確認する

リーダーがすべきことに三つ目は、

教える時はちゃんと確認する

です。

リーダーは周りに「何をすればいいか」「どのようにいすればいいか」を教えることもあります。

その時、

Aくん
Aくん

ちゃんとわかってるかなぁ?

と思うこともあります。

そんな時のために、

伝えたことをちゃんと相手に確認する

ようにしましょう。

自分の言ったことが、全て同じように相手に伝わることは難しいです。

一生
一生

初めて教わることなら尚更です。

例えば
一生
一生

AをBしてCにしてね。

Aくん
Aくん

Bってどういうことなんだろう?

とにかくAをCにすればいいんだな

と考えてしまうこともあります。

それでは、言った通りのやり方ができるとは限りません。

一生
一生

B以外のやり方をしてしまうかもしれません。

また、なぜそうするのかを教えるときも同様です。

なぜなら、

そのなぜを相手が理解できていなければ、

また同じ結果になってしまうかもしれない

からです。

例えば
一生
一生

これは〇〇するからこうなるんだよ。

Aくん
Aくん

はい、分かりました。 (〇〇てどういうこと?)

このようにその場ではわかったふりをして終わらせてしまうこともあります。

一生
一生

それでは成長するのが難しいです。

ちゃんと理解した上で頑張って欲しいですね。

そのため、

教える後、ちゃんと自分の口でもう一度伝えてもらう

ようにしましょう。

そうすることで、

  • ちゃんと理解しているかがわかる
  • 間違っていたらどこが理解できていないかわかる
  • 本人が頭の中で再確認できる

のです。

教える時は、

一定の結果を残すまで根気強く伝え続ける努力をしなければ、

指導者が責任を話したことにはならない

出典:「落合博満アドバイス 指導者に明かす野球の本質」より

のです。

一生
一生

ちゃんと伝わるまで伝え続けるのがリーダーの仕事です。

終わりに

今回は、

上に立つものがなすべきこと

についての本を紹介させていただきました。

この記事では、

  • 具体的には褒めない
  • 「叱る」のではなく「教える」
  • 教える時はちゃんと確認する

の三つを紹介しました。

ここから見るに、

リーダーに大事なことは対人力

だということです。

自分がどれだけできるかよりも、周りにどれだけ良い影響を与えられるかが大事です。

この本では、他に

「勝負論」や「練習論」

についてなどが書かれています。

この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。

奥付


本は、人の知識の宝庫です。

一冊の本を全て取り入れるのは大変です。

そのため、何か一つでも自分に取り入れてみましょう。

それだけで、自分の成長が見え、とても楽しいですよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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